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取り壊すなら欲しい!

こんにちは!
岡山県浅口市で地域づくりの活動をしております沖村舞子です。

先日ちょっと落ち込むことがあったのでちょっとお休みしてしまいましたが、noteまだ〜?の声があったので、今日からまた頑張ります(^.^)
(落ち込んでしまった話はまた次回…)

今日は『取り壊すなら欲しい!』からはじまった1つのお話…

以前にも少し触れましたが、私たち一般社団法人moko’aの事務所のお話です。

私が岡山県浅口市に協力隊で着任した直後、金光町にある大谷地区…金光教の門前町である昭和レトロな町並み…ここで、産業観光ツアーをやるという話を聞いて、参加させていただいたのが最初のきっかけです。

今では珍しい、木造3階建の建物が並んでおり、古い建物大好きな私にとってはワクワクがとまらない時間でした。

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そんな大谷で中心となって活動している西さんは、今ではうちの理事さんもしてくれています。

歴史ある町並みの保全活動として、空き家空き店舗の活用やイベントの企画など一緒に行ってきました。

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そして、H30(2018)年に入った頃、街中にある建物、金正館の食堂跡地が、取り壊しされるかもという話が耳に入りました。

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その建物は門前町のメイン道路の中心にあり、当時はイベントの時に待合所として使用されるだけの空き店舗。

近隣の方達も、「あそこがなくなると風の流れも変わるし、景観も損なわれる。本当に残念。」とお話されてました。

それを聞いた私は、西さんに「えー!取り壊すなら欲しい!!」と、冗談まじりに言ったのです。

すると、西さんは、「欲しい!?じゃあ持ち主の方に聞いてみよう!!」とすぐに連絡してくれました。(笑)

そして、持ち主の方も、「地域のために役立つなら…」と快くOKしてくださり、寄贈という形で建物を譲ってくださることになったのです。

もちろんそのあと、室内の改修や、雨漏りが発生したり、隣の建物が解体され土壁が剥き出しになってしまったところを塞いだり…と、維持をしていくために四苦八苦したのですが…

地域のみなさんやうちのスタッフである田辺さんのおかげで、今年(2020年)の8月にようやくオープンさせることができました!

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営業許可のあるキッチン付きレンタルスペース『スペース金正館』として生まれ変わったのです。

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地域内外からたくさんの方に利用していただいています。
街中に灯りが1つ灯ったと、地域の方にも喜んでいただけており、なんとか残すことができてよかったなーと日々実感しています。


さまざまなご縁の中で、ヒト・モノ・コトをつなぐ 
それが私の役割なんだということを改めて認識したお話でした!

みなさんも、ぜひ遊びにきてくださいね!


次回…誰のための地域活性化か。

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