自社スタジオ、5.1chから9.1.6chへ。その11「パッシブミキサー導入」
皆様お世話になっております、株式会社okidesignの沖田純之介です。
私の自己紹介は以下にリンクしてあります。
弊社スタジオは外貸しする事なく、自分のみが使うプライベートスタジオです。なのでどんなスピーカーを置いてもよく、自分の使いやすいように設置しております。
現在はB&W805d2、YamahaHs5、ミニスピーカーとしてCreativePebbleV2を置いてますが、多く使うのはステレオ作業でB&W805d2、サラウンド作業でHs5です。CreativePebbleV2はMacの出力を繋いでいて、書き出した後の音を確認する程度の使い方でした。
実際のミックスでもミニスピーカーで聞き直すような事はせずヘッドホンチェックにしてます。理由は以前も述べましたが、アーティストや監督がイヤホンかヘッドホンでのチェックが増えたからです。
その関連記事は以下になります。
沖田自身もヘッドホンでの試聴を進めている内容もあり、以下の映画はイヤホンにターゲットを絞りました。
といってもせっかく目の前にミニスピーカーを置いているので、切り替えて聴けるようにしておこうと、DME64Nの回路は「ALT」ボタンをつけておきましたが接続してない状況でした。
ALTとは「Alternate」の略で「代わりの」とか「代替」とかの意味がありまして、メインではなく他のスピーカーという扱いになります。
ヤフオクで売却したDengrousAudioのコントローラー時代もミニスピーカーは接続してませんでした。という事は10年位そういう状態でしたね。
このミニスピーカーを使わないという手法ですが、「きちんと整備調整されたラージかニアフィールドがあれば、それ以外は聞く必要がない」というパットメセニーグループの考え方から貰っており、自分がメセニーと同じスピーカーのMayerSoundHD-1を使っていた頃からの考えです。ニアフィールドでミックス書き出したものを、ミニスピーカーで確認程度で聴くという手法を続けてます。
このような聞き方なので、弊社のミニスピーカーはMac出力のみが繋がってます。ここにコントローラー回線もプラスしようとすると、ミキサーが必要になってしまい、ここで音が変わるのも困りますし、どうしようかなと思っていた矢先、アマゾンで面白いパッシブミキサーを見つけました。
これはミニジャック端子のパッシブミキサーで電源を必要としません、その分音量は下がるのですが小さい音で聞くので問題なく、余計なものも付いてないのでノイズも無い訳です。
1chにMac出力、2chにDME64N出力を繋いで、出力をミニスピーカーに接続しました。
これでDME64Nの「ALT」ボタンを押すか、Midiコントローラー4Pの「ALT」ボタンを押すことにより、ミニスピーカーから音が出るようになりました。やってみると案外便利ですね。笑
本日はここまでとなります!
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