環境の変化
ここ2週間くらい、次女(2才)の様子がヘンだ。何にでも「マーマがいい」「だっこ」と甘えん坊さん全開になっている。
…よーく観察し、いろいろと思考をめぐらせる。園での出来事、家での様子から推察していく。
そうして私が導き出した答えは…
「環境が変わる不安感」
だと感じた。保育園では、「もうすぐおにいちゃん、おねえちゃんになるんだよ」と言われ、進級するクラスに遊びに行き、体操教室を見学し、先生たちからいろいろなことを聞く。
もちろん先生たちが悪いのではない。どの園でも、どの学校でも行われていることである。次の学年へスムーズに引き渡すためのバトンパスの練習のようなものだ。
…考えてみると、上の子2人とも新しい環境に慣れるのが難しかった。長女のときは、毎日幼稚園へついていき、「帰らないで」と泣く長女を置いて、0才の長男を連れて家へ帰っていたことを思い出した。
「次女も環境の変化を敏感に感じ取る子なんだな…」そう思い、今朝、歩いて登園しているときに、こんなことを伝えた。
母「○○ちゃん、もしかして、うさぎ組さんになるから、ドキドキしてる?」
次女「うん。○○ちゃん、ドキドキしてるよ。」
母「そうだよね。でもさ、今のりす組さんのお友達、みんないっしょだよ。みんなでうさぎ組さんになるんだよ。」
次女「え?そうなの?」
母「そうだよ。みんなドキドキしてるから、だいじょうぶだよ。」
次女「そうなんだー」
そんな会話を終えた後は、泣かずにバイバイすることができた。
3月・4月は新しい年度のスタート。大人も子供もみんなドキドキする。ワクワク感が強い人もいれば、不安感が強い人もいる。環境に慣れるのが早い人もいれば、なかなか慣れない人もいる。
かくいう私も以前は、環境に慣れづらいタイプだったと思う。(今は改善している気がする)
だから人と比べなくていいのだ。自分のペースで慣れていけばいい。不安感が強いのなら、自分で自覚すればいいのだと思う。どうして不安になっているのか、どうしてこんなに気持ちがのらないのかの理由がわかるだけで、少し安心できる。
子供は大人よりも年度初めをあまり経験していないために、大人よりももっとたくさんストレスがかかる子もいるのかもしれない。
少し長い目をみて、ゆっくり慣れていけばいいよ、という気持ちで、そばにいる大人が寄り添ってあげればよいのだと思う。
だから私は、次女のペースで、新年度が迎えられたらいいなと思う。
4月、教室にいる子供たちもおそらく、こんな複雑な気持ちを持っている子がたくさんいるのだろう。それぞれの子が、それぞれのペースで、学級に慣れていけるように、すべての子供たちに寄り添っていこうと強く心に誓うのである。