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子育てから考える
日曜日、娘を公園へ連れて行くと、自転車の練習をしている親子を見かけました。
滑り台を手を繋いですべっている親子を見かけました。
雲梯の見本を見せながら練習している親子を見かけました。
何気ない光景です。
だって親は子どもがどこまでならできるのか、見守り、手を貸し、寄り添い、判断しているのです。
親と先生の1番の違いは何だと思いますか?
私は、長期的視野だと思っています。
親の私たちは、子どもを長期的な視野を持ち、育てています。
「この子が将来、これができなくては困る」
そう思い、自分のことは自分でできるように、とこの子の将来を考え、日々育てています。
勘が鋭い方はもうお気付きでしょう。
そうです。教室にいる子どもたちも同じです。
「将来、この子が困らないように」
という長期的な視野で育てていくことが大切だと思うのです。
残念ながら、教師はそんなに長い期間、子どもたちと関わることはできません。
短ければ、1ヶ月、半年、1年、持ち上がってもせいぜい公立学校なら2年程度。
子育てとは違って、圧倒的にスパンが短いです。だからなかなか長期的な視野で子どもを育てることが難しい。
親には責任があります。自分の子どもが社会に出て困らないように、もし自分が先に死んでも、ちゃんと生きていけるように。
教師は親と比べると圧倒的に責任が少ない。それはそうです。親ではないから。
でも子どもを育てているのは同じです。
私たちが育てている子どもたちは、これから社会を背負っていく子どもたちです。
たった1年の影響なんて...と考えないで下さい。だって子どもたちにとっては、その1年でできることが増え、間違いなくどの子も成長しているからです。
その成長に目を向け、この子がどうすればできるようになるのか、どこまでなら自分で出来て、どこからは助けが必要なのか...
公園でたくさんの親子を観察していると、同じ2歳くらいの子でも、一人で滑り台ができる子、手を繋いでもらってすべれる子、うつぶせで滑る子、頭からすべる子(うちの子)...子どもによって本当にさまざまなんです。
だから○歳だから、これは一人で出来ないと!なんていう考えはなくしてもいいのかもしれません。
一人一人に合った寄り添い方が大事だと思うのです。
公園で娘を遊ばせる(主人が遊び相手、私は見守り)だけの何気ないことから、「あ!これを教室でやればいいんだ!」とふとひらめきました。
何も難しいことではない。その子を観察し、何に困っているのか想像力を働かせ、どこまでなら出来そうかを見極め、少しずつ成功の階段を体験させる。
教室での学びがこのようなものになれば、きっと子どもたちは自信をつけ、やってみよう!と自らチャレンジしていく子になると私は思います。
余談...小2の息子が、「あーあ、明日も学校いやだなー」と言っていました。「何がいやなの?」「勉強」1年生のときにはあんなに勉強したいしたい!!!と言っていた子が、わずか2年でこうも変わるのか...やらされ感が強い勉強は、苦痛になっていくのですね。そこに中1長女が、「中学とかもっと大変だからね」小2「おれ、大学とか絶対いかんこ、もう勉強するのいやだし」
勉強嫌いをつくる学校ってどうなんでしょうね。もちろん私も含めて...戒めの意味を込めて、ここに残しておこうと思います。
学ぶことを楽しめる子どもたちを育てていくことを忘れないように...
長文をお読みいただき、ありがとうございました。