【感想】あつまれ!東方ステーション2023 in ところざわサクラタウン
正直な感想を言うと「よくわからなかった」。
割と適当なスタンプラリーとコスプレ広場と、何かよくわかんない縁日とカラオケコーナーと、メインイベントが4部。
絶対に適当なイベントだと思ってたから感想という名目で叩こうと思って出向いたのである。
そしたら人多すぎて笑っちゃったよ。
無料イベントとは言え集客は正義。もう自分に大義は存在しなかった。
でもやっぱり自分は思う。
なぁ、まろん
君がまらフェスやFlowering Nightで感じた熱狂ってこうだったのかな?
自分が変わってしまった東方に追いつけてないだけで、君にはこれが見えてたのかな?
この結果、この人々、この内容を君は望んでたのかな?
なぁ、まろん。自分にはもう「東方」がよくわからないよ。
自分が追いつけてないだけなのかな?それとも自分が遠くどこかへ行ってしまっただけなのかな?
君はこれを成功と呼ぶだろうか?自分にはわからない。是とも非とも言えない。
集客は間違いなく成功だろう。収益は…知らんけど。
大事なのは「やりたかったことはできたのか?」だと思う。
まろんがやりたかったことはこれなのか?これはまろんしかわからない。
それはまろんがきっとnoteか何かにまとめてくれることだろう。
なので自分は自分の思ったことを書く。
ここは自分たちの場所である
東方ファンたちが輝いてたように見える。
何か色んなものを一切合切捨てて、「本気で楽しみに行ってた」ように見えた。
多分「楽しみに来てなかった」のは子供の相手で来たお父さんお母さんと、叩く目的で来た自分だけだろう。
本当にファンたちが輝いてた。
自分も昔はこんなふうだったのかな?なぁ、まろん。教えてくれよ。
会場にいたファンたちには尊厳に近いものがあった。
「自分たちはここにいても良い」という弱い肯定ではなく、「自分たちはここにいる」という強い肯定。
思えば東方と肯定感というのは無縁の存在だ。
数学が詳しかったり体育ができたりすれば褒められるが、どんなに東方が好きで東方に詳しくても褒められることはない。
東方で肯定感を得るのはノーコンクリアしたときの孤独な達成感を得たときだけなのである。
(そんなに原作プレイしてる人が多いとは思えないが)
だからこのイベントはそんな人々を孤独から解放する、いや孤独から独立する場所になっていたのではないか。
お金もかからない。それなりに広いジャンルで楽しめる。そして何より「東方」である。
そんな感じの色んな力が集まって、あの場所にいたことに強い肯定感を覚えていたのかもしれない。
「東方は弱者のコンテンツだ」というのをどこかで見たことがある。
このイベントは弱者を、その場限りとは言え、強くしたのである。それがあの輝きだったのではないだろうか。
第3の方向
一つ言うなら、前略東方プロフィールはもっと活用できたと思う。
「ステージ」と「客席」は間違いなく成立していた。ステージという装置の割にはそれなりに双方向的だったと思う。
でも第3の方向がある。それは「ファン同士」という方向だ。
コスプレ広場では若干そういう光景も見られたが、まだファン同士の交流というのは見られなかった。
もしも東方が今後こういう進み方をするならば、この第3の方向は必須になるだろう。
そしてこの第3の方向が絡み合うときコミュニティが出来るのである。
老兵は死なず、ただ消えゆくのみ
自分にとって東方は「よくわからないもの」になった。
自分から見れば10年以上昔の曲を楽しそうに聴く姿は「退行」にしか映らない。
しかし聴いて喜んでる彼らにとっては「新鮮」なのだ。
1部の大運動会、正直自分はノリがきつすぎて退出してしまった。
でもあれが今の東方なのかもしれない。
自分は「今の東方」に生きていない。
「過去の東方」という点から、自分の妄想する「未来の東方」という点へ線を引いている。
その線上に「今の東方」はない。
自分が語ってたことは机上の空論だったのかもしれない。
有名な言葉に「老兵は死なず、ただ消えゆくのみ」というのがある。
そう、ただ消えゆくべきなのかもしれない。黙って、波風立てず。
だからこのnoteは終わる。
自分が「今の東方」がよくわからない以上、「東方」を語ることに意味がないからだ。
書き溜めてたやつはもったいないから投稿するけど、9月中には全部投稿し終える。
それで自分の東方は一旦終了。
いつかまた「今の東方」がわかったときにどうするかもう一度考える。
まろんのような第二世代みたいな人たちが頑張って、今いるキッズたちに夢を与えてくれればいいんじゃないかな。
そこから第三世代とかが生まれればいい。ぱらどっととかが第三世代なのかもしれないから第四世代?そんな括りに意味ないけど。
「よくわからなかった」イベントの中ではっきりと感じたのは、「東方」は常に変化していた。ということだ。
終わり
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