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日米友好のシンボル・ポトマックの桜 3
1.華盛頓(ワシントン) 夢は正夢に
ホワイトハウスから1通の封書を、胸をドキドキさせながら、もどかしく開封して、とうとうやったわ!と1人の淑女が心の中で叫びました。
この瞬間、「ワシントンに日本の桜並木を」と足かけ25年間訴え続けてきた一人の米国人女性の夢が現実のものとなりました。
彼女の名はエライザ・シッドモア)、時は1909(明治42)年4月7日です。
当時日本政府の公文書には、米国首府ワシントンは「華盛頓」、ニューヨーク市は「紐育」、そして大リーグの天才野球選手イチローで有名になったシアトル市は「沙市」と書かれていました。
出典=著者 石田三雄 発行:NPO法人近代史日本の創造史懇話会