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日米友好のシンボル・ポトマックの桜 1

はじめに
ワシントンのポトマック湖畔に日本のさくらが植えられてから来年(2012)でちょうど100年になります。大きい池を巡って植えられているその桜、満開の時期になると毎年多くの観光客が訪れ、新聞やテレビで世界中に報道されます。
わが国でこの桜のことをが話題になると、「あれは昔、尾崎東京市長が日米親善のために寄贈したのだ」と大方の人は答えます。しかし、この桜の寄贈と植栽の歴史は、それほど単純なものではありませんでした。
読者がおどろかれるほどの紆余曲折は、太平洋戦争前後の政治情勢をも考慮に入れなくては解明できないものでありました。
2011年10月20日   石田三雄

 出典=著者 石田三雄  発行:NPO法人近代史日本の創造史懇話会

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