科学的にパラレルワールド
「パラレルワールド」というとすぐに「そっち系の話か」と思われるかもですが、今回はちゃんと科学的なお話です。
まずは一冊の本をご紹介します。
この本の著者の肩書は、
カリフォルニア大学バークレー校教授。バークレー理論物理学センター長。ローレンス・バークレー国立研究所上席研究員、東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構連携研究員、理化学研究所客員研究員を併任
ということですから、頭の固い方たちもぐうの音が出ないかと思います。
この本は、宇宙というものは我々の宇宙ただ一つだけでなく、観測できない無数の別の宇宙が存在するという概念(マルチバース)を説明する本です。
著者はとてもわかりやすく書いてくれているとありましたが、本の中盤くらいからはちょっと難しくてついていけませんでした。
しかしおすすめは前半部分です。
まず「量子力学」についてわかりやすく説明されています。
頭が固すぎる人、学ぼうとしない人にとっては「量子力学」すらうさんくさく感じるかと思いますが、この本にはこのように書かれています。
『「我々の宇宙」は、実はニュートンの法則ではなく、量子力学というものに従って動いています。』
『私たちが日常的に使っているスマートフォンなどのテクノロジーも量子力学の法則で動いているのです。』
『私たちの日常はニュートン力学だけで十分だとしても、宇宙を動かしているのはあくまで量子力学です。むしろ、自然界の普遍的な理論は量子力学なのです。』
で、パラレルワールドにつながる箇所として、このようなページがあります。
3本の指ががんばっておさえています。
というのはどうでもよくて、この図を見てもらえればわかるように常にどんどんいろんな世界ができているのです。
『量子力学の数式は、両方の世界が並行してずっと存在し続けることを示唆しています』
『異なる観測結果、もっと一般的に言えば異なる出来事、が生じた世界が次々と生まれ、それらは同時に存在し続けることになるのです』
同時にいろんな世界が存在するなら、自由に行き来してみたいですよね。
Aという選択肢を選んだ世界ではなく、Bという選択肢を選んだ世界はどうだったのかという。
でも、『別の宇宙が干渉し合う可能性はほぼゼロ』とのことなので無理そうです。
ただし電子や原子レベルでは可能なようです。
『でも実は、量子力学的に枝分かれしたものを巧妙に干渉させられることはすでにわかっており、電子や原子などの小さい物質に関しては、これはすでにSFなどではなく、テクノロジーの領域に入ってきます。(中略)その量子コンピューターというのがまさに、量子力学の平行宇宙をテクノロジーとして使用するものなんです。』
『ものを構成する素粒子の数が増えれば増えるほど、干渉確率はどんどん下がっていく』ということですので、物体や人間レベルだと「干渉しない」といって差し支えないようなのです。
でもゼロではない…。
と自分は思ってしまうのですが、難しいのでしょう。
でも可能になるテクノロジーが出てきてもおかしくありません。
ドラえもんならできそうな感じです。
またナショナルジオグラフィックというとても科学的なサイトにも紹介されています。
無料で会員登録すれば全文読めます。
ここにはこのようなことが書かれています。
『「多世界解釈では、無限の数の地球がパラレルに存在しています。あなたが実験をして何かの確率を決定しても、そのようになる地球に自分が住んでいると証明しただけです。ほかの世界の地球では違った確率が出ていることになります。」(中略)多世界解釈によると、あなたが複数の選択肢の中からどれかを選ぶたびに、別の選択をしたあなたが生きる宇宙が分岐していく。しかし、あなたが知覚できる現実は、あなたが生きている現実だけだ。』
『分岐した宇宙は、私たちがアクセスできない次元で重なり合っている。』
『「多世界解釈では、原子爆弾が存在していても、いつ爆発するかはわかりません」とリンデ氏は言う。そうした現実の中には、原爆が爆発しない世界もあるかもしれない。 』
『残念ながら、それはできない。科学者たちは、少なくとも今のところはマルチバースの間を移動することは不可能だと考えている。
「私たちの物理学はかなり堅固に確立されていますが、これらが完全に間違っていないかぎり、マルチバースの間を旅することはできません」とジーグフリード氏は言う。「でも、誰にもわかりませんよ。今から1000年後には、私たちが想像もしなかったようなことが明らかになるかもしれません」 』
