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制御機器の高度化に思うこと。特にインバータ

沖縄県で工場設備、機械の制御設計・施工を中心に行っている合同会社沖縄FAEです。

今回はモータの制御に使われるインバータについて思ったことを書きたいと思います。


本記事の前提条件。

否定的なことも書きますが、どのやり方が正解とかはないと思います。
自分に合った方法、現場にあった方法を都度選択し続けることが大切だと思います。
そのためにも自分が分かりやすい方法を模索・勉強し続けることが大切だと思っています。

最近のインバータについて

最近のインバータは非常に性能が上がっています。
パラメータの調整次第でいろいろな制御ができます。
コンフィグレーションソフトを使えば、インバータの状態、モータの状態がモニタリングできるようになっています。

インバータを更新するために

三菱電機製インバータ。
6台を更新することになりました。

インバータのパネルで1個ずつパラメータを確認してもいいのですが、インバータ1台あたりのパラメータ数も多く、手間がすごくかかるのでコンフィグレーションソフトFR Configurator2を使用しました。

パラメータの確認方法はどうするか

1.操作パネルを使った従来のやり方

インバータ表面の操作パネルのボタンやダイヤルを使ってパラメータを呼び出し、内容を確認する方法です。
従来のやり方で、パラメータが増えてきた昨今では結構骨が折れる作業になってきています。
読み出したパラメータ値を紙に手書きで控える作業も発生します。

2.コンフィグレーションソフトを使ったこれからのやり方

インバータ表面のMini-BタイプUSBポートがありますので、パソコンと接続しコンフィグレーションソフトでパラメータを吸い出す方法です。
パソコンとソフトを持っていなければできない作業ではありますが、短時間で大量のパラメータを確認できるので便利ではあります。

従来のアナログ的作業か、PCを使ったデジタル的作業か

今回、コンフィグレーションソフトFR Configurator2を使用しましたが、もちろん、コンフィグレーションソフトを使用しなくてもパラメータの確認はできます。

インバータ表面のボタンを使用すればいいです。
ですが、現場での確認時間や読み出したパラメータ値を紙に控える作業を考えると効率が悪いと考えました。

パソコンではなく紙を持って、現場でひとつずつ操作するか。
→アナログ的作業

パソコンを持って、コンフィグレーションソフト上で一括で操作するか。
→デジタル的作業

まとめ

今回は効率を考えてコンフィグレーションソフトを使用しました。

どちらの作業も善し悪しがあります。
事前準備ができるときはコンフィグレーションソフトを使用すればいいし、突然依頼され準備時間が無いときは現場で操作すればいいし。

パソコンを使えば効率よく作業ができる

このことを知っておくだけで、仕事の選択肢が増えると思います。

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最後までお読みいただきありがとうございました。
これからもFAやPLCに関する情報を発信していきますので、よろしくお願いします!!

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