わたしの着物修行 8 着物屋さんとのお付き合い
浴衣や小紋を購入した、最初のお店の話に戻ります。
小紋購入のあと、着付け教室に通い始めるかどうかの頃で、まだそれが式典向きではないと気づく前に、何回かお付き合いがありました。
一つは、やはりイベントです。店長になる店員さんからお誘いいただきました。
「okikunbaさん、8月に、この前あつらえた浴衣でお出かけしませんか?新宿西口にあるホテルが会場なんですけど、そのホテルのレストランのランチ付きですよ!これだけでも行く価値ありますよー!」
タダより高いものはないって言葉の正しい意味は分かりませんが、まさにこのこと?!
店員さんには好感を持っていましたし、浴衣も着たい、しかも着物屋さんの店員さんとお出かけなら、万一着崩れても直してもらえる!ホテルランチなんて滅多に行かないし、コリャー行くでしょう!と、ホイホイ付いて行きました。
その着物屋さんは全国チェーンのお店でしたので、広い会場にいろんな業者さんが集っていました。ここまで色んな着物を見るのは初めてでものすごくワクワクしました。
これはどう?これも素敵ですよ、これが似合いそう!とかあれこれ見せてもらう中で私がすごくイイ!と惹かれたのが、紬の着物👘でした。
野蚕糸の着物です。柔らかい黄色の中に薄紫のボーダーが入っています。自然な風合いがとても良いと思いました。
それまで黒とか濃い紫とか、多分わたしのイメージがキツめなせいか、わりとキリッとした反物を当てられては、なんか決まりすぎてコワイ、とイマイチだったのですが、これはわたしの雰囲気をすごく柔らかく見せてくれました。
私がピピっときているのを素早く察知した店長になる店員さんと、業者さん。これに合わせてこげ茶ベースの帯も見立ててくれました。
(秋!て感じのコーデで、素敵なんです。もう10月なので、もすこし涼しくなったら引っ張り出して、お出かけしようと思ってます。)
このお出かけ。楽しかったのですが、めちゃくちゃ高額なタダランチになりました。( ̄∇ ̄)
そしてこの紬をきっかけに、すっかりツムギ派になってしまったのでした。
最初の小紋の立場が・・(T . T)
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