わたしの着物修行 13
お直しが出来上がった着物達を受け取りに行くと、どれもきれいに仕上がっておりテンションあがります。
ご機嫌で受け取りサインをして、ふと気配を感じて振り向くと、何というのか、よく帯の写真で帯がかけられてるはしごみたいなもの(いま調べたら衣桁?)に、ちゃっかり新生⭐️紫色無地が掛けられていました。
あ、始まるぞ!と思いました。ここも、タダではお客を返さない着物屋さんなのか・・!(いや、既にお直し一色で結構お支払いしてますが)
紅型風の小紋と刺繍の帯は既にそれでコーデできてると最初から言われていたので、どうやら色無地がターゲットになった模様。
そして帯の反物を1つだけ持ったこのお店の責任者の男性が現れ、着物に当てはじめました。
この色無地に合わせて選んでおいたんですかね?黒ベースに金糸や色々な色で七宝柄と青海波の変形?扇?みたいな柄が織られている袋帯を見せてくれました。
ちょうど合わせる帯がないと思っていたので、どこで織られた帯か、とか色んな色糸が使われているから合わせやすいとかお話を聞いて、良いなと思ってこちらも頂くことに。あーよかった良かった。と帰りました。
でも。こういう買い方はダメでした。
お店の人、何で一つしか見せなかったんだろう。わたしも、何で「他の帯も見てみたい」と言わなかったんだろう。いや、確かに使いやすそうとか、合ってるなと思いましたが、それでも他と比較して見てみるべきだった。
というのは、この帯購入後しばらくして、とある着物と帯合わせの勉強会に参加する機会がありました。先生はながらく呉服の問屋業をされている方で、その時、なんでそんな流れになったか覚えていないのですが、紫色無地とこの袋帯を合わせて撮っていた写真を先生に見せたのでした。
そうしたら見た瞬間「全然合ってない。ダメダメ。紫に合うのは赤だよ。」と一刀両断にされたのでした。
え、え、え。😥どゆこと?
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