リニア
今回は時事ネタ?です。
リニア工事で井戸枯渇、ため池にひび…住民「元に戻して」 岐阜・瑞浪市、井戸水の家庭もある集落
リニア工事で水位低下、岐阜・瑞浪市内の井戸など14カ所 JR東海認める「早急に上水道工事進める」
リニアのトンネル掘削工事の影響で井戸の水が枯渇してしまったというニュースです。
このような出来事が起こると警告していた人は当初からおりました。
それを無視して工事をどんどん進め、結局この有様です。
静岡県の川勝平太知事は失言により辞職することになりましたが、大井川下流域の利水に影響がでるとしてずっと反対されてきました。
まわりからは変態扱いされてきましたね。
どのメディアを見ても悪口ばかり書かれていました。
しかし結局は別の地域ですが上記のニュースのように、影響が出てきているのです。
結局工事を進める側はちゃんと予測できなかったのか、予測できたけど無視していたのかわかりませんけど、最後に割を食うのは地元住民です。
JR東海は早急に上水道工事を進めると言っていますけど、そういう問題ではありません。
自然な湧き水はもう元には戻らないでしょう。
自然破壊以外何ものでもありません。
川勝知事の変態さが好きでしたがとても残念です。
世論としては、リニア工事を進める強力な力が働いていました。
テレビでも先日子供を使ったリニアを特集した番組がありました。
「テレビ初公開」とかいって、リニア実験線の未公開部分を流したり、リニアのすごさ、いいところだけを放映していました。
明らかに「リニア推進」の世論が「作られていた」と言えるでしょうね。
ですから反対の立場をとる川勝知事を攻撃するニュースが多かったのだと思います。
リニア工事を積極的に勧める施策をすれば、みんなから応援されます。
みんなとは経済界とか国のことです。
リニア利権によって儲かる人々ですね。
この構図はワクチンと同じです。
ワクチンを推進する立場をとれば国からもたくさんご褒美がもらえるし、メディアも取り上げてくれるし…という感じです。
一方でワクチンに慎重な立場をとると変態扱いです。
川勝知事が辞職することになったから、次の知事候補者はリニア工事推進について声を大にして主張すれば当選できそうです。
と思っていたら、選挙に関するニュースが出ました。
リニア推進していれば簡単に当選できると思っていたのにそうはいかなくなってしまったのですね。
だから「苦心」しているのです。
くだらない。そんなことで苦心するなよって話です。
しかも上記ニュースによれば、「JR東海は水位低下を岐阜県に3カ月間報告しなかった」とのこと。
あまりにもひどすぎますね。
結局は自分たちのことしか考えていないのです。
国鉄は分割民営化され、JR東海は「東海道新幹線」というドル箱路線を手に入れることができました。
(なぜこういうとき「ドル箱」と表現するのでしょう。日本なんだから「千両箱路線」でも良さそうなのに)
JR東海元会長の葛西敬之氏は政財界に絶大な影響力があったといわれていますね。
上記の本の説明ページを読むだけでもなんとなく感じられるのではないでしょうか。
分割民営化し、JR東海はおいしいとこだけ持っていった感じです。
かたやJR北海道なんて本当に大変ですよ。
冬は冬で大雪の影響をまともに受けるし、車両の維持費も半端ないお金がかかります。
冬はディーゼルをずっと回していないといけないようですし。
燃料費が高騰している今、本当に厳しいでしょう。
もちろんリニアには他の問題もあります。
「電磁波」です。
これについても警告している人がいるにもかかわらず、ちゃんと議論されていません。
日本は特にこの電磁波問題は外国と比べて無視されています。
諸外国では電磁波に対しかなり厳しい制限があるのに、日本はゆるゆるです。
東北電力のHPをみるとこんなことが書かれています。
『欧州の一部の国では、「念のための政策」をとり、非常に小さな値の規制を実施しています』
「念のため」に規制を厳しくしていると言いたいようです。
なんだか小馬鹿にしたような書き方です。
電磁波の影響は数年単位、数十年単位で出ることもありますから、害がすぐにバレなかったりするのですね。
「念のため」に行動する方が自分は正しいと思います。
すぐに大きな影響はないからといって甘く考えるのは危険です。
これもワクチンと一緒ですね。
(コロナワクチンは有毒以外何ものでもないですが)
リニアの電磁波についてはたぶんわざと議論されないのでしょう。
結局これも営業運転が始まってから話が始まるのだと思います。
健康被害が続出したらそれはそれで大問題ですし、でもすぐに発症しないこともあるでしょうから、なかなか議論が始まらない可能性もあります。
「念のため」リニアには安易には乗らない方が良いと思います。
そして地震などの災害ですね。
リニアは浮いて走行しますが、500km/hとかでの高速走行時に地震が起きたときどうなるのでしょうか。
大きな力が働いたとき、高速走行時に側壁に衝突する可能性はないのでしょうか。
『車両には常にガイドウェイの中心に戻ろうとする力が、人為的に制御することなく働きます。』
とリニアのHPには書かれていますが、「側壁に衝突しない」とは書かれていません(https://linear-chuo-shinkansen.jr-central.co.jp/about/emergency/)。
突発的な大きな力が働いたとき本当に大丈夫なのでしょうか。
上記リンクにある写真を見たって、側壁とそんなに隙間ないですけどね。
またリニア新幹線は約9割がトンネルといわれています。
トンネルの中で災害が起きたらと考えると本当に怖いですね。
「停電時の対策」とやらも書かれていますが、福島の原発事故をみていたら本当に大丈夫なのか気になります。
対策をしているつもりでも「想定外」は起きますから。
福島の原発事故は明らかに対策をしていなかったからなのですけどね。
井戸水の枯渇すらすぐに報告しなかったのですから、JR東海がちゃんと対策をとっているのか怪しいところです。
国民にとってリニアのメリットは、東京と大阪を早く移動できるということだけです。
「品川~大阪間が約70分短い67分で結ばれる予定」とのこと。
実際はリニアのホームは地下深くにできますから、乗り換え時間、ホームまでの時間等考えると、実際はリニアでの移動時間はもっとかかると思われます。
所要時間が約半分になる、たった1時間早くなるだけです。
超多忙なビジネスマンにとったらメリットがあるのかもしれませんが、今やオンラインで済むことも増えてきていますし、リニアが開通する頃にはなおさらのことです。
対面じゃなきゃダメということは減ってくるのではないでしょうか。
CAに対するカスハラで話題になった長○川岳氏(電話で済むことを、北海道職員・札幌市職員などを無駄に東京まで頻繁に呼び寄せていた人物)ではない限り。
1時間なんてあっという間です。
ぼっーっとしていたらあっという間に1時間過ぎます。
その1時間のために、健康リスク・災害リスクをしょってリニアに乗ろうとは思いませんね。
リニアなんてただの「昔の夢物語」です。
空想して楽しむだけにしとけば良かったのです。
結局は大規模な工事して、利権で儲かる人がいます。
その渦中にある人たちが自分たちのためだけに工事をしているようなものです。
将来のためではありません。
儲ける手段として、ただただリニア工事を利用しているだけです。
例えばリニアが「荷物を運ぶ」とかであれば国民にとってもメリットはあるかもしれません。
でもそれにしたって、1時間早くなるだけですからねぇ。
競技じゃないんだからそこまで速さ・速さ求めなくたって良いように思います。
もっと余裕を持って生きていきたいですね。
とかいって乗り物好きな自分です。
将来リニアマニアになっていたりして。
そのときは速攻このブログを削除します。
皆さんも読まなかったことにしてください。