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トランプ1本vsバイデン2本。さて何の数でしょう?

トランプ大統領、バイデン前副大統領。
この戦いをエンジニアとして楽しみにニュースを見てます。

何処を見てるか?そう、マイクの数です。

トランプ大統領になってから、歴史的に2本だったマイクが1本になりました。

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マイクはシュアーSM57で変わりませんが、予備がなくなり1本になったのです。

マイクは以下のSM57。

ショックマウントはこちら。

ウインドスクリーンはこちらです。


ダイナミックマイクの特性として、離れた音は入りにくいので、口に近い方が太い音になり、良い音になります。意識して口の高さにマイクを合わせいるようです。なにより、見た目がすっきりしましたよね。このSM57は離れて使うマイクではないのです。
それに相当な歴史と信頼がありますから、2本要らないと考えます。

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ところが、バイデン前副大統領の演説では、2本セッティングが復活してます。マイクはSM57で一緒ですが、口から離れてセッティングしてるので声が細くなり、弱く聞こえてしまいます。ここを指摘するエンジニアが側近に居ないのでしょう。

ショックマウントを以下に変えて、2本セッティングに戻してますね。

この2人のスタイルからみても、トランプさんは演説慣れしているか、そのアドバイザー的なスタッフが居るのだと考えます。
演説の場合、声の低い部分、お腹に響く帯域が多いほど、印象に残ると考えます。現場で聞いた訳ではありませんが、機材だけの判断ではトランプさんに未来がありそうです。

政治的な事は一切わかりませんが。

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沖田純之介 サウンドデザイナー
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