No.857 MLBの新解釈?
心から楽しめる球場での邂逅(であい)がありました!
4月15日(土)朝のMLBの放送、ボストン・レッドソックスvsロサンゼルス・エンゼルスの試合は、5-3でレッドソックスが逆転勝ちをしました。残念ながら、レッドソックスの吉田正尚選手は体調不良で出場しませんでしたし、エンゼルスの大谷翔平選手は、3番指名打者で4打数1安打1四球でしたが、得点に絡むことはできませんでした。長丁場の試合です。怪我のないようにと祈るばかりです。
さて、その試合は、レッドソックスの本拠地球場フェンウェイ・パークで行われましたが、8回裏のレッドソックスの攻撃の時、私は感動してしまいました。な・な・なんと、あの有名な「スウィートキャロライン」の名曲がスタンドじゅうに響き渡り、敵味方関係なく立ち上がり、大合唱が起きたからです。私は、TVで初めて見たのですが、長い歴史をもつシーンだそうです。し・し・知らなかった!
「スウィートキャロライン」は1969年(昭和44年)にリリースされた、アメリカのポピュラー歌手ニール・ダイアモンドの名曲です。当時16歳だった私も「♪スウィートキャロライン~、フッフッフー♭」というサビ(盛り上がり)の個所で明るさや楽しさを感じさせてくれるあの曲のファンでした。
この「キャロライン」とは、アメリカ大統領・故ジョン・F・ケネディの長女・キャロラインさんのことで、その愛くるしい姿を見てニールが作った歌だそうです。ケネディ大統領は、ボストン郊外のブルックライン市生まれですから、ゆかりの濃いボストンです。
というわけで、「スウィートキャロライン」の曲がこの球場で流されるようになった理由の一つは、ボストン出身のケネディー大統領の娘・キャロラインに由来していました。しかし、1997年(平成9年)、ボストンのフェンウェイ・パークの球場のディスクジョッキーが、
「知り合いに "キャロライン" という名前の子供が生まれたから」
という理由(ノリ?)で、この曲を流したこともその経緯の一つだったようです。TVのアナウンサーの解説からの受け売りですが、既に四半世紀以上が経っています。
そのリズムや掛け声などの「行け行けムード」が、ボストンのファンたちに受け入れられたのか、その後、試合が盛り上がっている場面で流されていたといいます。そして、2002年からは、毎試合8回表が終わると流されているそうです。とても楽しい伝統行事です。
何ともアメリカ野球らしい演出だと思います。観客が腕を振り、腰を振り、笑顔でめいっぱい楽しむ魅力的なこの場面を見て、私も立ち上がって拳を振り上げて歌い応援したいような高揚感を与えられました。
「MLB」とは「Major League Baseball」のことなのでしょうが、私には「More Laudable
Baseball」(とても賞賛すべき野球?)の略称かなと思われました。
※画像は、カブスファンのクリエイター・イサシキさんの、タイトル「その言動、大丈夫ですか?」をかたじけなくしました。お礼を申し上げます。