「日米友好のシンボル・ポトマックの桜」連載の意義
ワシントンD・C,ポトマック湖畔の桜は、1912年に日米の平和と親善の象徴として日本から贈られたものである。
この寄贈は紀行作家シドモア女史、当時のタフト大統領の夫人。尾崎行雄東京市長をはじめ、日米双方の多くの方々の尽力によって実現したものであった。
1909年2000本の桜の苗木が最初の寄贈であったが、翌年現地ワシントンに届いたものの、害虫被害によりすべて焼却処分になってしまった。
そこで、1912年に3,020本桜の苗木が再び贈られ、無事に到着、同年3月27日にタフト大統領夫人と当時の珍田いは(珍田いわ)、駐米大使夫人によって植樹式が行われた。この時、贈られた桜は、兵庫県のヤマザクラを台木にして、東京の荒川堤のさくらから採った枝を(穂木(ほぎ))を接ぎ木した。
このような日米友好のシンボルであるポトマックの桜を成功事例としての精神に学び、2050年にはアジアをはじめ、海外からの観光客と国内観光客を含め、3,000万人達成を目標に掲げ、沖縄においても国際友好親善として桜の記念植樹により、沖縄を国際交流拠点として位置づけるための記念植樹を実現させたい。
このような視点から石田三男著書の日米有効シンボル・ポトマック桜を連載することにした。どうかご期待下さい。