No.1109 「息と肩」
「仁の音」です。春風を差し上げます。
「古い奴」だと思われるかも知れませんが、2020年(令和2年)1月1日に作った「新年戯れ歌・七五調」に、今更ながらお付き合いください。
あなめでたやな 春立つ日
けだかき富士の その偉容
ま白き雪を 頂きて
しかい(四海)見渡し そびえ立つ
てんか万民 かずかずに
おのが幸せ 世の為に
めいめい努力 精進を
できる人 国 恵みあれ
とき流れたり 五輪年
うみ山を越え 空超えて
ごしき(五色)の大会 集い来る
ざ(座)を競いつつ 朋友の
いたみ苦しみ 分け合いて
まごころの愛 友情を
スポーツ通じ 育まん
ここにわれらが 日の本の
ときを刻みて 元号は
しょうわ平成 令和へと
もろびとこぞり ことほ(言祝)ぎて
よき日よき月 よき今年
ろうほうけいが(朗報慶賀) 続けよと
しののめ(東雲)明くる ふたとせに
くおん(久遠)の祈り 捧げたり
「あけましておめでとうございますことしもよろしく」と掛けてみました。
残念ながら、2020年より世界的に猛威を振るった新型コロナのために、東京五輪は翌2021年に日延べして開催されることになりました。学校行事の中止や変更、世界的な秩序の混乱が生まれ、社会構造そのものの変革が求められる厳しい世の中になりました。
さて、年が明けた今年、感染症の騒ぎは少し落ち着きを取り戻せたように思えますが、世界の動向は穏やかならず、貧富、食糧、環境、紛争のほか、諸問題を抱えたまま、地球はその軌道を新たに回り始めました。
時は、否応なく過ぎて行きます。「生き方」は「息肩」。肩肘を張らずに、「息を整え、肩の力を抜いて」ゆるりと参りたいと思います。
今年も、なにとぞよろしくお願い申し上げます。
画像は、カミさんのお友達(切り絵教室の生徒さん)が作ってくれた獅子舞の獅子が龍を振りかざした切り絵だそうです。今年の十二支は「甲辰」(かのえたつ)です。今にも昇竜しそうな目の輝きに「ほ」です。そんな勢いのある年になりますように!