全員の子が生き生きと学ぶ姿
今年は6月の休校に伴い、meetで朝の会、8月後半から夏休み延長に伴い、オンライン授業、分散登校、午前中授業、ひととおり全てのタイプを試したんじゃないか?というくらい様々な授業形態を体験した。
いつもの感覚なら6.7月には学級がある程度、出来上がるイメージなのだが、今年は9月になってもまだまだ...
何だろう?これ?と感じていたのだが、ようやく10月に入って、学級が学びの土台にのった。
私自身が思っているこの感覚は何だろう?
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「全員の子が前向きに学習に取り組む姿」
これだ!!!!
ある日の算数の時間。子どもたちは難しい問題にチャレンジしている。わからないときには、友達に聞きながら、問題を自分で解く喜びを感じているのだ。
「やったー」「解けた!」
そんなことを全員の子ができること!
まさに子どもたちが生き生きと学んでいること!!
これこそが学びの土台にのった姿なのだ。
この「生き生きと学ぶ」をつくるために私がしてきたこと...
それは縦糸横糸、糸を強くすること。
縦糸は私と子どもの信頼関係。
横糸は子ども同士の繋がり。
そして糸を強くすることは、本人に自信をつけさせること、あなたもやればできる、と自分力を高めさせること。
これらが全て絡み合ったときに、目を見張るような素晴らしい作品が出来上がる。
これが生き生きと能動的に学ぶ子どもたちの姿。
これまで感覚的にしてきたことが、わたしのイメージとしてきっちりと立ち上がると、それを人に伝えることができるようになる。
まさに言語化することの大切さである。
私が考える学級経営は、まさにこれなのだと。
35人子どもがいれば、35通りの糸の特性がある。
それを見極めながら、どう使っていくのか、どこでこの糸を引き出すのか...
そんなことを日々見極めながら無意識に、学級経営をしているのだ。
私たちの仕事は、もちろん勉強を教えることも大切だが、もっと大切なことは、子どもたちのしぼんでしまったやる気や、やればできるを体感させることなのだと改めて強く思うのである。