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光電センサの国産化作業~工事事例紹介~


事前注意事項

お客様のトラブル状況、稼働状況、経営状況がバレてしまうので、時差投稿しています。また、お客様にも社名、設備全景を出さないことを条件にアップすることの了承を得ています。

今回の事例

セメントや業務用小麦粉などを入れる紙袋を製造されているお客様。
ロール状の紙を定寸でカットするためのマークを検知するセンサの感度が悪くなっているので、現場を見てほしいと連絡がありました。

センサはSICK。ドイツのメーカーです。
センサは使い続けて約15年。装置メーカーが入れてきたものです。


装置を動かし続けているとだんだんとカット位置がずれてくるので、このセンサの素子が悪くなっているのか、感度調整のボリュームが効かなくなっているのかという理由でした。


既設品は生産・販売終了していました。
同じSICK製の現行品に置き換えてもよかったのですが、この機会に国産メーカーに置き換える検討をすることになりました。

今回、オムロン製のカラーマーク用光電センサであるE3S-DSN21を採用しました。

https://www.fa.omron.co.jp/data_pdf/cat/e3nx-ca_e3s-dc_samc-009_1_14.pdf?id=3531

結果として、置き換え大成功でした。

メーカーを変えるメリット

今回、海外メーカーから国産メーカーに置き換えることで下記のメリットがありました。
・金額が安くなった(インターネット価格90,000円→44,000円)。
・納期が安定する。
・センサ設定が楽になった。

一番大きな点は金額が安くなった点です。
SICK製はインターネット上で90,000円で出ていました。
それがオムロン製では44,000円で出ています。
この差は大きく、お客様も満足されていました。

また、オムロンは国内では様々な商社が取り扱っているので、たとえ弊社が対応できない時でも入手が可能なので、安心して使い続けることができます。

メーカーを変えるデメリット

逆に、海外メーカーから国産メーカーに置き換えることのデメリットですが、今回の場合はありませんでした。
一般的には外形寸法や取付寸法が違っていたり、配線が違っていたりします。
今回の場合、その辺りが全て当たっていました。
しいて言えば、マニュアルが英語なので、それを解析しながら新しいセンサを探すのに手間取ったぐらいです。

まとめ

弊社では今回のように、海外メーカーから国産メーカーへの置き換えでも、国産メーカー同士の置き換えでも対応しています。

特に10年以上使い続けているセンサは性能や使い勝手が向上していることが多いです。
元気に使えているセンサを無理して交換する必要はありませんが、交換のタイミングでメーカーを見直すことは現場の付加価値向上のためになると考えているため推奨しています。

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最後までお読みいただきありがとうございました。
これからもFAやPLCに関する情報を発信していきますので、よろしくお願いします!!


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