わたしの着物修行 12 古い着物のお直し
実家から貰ってきた古い着物たち。ほとんどはもう無理〜みたいな状態でしたが、いくつか「直せば着られる、着たい!」と思えるものがありました。
とりあえず。ということでお初の着物屋さんMに持ち込んだのは、以下三点。
母が若い頃に着ていた、紅型風の小紋。多少のシミとか泥はねの跡があり、洗っても取れないと。なので一度解いて洗い、残った汚れの部分が帯の下に来るよう仕立て直すことを提案されました。あとは、裄が足りないので裄出し。
それと、父方の祖母の形見分けで母が渡された、未仕立ての相良刺繍入りの名古屋帯。これはきれいなのでお仕立てだけ。
もうひとつ、同じく父方の祖母の形見分けで、祖母の姉妹や娘は誰も取らず、それならお嫁さんにと母に回ってきて💦母も断れずに貰ってきた、しつけ付きの、ド派手なオレンジ色の地紋入りの色無地。着物屋さんがいうには、普通の色無地より格上だそうです。へー。しかしとにかく色がすごいのて染め直し。あとは寸法のお直しをお願いしました。
お値段は、この金額で3点買うと思えばかかなりお買い得、というくらい。あとは母や祖母ゆかりの着物たちという、私にとってのプレミア感も踏まえれば惜しくはない金額でした。
急ぐものではないので待つこと二か月くらい。
出来上がりの小紋がこちら。うまい具合に汚れがお腹周りにきていました。着物ってすごいですよね。お洋服じゃこうはいかない。
ド派手オレンジ色の小紋は、元が濃い色でしたので薄くはできず、濃い目の紫に。素敵になりました。まさにこれは式典向き。紋は入ってないですけど。
帯はこちら。可愛い感じです。普段づかいにぴったりです。
改めて見ても嬉しくて、大事に使ってメンテして、娘たちに引き継げたら良いなと思います。
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