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自社スタジオ、5.1chから9.1.6chへ。その10「DMEDesignerの回路見直し」
皆様お世話になっております、株式会社okidesignの沖田純之介です。
私の自己紹介は以下にリンクしてあります。
DME64Nをモニターコントローラーとして問題なく使えておりますが、MONOスイッチが欲しくなりました。
スタジオ向けのプロ用モニターコントローラーには必ず「MONO」ボタンがありまして、ステレオプロジェクトならば左右を混ぜた音が左右のスピーカーから出て、5.1ch等のサラウンドプロジェクトの場合は、全てを混ぜた音がセンタースピーカーから出ます。
この理由はチャンネル間の位相確認の為で、ズレがないか、ズレてもおかしくないかを確認する為に必要です。
![](https://assets.st-note.com/img/1648018077387-KZYS9ofQyU.jpg)
そのMONOスイッチを作る為に、32in32Outのルーターを回路に入れました。
![](https://assets.st-note.com/img/1648018130892-XbRLvucXSi.jpg)
このルーターを使うことにより、全てのインプットがセンターから出せると考えていたのですが、なんと出来ませんでした、、。
センターchに入力された音を、全てのスピーカーから出すことは出来るのですが、全ての入力を1つのスピーカーから出すという、逆の事が出来なかったのです。
あらら、、と思いましたが、良い点もありまして、ルーターを数個入れていたのが1つで済むようになり、ディレイのバラつきがなくなりました。以前の回路は↓です。紫のルーターが3つあり、サンプルディレイにバラつきがあります。
![](https://assets.st-note.com/img/1648018540028-dgUUo4TIES.jpg)
DME64NのDSPパワーも95%まで使っているので、このMONO回路をどうやって入れるか今後考えて行きたいと思いますが、制作中にはProToolsのプラグインでMONOにダウンミックスして確認できますので、これで回避できます。
世の中には旧式のiPadなど、スピーカーが1つしかないモノラル再生機もありますので、製作時にはMONOにダウンミックスをして確認をしましょう!
![](https://assets.st-note.com/img/1648019119309-TKyS9z9tWB.jpg)
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![沖田純之介 サウンドデザイナー](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/21275585/profile_c109c3ac8a6422abb92b37f854245793.jpg?width=600&crop=1:1,smart)