生活保護の社会的意義について 元不登校児の考察
オキモトです。今回の記事では「生活保護」という制度について、その社会的意義を元引きこもり・不登校の私が考察していきます。
今回はあえて「道徳的・人道的な意義」ではなく、「生活保護がなくなると、一般人にとってどんなまずい事が起きるのか」という観点から考察していきたいと思います。
① 生活保護がなくなると、治安が悪化する
外国に行った事がないと気づきにくいのですが、日本は世界でもトップクラスに治安のいい国です。
バスの中で寝ても荷物が盗まれない、落とし物が交番に届けられる等、日本で当たり前とされる事は海外では当たり前ではありません。日本では当たり前の自動販売機ですら、海外では中のものが盗まれるという理由で設置されていないのです。
そして、この治安の良さの原因の一つが、生活保護により「健康的で文化的な最低限の生活」が保証されているからに他なりません。
もし生活保護がなくなれば、日本の治安は海外と同水準になるでしょう。そうすると生活保護分の社会保障費よりも、悪化した治安の対策にかかる費用の方がかかるかもしれません。
少なくとも一般人の心理的負担を考慮すると、間違いなく状況は悪くなるでしょう。
② 失敗=死の社会になると、大きなチャレンジ&イノベーションが生まれにくくなる
日本は良くも悪くも新卒至上主義な所があり、一度失敗した人のキャリア構築が難しいという特徴があります。
そんな状況でも、とりあえず失敗した人でも生きていけるのが生活保護という制度です。
これによりレールから外れた創作活動や、借金をして大きなビジネスに挑戦するなどが出来ます。
彼らの大半は失敗し、生活保護のお世話になる事になるのですが、その中の一部のイノベーションは日本を変えうる力を秘めています。
挑戦する人の数を増やすという意味でも、生活保護は社会に貢献しています。
まとめ 生活保護は、社会的に意義ある制度
今回の記事では「生活保護を受け取らない日本国民の利益」という観点から、生活保護の利点についてお話をしていきました。
何かと悪く言われがちな生活保護ですが、実は社会全体にメリットがあるという視点も持ってみてください。