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【#キャンピングカー】バルブコア詰まりでタイヤが #バースト 。#トレッドセパレーション とその予防策。

皆様お世話になっております、株式会社okidesignの沖田純之介です。
私の自己紹介は以下にリンクしてあります。


弊社の録音機材車兼看板兼キャンピングカー

弊社の機材車は、2015年に山梨県のミスティック社さんにオーダーして作って頂いた、アンセイエというモデルです。詳しくは以下のリンクへ。

トレッドセパレーション

今回は走行中にバーストし、
トレッドセパレーションを起こした内容報告になります。

タイヤ

タイヤ選びは毎回慎重にしておりまして、最適と思われるものを専門店にお薦め頂き取り替えてきました。夏用冬用も3シーズンで取り替えてます。冬用スタッドレスとして21年11月にTOYOのDELVEX934を新品購入しました。空気圧も走行前には必ずチェックや充填をしておりますがバーストしたのはこのタイヤです。

バースト

3シーズン目の今年12月、一般道を走行中に左後ろが突然バーストしました。その時のドラレコ映像はこちら。

バースト後

まずは路肩に止めて三角表示板を出しました。バーストの勢いでタイヤハウスは損傷です。ジャッキで持ち上げてタイヤハウスを仮修理しスペアタイヤに交換しました。かなり渋滞を作ってしまったので警察を呼びましたが、警察官が到着した時はタイヤ交換も終えてました。警察官には事情聴取をされ事故扱いになり、保険会社にも連絡をしましたが、この程度の修理では車両保険を使わない方がよいとの判断になりました。

バースト後の状態
取り外したタイヤ

バーストの原因

タイヤ空気圧とホイールナットのトルク締めは、走行前に必ずチェックするので、空気圧不足という事はないと思います。そこで長くお付き合いのあるタイヤ専門店で細かく診断して頂きました。担当Kさんの見解として「釘を踏んだとかのパンクの形跡はなく、引きずり痕があるので空気圧不足で走った形跡があります。ただし空気圧も走行前に見ている事から、バルブコア詰りで空気が減りスローパンクチャーしたのでは」との結論に達しました。

赤丸は焼け、これは低空気圧で走ったので焼けた証拠とのこと。
引き摺り痕、これも低空気圧で走った証拠
バーストした部分は綺麗に裂けているので、タイヤの不良は考えにくいとのこと。
ホイールにも割れは見えないが、小さい穴が空いていたら漏れるとのこと
バルブは見た目は正常でした。

バルブはアリゲーター

バルブは高圧に耐えられるように、夏タイヤもアリゲーターCVVを使ってますが、今回はこれが悪さをしたようです。怖いですが今回の新しいタイヤにもこのバルブを新品購入して使いました。


信頼のおけるタイヤ屋さん

このアンセイエにしてからは関東タイヤ多古センターさんで全てのタイヤを購入して取り替えて来てます。スーパーカーも来るし大型車も扱うお店なのでとても安心ですよ。

関東タイヤ多古センター
こんな大きなタイヤも扱うお店です。

タイヤサイズアップ

今回バーストしたのは1本だけでしたが、他の3本も心配ではありますので、4本とも新品に取り替えることにしました。ベース車のカムロード純正タイヤサイズは195ですが215にサイズアップし、4本で100キロプラスの重量に耐えられるようにしました。
夏タイヤはヨコハマブルーアースキャンパーなので、冬タイヤもヨコハマにしようとしましたがメーカー在庫がなくブリジストンも在庫無し。唯一購入できた215スタッドレスタイヤは、ダンロップウインターマックスSV01でした。

タイヤ空気圧

195サイズのタイヤ空気圧は600kPaですが、215だと450kPaが標準です。タイヤがソフトになる訳ですね。今回は信頼のおける担当Kさんの考えで480kPaに設定しました。

新品215タイヤは480kPaに設定。

CP規格

夏タイヤにはCP規格というキャンピングカー専用タイヤが各社から出てましてそれをセレクトしてます。キャンピングカーは常に最大荷重がタイヤに掛かっているので、耐久性や速度等を考慮したCP規格タイヤにしないと危険な訳です。
ところがCP規格のスタッドレスは2023年時点では未だありません。唯一検討材料としてはミシュランクロスクライメートですが、凍結道では使えないと公式HPに記載があります。実は雪の日に限ってアーティストから「レコーディングしたい」というリクエストが多いので、弊社はトラック用スタッドレスを選ぶしかないのです。早くCP規格のスタッドレスを発売して欲しいです。

クロスクライメートは凍結道がNG
某アーティストの都内でのレコーディング。前の日に機材満載で出発して車内で前泊。

ホイールハウス修理

バーストから数日後、ホイールハウスを自力修理しました。クラシックカーを20台以上乗り継ぎ自力修理も沢山して来たので、こんな修理は朝飯前です。

自宅で修理、泥除けは外すことにしました。
リベット止め。ケイターハムは殆ど部品がリベット止めでしたね。

タイヤチェーン

195サイズではトラック用のタイヤチェーンを所持してます。実際使ったのはロケで雪山に行った数日です。タイヤチェーンは「あ、これはスタッドレスでも滑るな」と思った時に使用するものですので、行く先や時期等にあわせ車に積んでおかなければなりません。
今回は215タイヤにサイズアップしたので195タイヤチェーンは使えなくなりました。そしてアンセイエに215チェーンが使えるかというとこれはダメ。タイヤをサイズアップした為、ボディと接触する恐れがあるのです。製造メーカーのミスティックさんもタイヤ屋さんも、「クリアランスがないので215タイヤではチェーンダメだと思う」との事でした。
そこでタイヤ屋さんにお薦め頂いたのは、イッセスノーソックススーパー(サイズ66)。前後4枚で4万円ほどです。メーカーに電話サポートがありましたので色々質問したところ、「通常は2シーズン使える。そして使わない場合は6年ほど保管できる」との事でした。チェーンはもっと長く使えそうですが、こちらはケブラーの様な繊維で出来てますからしょうがないですよね。

トヨタで点検

バースト時に15m位走ってしまったので、下回りの点検をお願いしました。
結果「トヨタ車はホイールだけになっても、下は何処も剃らないようになってます」とのこと。点検料も無料。とても関心しました。
やはりベース車はトヨタが一番よいなと感じてます。

中性洗剤と水を入れたスプレーで確認。

まとめと予防策

車との生活も20年以上になりパンクも数回経験してきましたが、バーストは初めてでした。こうならないように空気圧も細かく見て来たのですがバルブコア詰まりは盲点でした。そこでバルブからの漏れを確認する為に中性洗剤でシャボン玉液を作り、タイヤ空気後測定後にバルブに吹きかけてチェックする事にしました。
そしてキャンピングカータイヤは3シーズン以内で交換、これが良いと思います。是非皆様も実践されてくださいませ!

2024年1月2日追記 

215/65/R15LT110/108Lスタッドレスという選択もあるなとタイヤ屋さんとやりとりをしておりまして、ロープロ化というらしいのですが、タイヤを少し小さくすることによって、対過重を増やすという作戦です。
空気圧は600kpaとタイヤは硬くなりますが1本で1060kgまで耐えられます。ちなみに215/70/R15では975kgまでです。タイヤ4本で340kgも差が出ますのでこの方がより安全だろうという見解です。今回新しくしたタイヤは3シーズン使う予定なのですが、その内にCP規格のスタッドレスが出るともっとよいなと考えてます。


本日はここまでとなります!
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