![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/85742610/rectangle_large_type_2_61458008efa7ccdeb118ff0673c1e92f.png?width=1200)
Photo by
dorobouneco
日米友好のシンボル・ポトマックの桜 11
玉杯に受けるのは桜の花びらでなければ日本の詩になりません。この歌の4年後に作られた第三高等学校の逍遥歌 ♪紅萌ゆる岡の花♪ の花もおそらく桜だったのでしょう。
この二つ目からの三つの詩に「月」が出てきますが、煌々と冴え渡る秋の月ではありません。説明がなくても、日本人は桜の花に似合う朧月を目に浮かべます。そして桜といえばまず、葉でもなく、実でもない、花です。
出典:著者 石田三雄 発行:NPO法人近代史日本の創造史懇話会