【スマホマイク】ShureMV88+、RodeVideoMicGo2の聴き比べ。RodeNTG2とSonyECM-MS2も比較あり。
自己紹介
皆様お疲れ様です、沖田純之介の自己紹介は以下になります。
持ち歩きマイクは何がよいのか
スマホ接続するマイクもかなり多くを持っておりますが、簡単に持ち歩き可能で間違いないものを選びたく、購入後数年が経過しているのですがやっと聴き比べをして動画にしてみました。
比較のマイク
今回の比較のメインはSHURE MV88+とRODE VideoMicGo2です。NTG2とECM-MS2はおまけの確認になります。実際に購入して長く使って来たものでテストしました。マイクは以下になります。
SHURE MV88+
スマホ接続対応のステレオマイク、ヘッドホン端子付き。USB出力。マイク単独では動かないのでDSLRには使えない。アプリで設定ができるがプロ向けの設定画面で素人には難しいと思います。
RODE VideoMicGo2
スマホ接続対応のモノラルマイク、ヘッドホン端子付き。USBとアナログ出力もあり高機能。SHUREと同じくアプリで色々できるが、詳細設定が出来ず素人には簡単。
RODE NTG2
電池駆動のショットガンモノラルマイク。XLR出力。マイク以外の機能は無しで、スマホ接続するにはオーディオインターフェイスが必要でおすすめはRodeAIMicro。このインターフェイスを使う事でローカットやコンプが使えてスマホに簡単に録音できる。今回の検証動画ではZoomF3にて録音。
SONY EMC-MS2
ショートステレオショットガンマイク。XLR出力。おそらくSonyの業務用カメラに向けて作られたもの。電池も入らず外部48V(ファンタム)が必要。スマホ接続するにはZoomなどのクラスコンプライアント・オーディオインターフェイスが必要。小さくてステレオ収録だとこのマイク以外選択肢が殆ど無いので以前購入。今回の検証動画ではZoomF3にてモノラル録音。
比較動画の録音方法
録音方法は近所の公園にて、晴れで風強めの環境で録音しました。マイクの高さや位置はなるべく同じにして、風防を付けて上記写真の形で録音しました。ローカットやコンプは全てオフにして録音し、ProToolsにて120Hzでローカット、0.1dBでノーマライズ、-24LKFSにて書き出しを行なっております。簡単に言うと同条件という事ですね。
音色
音質の面ではSHUREが流石によく出来ているなと感じます、空気感もよく撮れてますよね。RODEは2つとも暗い感じですが、自分は好きな音色でして後処理しやすい音色です。Sonyは高域が目立ってますが撮ったまま使える印象もありSonyらしい音色です。
指向性
今回の4機種ではそこまで差が出ず、5mまで離れると厳しいですね。直線距離ではSHUREよりRODEVideoMicGO2がよいです。
高域が立っているSONYも聞こえやすく感じると思いますが、RODEも同じようなEQをかけると聞こえやすくなります。
SHURE問題点
SHUREで困った点がありまして、写真のようにUSB端子が後部にでっぱっているので、簡単に折れるのです。自分も1回折りましてケーブルを購入しましたが、このケーブルがチップが入った専用品でないとマイクが認識せず、なんと5000円もします。試しに安い他社製を使ってみましたが認識されませんでした。折れるのを回避する為にケーブルは抜いて移動してますが、このケーブルの片付け方など運用面で問題ありと思ってます。
RODE問題点
VideoMicGO2には弊社に転がってた風防を被せているのですが、これが強い風を防げず、今回も唯一風音が入っておりました。他社製品ではなくRODE専用品が必要かもしれません。
Rodeもチップ入りの専用ケーブルが必要ですが、端子はマイク横から出ており、さらにマウント部分でガードされているので、折れる事はありません。ずっと差しっぱなしで運用してます。そしてこのマイクがステレオだったら間違いなくイチオシです。
Lightningケーブルを使わない
SHUREもRODEもLightningケーブルは専用品が必要で案外高いです。専用品という事は量販店で直ぐに買えないという事ですので、これだけもって地方出張などは危険になります。そこで回避方法をお知らせしますが、マイク本体からUSBAに変換する一般的なケーブルを用意し、Apple Lightning - USB 3カメラアダプタ 経由でスマホに接続する方法です。これであればケーブルは他社製品で使えますし、スマホとマイクに給電しながら使えるので、外部バッテリーなどを繋げます。
まとめ
これらマイクで優越つけるとすると、以下になります。
カメラマンやサウンドデザイナーには、RODE VideoMicGO2です。USBとアナログ出力がありますので長く使えますね。
旅行や出張のサウンドスケッチとしては、SHURE MV88+です。
ステレオで撮れるので環境音も録音できますね。設定も細かくいじれます。
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