●アーリーリタイアを失敗しないために役割の変化を受け入れる、新しい役割を担う・作る
こんにちは、okeydon(おけいどん)です。
ネットではアーリーリタイアに失敗した情報があがっていたり、Twitterでアーリーリタイアは辞めた方がいいとのアドバイスを頂戴することがあります。
たしかに、アーリーリタイアには長短あったり、個人毎に適性があったり、成功するのか失敗するのか、いろんな要素が絡み合っていると思います。
僕okeydonは、現在アーリーリタイア トライアル生活をしています。会社に籍は置きながら、出社はせずに仕事もせずにのんびり過ごしています。
進退を決めるために与えられた期間は年末までですが、このままアーリーリタイアに進むつもりでおります。
アーリーリタイア トライアル生活をしてみて、馴染みつつあるからです。
なぜ、アーリーリタイアに失敗するのか?なぜ、アーリーリタイア生活に疑問が湧くのか?
少しだけ分かった気がします。アーリーリタイアして、新たな「役割」に馴染んでない、新たな「役割」を見つけられていない、それが理由だと思います。
この記事では、人生の「役割」とアーリーリタイアについて綴ります。
人生には「役割」の変化があります。まず初めに、この世に生を受けて赤ちゃんという役割から人生の役割が始まります。赤ちゃんは、家族のアイドルです。みんなから可愛がられます。そういう「役割」です。
やがて、幼稚園児になります。ここで家族から離れて、初めて社会生活、集団生活が始まるわけですね。これは新たな「役割」です。
続いて、小学生になります。国語、算数、理科、社会など学校教育が始まります。勉学という新たな「役割」が課せられます。
その後も、中学生、高校生、大学生と、それぞれの「役割」がある訳です。高校生、遅くとも大学生になると、勉学だけではなく、アルバイトという半社会人という新たな「役割」を担います。社会を回す歯車に入っていく訳ですね。
そして、学校生活を卒業すると、社会人になります。社会の一員として、労働者という新たな「役割」を担うのです。
会社の中でも、新入社員とか、○○担当とか、課長とか部長とか、いろんな役割があります。
こうして、人生においては、「役割」が変遷していきます。
「役割」というのは他にもラインがあります。例えば、病気や怪我をしているときは、病人が役割で、病人なら、病気や怪我を治すことを考えた役割を果たします。こんなときは、元気に働いている人を見て、自分を卑下しそうになりますが、仕事は病人の役割ではありません。比べる必要もないのです。
他にも、例えば、●●市民という役割、自治会のゴミ当番という役割、子供に対して父親・母親という役割、妻に対して夫という役割、親に対して子という役割、オフ会で幹事という役割、、、人は人生において様々な「役割」を担っていくものです。
話をアーリーリタイアに戻しましょう。
アーリーリタイアして、寂しい、失敗した、と思うのは、新たな「役割」に馴染んでない、新たな「役割」を見つけられていない、それが理由だと僕okeydonは思います。
会社にいると、受け身でいても役割は与えられます。しかし、アーリーリタイアしたら、自分で自分の役割を見つける必要がある訳ですね。
もう一つ言えば、人間は「役割」が変化することにストレスを感じます。人間には現状維持バイアスが働くからです。環境が変化しなければ安全ということですね。例えば、分かりやすいところで、会社での人事異動がそうです。新しい部署に行くのは、期待もありますが不安もありますよね。それがストレスとなります。アーリーリタイアという劇的な変化にもストレスはあるものです。「役割」の変化とはそういうものなのでしょう。
アーリーリタイアしても、サラリーマンだったころの「役割」を心の中で引きずっていては、心はアーリーリタイアしたとは言えません。僕okeydonはそのように思います。
アーリーリタイアしたら、アーリーリタイアという新たな「役割」に馴染む必要があります。「役割」の変化を認めるのです。そして、アーリーリタイアそのものは「役割」はありませんから、サラリーマンではない、新たな「役割」を、自ら見つける必要があるのです。自ら、新たな「役割」を作るのです。
僕okeydonは、コロナ禍もあり、家の外には「役割」が見付けられていませんが、家の中で「役割」を見付けました。
それは、父の事業を手伝う秘書兼事務員という「役割」、母から家事分担を受ける家庭人という「役割」、この二つです。父の事業の手伝いでは具体的な成果も上げています。家事としては、これまで避けてきた料理を、今年から始めました。まだレパートリーは少ないですが、たしかな一歩、たしかな進化です。
さらには、投資家という「役割」も果たして、社会貢献しています。弊ブログ「おけいどんの適温生活と投資日記」も、「役に立ちました」とお声がけ頂くことが多くなってきて、多少なりとも社会貢献を果たせているように感じて、ブロガーというのも「役割」に思えています。
「おけいどんの適温生活と投資日記」
人間は、こうして、「役割」の変化を認めて、新たな「役割」を担うことで、生きがいだったり、人生の意味だったりを感じながら生きていくものだと思います。
従いまして、アーリーリタイアを失敗しないためには、いつまでも、サラリーマンという「役割」を、心の中に置かないことです。アーリーリタイアしてからは、「古い役割」となるサラリーマン時代のことを主体に置かないことです。同僚や部下がいないとか、取引先の接待がなくなったとか、会社の経費が使えなくなったとか、仕事が無くなったとか、そんな「古い役割」のことをいつまでも考えずに、ちゃんとお別れするべきなのです。そして、「新しい役割」を見付けましょう。アーリーリタイアそのものに「役割」はありません。何か具体的に「役割」を見付けましょう。そうすることで、アーリーリタイアの失敗は防げると思います。新しい人生が見えてくると思います。
今日も何事にも適温でまいりましょう。
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