これからのMAはProToolsではなく「adobe Audition」で。25年10月に起こる事。
自己紹介
皆様お世話になっております、株式会社okidesignの沖田純之介です。
私の自己紹介は以下にリンクしてあります。
ProToolsはどこに使うか。
これからMAを始めようとしている方にProToolsの導入相談をされましたが、これからはProToolsではなく「Adobe Audition」だと伝えました。
ProToolsでの作業は、海外とのデーター互換が必要な劇場公開映画などの、大きな予算の仕事のみになると予測しているからです。理由はこれから解説する予算との関係が大いにあります。
Auditionをどう使うか。
映像を作る作業で、殆どのエディターやディレクターがAdobePremiereProを使ってます。以前はFinalCutProが多かったのですが、10年位前からPremiereProの1強です。そのような理由から同じメーカーであるAuditionを使った方がシームレスです。取り込み書き出しも一瞬ですしラウドネス管理も簡単、ノイズ処理もiZotopRX級の物が内蔵されてます。使う人間が多ければ開発費も多くなりソフトも良い物になっていくのは当たり前ですよね。
AuditionでのMAは以下の雑誌を購入頂ければ自分が解説しております。本記事最後に動画も用意しております。
ポストプロダクション
この言葉ご存知ですか?ほぼ死語になりつつありますが、映像を作るスタジオの名称でして、自分もこのポストプロダクションで腕を磨きました。自分が業界入りした30年前は、映像機器も音声機器もほぼアナログ機器でしたので、当時はポストプロダクションで腕と耳を磨かないと仕事が出来なかったのですね。
その後MacにiMovieが入り、FinalCutが7にアップデートすると、映像制作会社がこぞってFinalCutProで映像編集をしてくるようになりました。
このポストプロダクションは現在殆ど必要なくなり、映像編集から仕上げまでエディターさんの自宅で完結するようになりました。MAも同じで自宅レベルで仕上げまで出来るようになりました。
25年10月に業界がひっくり返る
この日経MJの記事をごらんください。このビデオリサーチの結果が出るとテレビ媒体はさらに衰退し、動画配信プラットフォームが主になると思います。そうするとテレビ制作費が下がり動画配信の予算が一般的な金額になり、スタジオやProToolsの維持費も問題になってきます。
MAという業務は、大きな予算と低予算の仕事に分かれて行き、限りなく「副業」の位置まで成り下がるでしょう。
Auditionの機能
先ほどもノイズ処理などの事を記載しましたが、Auditionには自動ミキシング機能もあり多くの方はこれで十分に感じるでしょう。現在はナレーション録音がしにくいという問題もありますが、これは時間の問題でしょうね。
そもそも、ナレーション読み上げ機能が搭載される筈です。これらはProToolsには搭載されないと考えているので、Auditionが主になっていく筈です。
有料動画解説!
数年前の動画ですがAuditionでのMAを解説してます。4400円もするそうですが、これ見れば広告のMA納品が出来るまでを解説してます。この動画が再生されると弊社にお金が入ってくる筈なのですが、、入ってきませんね。ビデオサロンさんどうなっているのでしょうか??
サブスクVSW077「『Adobe Auditionでプロ並み音響MIX術』リモート収録ナレーションを活かす!」
1.現在の映像制作におけるMA事情
2.映像作品における音響の重要性
3.Adobe Auditionとは?
4.Adobe Auditionでの操作の実際
5. Adobe Auditionでの音の仕上げ
6. ZoomH2nを使って遠隔操作でナレーションを録音する方法
7. ナレーションのMIXの方法
8.質疑応答
まとめ
これからMAを始める方や副業でされようとしている方はAuditionを契約し、これで自分の表現方法極めた方がよいです。ProToolsは過去のものになる可能性が十分にあります。過去を遡るとProToolsが出て来た時も嫌だと言って使わなかった層が居ましたが、淘汰されました。その一派ヌエンドというソフトに移行して行きましたが、これも虫の息でしょう。
要は絵を描くのに、「自分は油絵でしか描けない。」などでは通用しないという事ですね。
本日はここまでとなります!
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