スピリチュアルの力とかそんなことは必要なく、みんなにパラレルワールドは存在します。
パラレルワールドは日常なのです。
でも他の世界は知覚できないので気づけないだけです。
宇宙を動かしている量子力学の数式では、並行していろんな世界があるのですから。
ちなみにいろんな選択肢の世界を旅することが可能になったとしても、今の世界にいる自分がそのまま移動するということではなく、たぶん違う世界に行ったら「その世界」での記憶の連続に移動することになるので、移動したことも認識できないかもしれません。
だからいろんな選択肢の世界を「楽しむ」ということはできないように思います。
今現在どういう選択するかで、自分の世界が変わっていくということです。
「どういう選択をするかは運命で決まっている」なんて考え方もあるかもしれませんが、自分がこの先の未来を作っていく、感じですね。
選択には「行動」で選択していくというのもあるし、「意識」で選択していくというのもあると思います。
「行動」はわかりやすくて、Aという道を通って帰るかBという道を通って帰るか、だったり、目の前のゴミを拾うか拾わないかだったりで、その先の世界が違う方に分かれていきます。
そして「意識」でもそれがその先の選択、その先の世界が変わっていくことにもなるのではないでしょうか。
意識によってもちろん微妙な行動が自然と変わることもあるでしょうし、意識がその後の世界を変えていく可能性もあると思っています。
ですからマイナスなことや過剰な不安、心配などはしたいと思いませんし、聞きたくもありません。
ワクチンの義務化が、とか言って心配している方もおりますが、そのように心配しすぎてそれに支配されてしまうと、本当にそういう世界に行くと思います。
自分が楽観主義にもみえなくはないですが、もちろんまったく心配しないとかではありません。
バランスが大事です。
心配すべきこと、すべきでないことを見極めることも大事ですね。
じゃあ「意識」が世界すべてを作っていくのか?
というとそうでもないと思います。
この宇宙は量子力学という科学的な法則に則っています。
ですから科学的に影響を受けるときは受けてしまいます。
物理的な世界なのですから。
だから「気の持ちようでシェディングは防げる」とかいうのはスピリチュアル100%の考え方の発想で、ある意味物理法則の世界には生きていないのでしょう。
実際にシェディングに悩み、シェディングに苦しむ人を目の当たりにしている自分としては到底受け入れられません。
物理的に汗にスパイクタンパクが出ているのですから、そりゃ影響は受けます。
「シェディングのないパラレルワールドに行ければ良かった」なんて思うこともありますが、こういう世界を選んでしまったのだから仕方ありません。
シェディングによって観察することの大切さだとか、多くの気づきも得られました。観察は科学の原点だと思っています。
学びにもなっています。
そして自分は、みんなに本当の医療に気づいてもらい、無駄な医療を受けない・無駄な受診はしない世界になったらなと思っていました。
結局このコロナ騒動のおかげで、専門家もどきのいい加減さに皆さん気づくことができ、自分でケアすることの大切さ、病院なんぞ行かなくともある程度は自分でケアできること、そして医者もみんな聖人ではないことにも気づけたかと思います。
そう考えると、ある意味この部分は自分が望んだとおりになっているのですね。
やはりこの世界も自分が選んだ世界なのでしょう。
シェディングがもれなくくっついてきちゃったのは余計ですけど。
さて上記で紹介した本にはこのようなことが書かれています。
『ただ、そうやって最初から懐疑的な姿勢で真摯に向き合おうとしないのは、とても危険で、サイエンスの発展を阻みかねない間違った考え方だと僕は思っています』
ワクチンの副作用なんてない、安全だと言い続けていた頭の固い専門家もどきどもに捧げたいセリフですね。
あるいはシェディングを認めない人たちにも。
西洋医学一辺倒な医者たちにも。
まぁそれはそれでその人たちは可能性の少ないつまらない世界に住み続ける人たちなのでしょうけど。
自分の選択によって、戦争のない世界、大災害のない世界あるいはワクチン義務化のない世界になるということです。
いろいろ心配しすぎてそれに支配され、望んでいない世界に行くことのないようにしてください。
心配しすぎるというのはそっちに意識・頭が支配されちゃっているということですからね。本当にそうなっちゃいます。