【ヘッドセットマイク】ファンタム電源でプロ機に接続する方法
皆様お世話になっております、株式会社okidesignの沖田純之介です。
私の自己紹介は以下にリンクしてあります。
スマホやPC用のイヤホンマイクや、ヘッドセットマイクが多く販売されてますね。リモートミーティングが多くなったので、色々なメーカーから販売されるようになりました。
そこで、このようなヘッドセットマイクを、プロ機に接続して使う方法がないか探ってみました。ここにもプラグインパワーというプロには馴染みのない方式が重要なポイントでした、、、以前のプラグインパワーの記事はこちらをご覧ください。
接続方法
プロの現場の場合、通常キャノン(XLR)という端子がついたケーブルを使うのですが、ヘッドセットマイクの多くは、4極3.5mmミニピンジャックという端子です。以下の写真で、端子に黒い線が3本入っているものです。この線は端子同士を絶縁していてプラスチックかナイロン製です。
次にウィンドウズPC用ではこちらも多いですね。ヘッドホンとマイクが分かれているケーブルで、端子には黒や赤の線が2本です。
まず分岐する
4極3.5mmミニピンジャックの場合、1本の端子でマイクとヘッドホン(イヤホン)が配列されてます。これはプロ機では対応していないので、まずマイクとヘッドホン端子を分岐する必要があります。分岐は簡単で以下のケーブルを使います。
分岐ができたら、マイクマークがついたケーブルを、プラグインパワー対応機器に挿せば使えます、、が、、一般的なプロ機にはこの端子がありません。そこでキャノン端子に変換する必要がありますが、変換しただけでは使えません。
減圧する必要がある。
ヘッドセットマイクの場合、マイクを駆動するには+2V〜10V程度の電圧が必要で、スマホやPCの場合は本体から供給されてます。
しかし、一般的なプロ機の場合は+48Vという電圧になり、減圧させる必要があります。
そこで必要なのが以下の「RODE VXLR+」です。
これを使い減圧させ、プロ機に接続して+48Vをかけます。
すると以下のようなモノも、マイク端子で録音しながら、イヤホンはモニターとして使え、プロ機でもそのままZoomミーティングに使えます。
分岐したケーブルは、それぞれの端子に接続します。以下のような図です。
この方法で接続チェックしたのは写真のSSL2+、Antelope Orion32+、ZenGoSynergyCore、ZoomH6/BLK、F8nどれも問題なく使えました。
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