そしてマイナ保険証

マイナネタ3連チャンです。
これでマイナ3部作の一旦の終了です。たぶん。

ブログを読んでいただいてる方から、このような情報提供書をいただきました。

『私は、つい最近まで知りませんでしたが、医療機関や薬局受付でマイナ保険証登録できるのですね…』

えっ…
自分も知りませんでした…。
一応はカードリーダー設置していますけどまったく知りませんでした。
お恥ずかしい。

ひょっとしたら厚労省からメールやら案内文が届いていたのかもしれません。
マイナカード、マイナ保険証にまっったく興味がないですから、ちっとも読んでいませんでした。
クリニックのどこかにその案内の封書あるのだろうか。

さてその方から、このようなリンク先も紹介いただきました。

厚労省『マイナンバーカードの保険証利用の申込みは医療機関・薬局の 受付でもOK‼』

とっても簡単に医療機関や薬局にあるカードリーダーで保険証登録ができるようです。
こんな悪魔の器械が自分のクリニックにもあるのか…。

というか皆さんこのこと知っていましたか?
知っている人どれくらいいるのでしょうか。
自分だけ浦島太郎なのか…。

さて、今回メールをいただいた方は、お母様の受診に付き添うため何件かの病院や薬局さんに行かれ、しっかりと観察されていました。
やはり何件かでは「マイナンバーカードをお持ちですか?」と聞かれたそうです。
何件かというか、聞かれる方がほとんどだったようです。
聞かない方が極少数派のようですね。

マイナ保険証を出してほしくない自分のクリニックとしては、当然受付ではマイナ保険証がない前提で受付しています。
(理由は使い方忘れたから)

話を戻しますが、お母様の受診に付き添い、受付で他の患者さんと受付の方のやりとりを観察されていたのですね。
そこでこんなやりとりがあったようです。

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受診者:(紙の保険証と診察券等を受付に提出)

受付:「マイナンバーカードをお持ちですか?」

受診者:「…」(お財布やカード入れの中を探してマイナンバーカード取り出して受付に渡そうと…)

受付:「では、こちら(読み取り機)にマイナンバーカードを置いてください。」

・顔認証または暗証番号…
・他の医療機関に診療情報を…
・過去の診療情報を…etc
受付の指示に従って操作等をしていきます。

受付:「はい、これで次から保険証として(マイナンバー)カードを利用できるようになりましたから!」

少し離れて様子を見ていた私:「えっ…? マイナ保険証登録の同意とか事前確認しないの? 驚いた!」
当局にとっては、完璧なまでの流れです。

皆さん、あまり考えていらっしゃらないのかな?と。
受付の「利用できるようになりましたから…」には、何の反論も無し。(そうだよね? まっ、いいっか…的?)

受付でカード所持を尋ねられた病院やクリニックさん、薬局さんまでもが、どこもこのような調子でホイホイ…マイナ保険証登録していきます。
薬局さんでマイナ保険証登録されている方を見たのには、本当に驚きました。
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もちろんこの方もそばで効いていたわけではないと思いますから、ひょっとしたらこっそり同意をとっていたのかもしれません。
しかしそれならそれでしっかり事前に詳しく説明がありそうなものですよね。
ですから上記のようにスムーズに話が流れていったのだとしたら、ほぼ確実に受診者は訳わからず流されるままに保険証登録させられてしまったのではないかと思うのです。

高齢の方、人が良さそうな方、ぼけーっとしてそうな方、マイナカードを差し出すだけでうまいこと保険証登録させられてしまうかもしれません。

10万や20万(今後はご褒美がアップして20万や40万)欲しさにマイナ保険証利用率を高めようとがんばっている医院や薬局は「がめつい」の一言ですから、詐欺的手口で上記のようにうまく誘導して保険証登録しちゃうところもあるだろうと容易に想像がつきます。

マイナ保険証じゃないと処方せん受け付けないとか、受診を後回しにするとか、明らかな嫌がらせするようなところはいかにもやりそうなことです。

紙の保険証出しているのにわざわざ「マイナンバーカード持っていますか?」と聞いてくるところは要注意です。
紙の保険証があるんだから、マイナカード持っているかどうかなんて関係ないじゃないですか。
隙あらば保険証紐付けしてやろうとしている魂胆がみえみえです。

医療機関、薬局に行ったときは絶対に気をつけてください。

河野タローは、「マイナ保険証が使えない医療機関は通報しろ」と指令を出したことが一時話題になりました。

マイナ保険証「通報」促す河野氏 自民党内からは冷ややかな声

ならば逆のことをしてやりましょう。
マイナンバーカードを持っている方、もし勇気ある方がいたらおとりになってみてください。
マイナカード提示を求められ、ちゃんとした説明なく保険証登録に誘導してきたら通報してやりましょう。
そのやりとりを録音しておいたらより完璧です。
マスコミが喜んで食いついてきてくれそうです。

あくまで自分が「同意」ボタンを押さないと紐付けはされませんから、ギリギリまでやってみてください。

上記で紹介した医療機関・薬局での保険証登録に関する資料の右上にはこんな絵が書かれています。

「くだらない」の一言です。それ以外の感想なし。

昨日のブログでは
・便利さを享受すれば犠牲になる個人情報がある
・「便利さ」と「抜かれる情報」を天秤にかけどちらを選択するか
ということを書きました。

「便利」というのは自分たちが便利になるということでもありますが、それだけじゃないんですね。
相手にとっても「便利に情報が抜き取れるようになる」ということでもあります。

「国民・ユーザーが便利になるために」というよりは「自分たちが便利に情報が抜き取れるように」が主目的として、開発されているものがほとんどではないでしょうか。

昨日JAXAがサイバー攻撃を受け、職員の個人情報だけでなく外部の企業や機関などと秘密保持契約を結んでいる機密性の高い文書などにも不正にアクセスされた可能性があるとのことでした。

JAXAは「宇宙開発」だけでなく国防上としても大事な組織です。
そんなところが大事な文書までアクセスされているのです。

本物のハッカーからしたらどんなところからでも情報は抜けるんですね。

ポンコツマイナカード・マイナ保険証なんて初級中の初級でしょうね。

さて、マインバーカード、2026年にはデザイン変更の予定となっています。
2026年なんてあっという間ですよ。
やはり自分はまだまだ様子を見たいと思います。
今のところまったく不便さを感じないので。

無駄に医療機関の食いものにされないように、自分でできるケアなど役にたちそうな情報を大公開していきます。