P社からのチラシ

P社ってファイザーのことです。
すぐばらすならイニシャルにするなって話ですが。
なんとなくです。
(最初F社と書いてしまいましたが、正しくはPfizerでした…。
ご連絡いただいた方ありがとうございます。恥ずかしい…。)

さて、クリニックやっていれば当然製薬会社からのチラシが届いたりします。
先日P社から「汚わらしいチラシ」が届きました。

まずはあのワクチンの案内から。
『2024年4月からコロナワクチン「コミナティ」の一般流通が開始となり2024年5月9日発売予定です』
だって。

無料でワクチン仕入れて、打てば打つほど国からカネがもらえるシステムがなくなりましたが、わざわざ金払ってまでワクチンを仕入れて接種業務に当たる医院がどれほどあるのでしょう。
当然ワクチンの効果を信じ、ワクチンは自分や家族を守るためには必要だよと患者さんに説明して打ちまくっていたクリニックは、引き続き接種すると信じたいですけどね(相当イヤミで書いております)。
ちゃんとお金を払ってワクチンを購入し、患者様のためを思って接種業務にあたって欲しい。
「ワクチンが人を守る」という信念があったからこれまでやってきたのでしょうから、信念は曲げないで欲しいです。
国からタダでワクチン仕入れることができなくなったから接種業務はやめるとか、そんなあからさまで恥ずかしいことはしないで欲しいですね。

ちなみに一般流通するワクチンは、2023年9月に承認されたコミナティRTU筋注の1人用製剤である「コミナティRTU筋注1人用(1価:オミクロン株XBB.1.5)」が予定されているそうで、冷蔵(2~8℃)で特約店から配送され、使用期限は10週間とのこと。
いつの間にかこんなにも冷蔵の条件が緩くなっていたんですねぁ。
そして使用期限がたった10週間しかない。
仕入れる方にとったら結構リスクがありますね。

で、販売に先立ち、ご丁寧にWEB講演会をやるとのこと。
講演は豪華2本立てで、内容は、

①新型コロナワクチン『コミナティ』の有効性と安全性
~これからどうなるコロナワクチン? 今こそ知りたい!~

②ITACガイドライン2022から読み解く!
~COVID-19患者さんへの適切な抗凝固療法とは~

ですって。
「これからどうなるコロナワクチン?」って「?」の位置がおかしいように感じますけど。
「これからどうなる?コロナワクチン」とか「コロナワクチンこれからどうなる?」だったらわかりますけど。
そんなことはどうでもいいのですが、気になるのが②です。

「ITACガイドライン」とは「COVID-19患者を含むがん患者における静脈血栓塞栓症の治療と予防のためのガイドライン」とされています。
COVID-19では静脈血栓塞栓症(VTE)を含めた血栓症が高頻度に合併するから、抗凝固療法がおこなわれることがあります。

そこでファイザー社の「エリキュース」という抗血栓薬はいかが?という内容なのでしょう。

ご丁寧に「エリキュースの有効性・安全性」というパンフレットも同封されておりました。

さて、そのパンフレットの題名は正確には
「エリキュースの有効性・安全性 ~静脈血栓塞栓症(VTE)とがん関連血栓症(CAT)~」
というもの。

「血栓」?「がん」?
ワクチンの副作用について調べている方ならご存じかと思いますが、血栓症も癌もワクチン接種後によくみられていますよね。
特に最近は「日本においてコロナワクチン接種後にがん死亡率が増加した」という査読済み論文が出ているのです。

つまりは上記の講演会は

①コロナワクチンを打ちましょう
②ワクチンで起きた血栓症や癌の患者さんの血栓症にぜひ当社のエリキュースを使いましょう

というマッチポンプの構図が見えてくるのです。。
自分にはね。

あまりにもえげつない。
どこまで食い物にするつもりなんだか。
リアル「骨の髄まで吸い尽くす」です。

さらに同封された資料は他にもあります。
「知ろう!学ぼう!考えよう!新型コロナウイルス感染症」
と題して、ふりがながふられた小冊子がありました。
きっと子供向けの資料なのでしょう。
Q&Aの形で全6ページの薄っぺらいものですが、最後の質問が
「どんな感染対策をしたらいいの?」

その回答が
①定期的に換気する
②石けんで手を洗う
③ワクチンを接種する
だって。

最後の最後にちゃんとぶち込んできました。
「マスクをする」「アクリル板を立てる」「黙食する」「ソーシャルディスタンス(正確にはフィジカル・ディスタンス)」とかいらないのでしょうかね。

こうやって子供向けのパンフレットまで作成して、子供を洗脳しているようです。

さて、もう一部立派なパンフレットが入っておりました。
「在宅におけるCOVID-19診療への取り組み方 札幌の在宅診療のパイオニアとして」
と題するものです。

ここの札幌の在宅診療所、かなり熱いところでしっかりとやっているところだと思っていましたが、結局ファイザーの手下だったのか…。
がっかりですね。
このパンフレットは、とどのつまりコロナ治療薬の「パキロビット(ニルマトレルビル/リトナビル)」を推奨する提灯記事となっています。
A4サイズのこんなにしっかりしたパンフレットですと、ここに出ている先生にはファイザーから結構お金が流れているはずです。

※提灯記事とは(Wikipedia)
提灯記事(ちょうちんきじ)とは、記事元の団体・企業・組織・商品・サービス・番組或いは個人を持ち上げるために書かれた雑誌・新聞などの記事に対する呼称。 ステルスマーケティングの一形態。 有力な者に媚びへつらう者に対する「提灯持ち」という蔑称に由来する。

パキロビットなんて併用禁忌の薬が多くとても使いづらいもので、実際に現場ではあまり使われていないのではないでしょうか。
そんな薬を持ち上げているこの先生の記事は、読んでいてもとても苦しいものです
よく推奨するようなコメントができるなと思います。
=しっかりお金もらっているからです
現場でとても使いづらい薬を顔を出して推奨してもらうのですから、それなりの対価がないと書いてくれません。

いまだにワクチン推奨したり、副作用の多い治療薬を宣伝したり、さらには製薬会社のそういう宣伝の手下となってコロナ利権にいまだにぶら下がっているのをみると残念な気持ちになりますね。
もっと根本的に患者さんのためになることをしてほしいものです。

コロナの「ワクチン」も「治療薬」もF社。
コロナ感染、ワクチンの「副作用対策」もF社。
しかもどれも高額。
これぞ製薬会社のお手本みたいなものです。

こんな販促資料で医者をコントロールしようとしているのですね。
実にくだらない。
でもホイホイ引っかかる医者もいるんですよね。

巨大製薬会社の実態がよくわかるチラシセットでした。

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