焼肉ライクのマーケティングがスゴい!コスパや単価アップの秘密を調査!食レポも
焼肉のファーストフード。お一人様焼肉の「焼肉ライク」さんが2019年9月に神戸三宮の東急ハンズ近くにオープンしました。
神戸三ノ宮生田ロードはコスパ重視の格安飲食店の激戦店エリア
最近、神戸三宮の生田神社様、生田ロード周辺の飲食店は、コスパ重視の居酒屋さん等の飲食店がすごく増えています。
パッと思いつくだけでも格安居酒屋系は5店舗ありました。
・餃子の王将 三ノ宮下山手通り店
・鶴亀八番
・磯丸水産
・串カツ田中
・鳥二郎
こんな激戦地区に堂々とオープンした
焼肉のファーストフード!お一人様焼肉の「焼肉ライク」さんが気になって仕方がなかったので焼肉ライクのランチで潜入調査をすると、マーケティングの面から見てもとても勉強になる飲食店でした。
焼肉が530円から味わえるリーズナブルさをウリにしている焼肉ライク
焼肉って聞くと、「高いんじゃね?」って思う人もいるでしょう。
でも、焼肉ライクさんは、ランチだろうが夜のディナーだろうがバラカルビセットが530円というリーズナブルさ。
ただ、よく見ると、お肉のグラムによって、お値段が変わってきます。
シニアや女性で食の細い人には、100gで十分かもしれませんが、女性でも200gはペロリと食べられる量です。
この人の心を惹きつける「魅せ方」がいいですね!
アイドル時間(暇な時間)は昼飲み対応で回転率を上げる作戦
飲食店って、平日の14時から18時までは人があまりこないアイドルタイムと呼ばれています。
この時間を全てハッピーアワーにしています。
最初の一杯が、爆発的な価格の安さなのです。
・生ビール 180円
・ハイボール 50円
・レモンサワー 50円
思わず「平日の14時に一緒に行ってくれる人いないかな?」なんて、
まだお肉も出ていない時から考えてしまったほどです。
とことんまで仕組み化!だから安く提供できる!
これが席。目の前には、無縁のロースター、焼き台が一人にひとつあります。
手前の四角い箇所は、トレーを置く場所。
引き出しには、おしぼりやお箸など必要なグッズが入っています。
オーダーは、全てタッチパネルです。
使い方がわからない年配の人は、スタッフの人に聞いていましたが、
タッチパネルを見ると、なんとなくやり方がわかるので、ほとんどの人がタッチパネルでオーダーしていました。
こういうところも、人件費のカットにつながりますね。
また、
インバウンドの人たちにも対応できるように、英語でも書いています。
実際に、海外の旅行者のような人たちもお店に入っていました。
だから店内は、スタッフの人数は店内の広さに比べてすごく人が少なかったです。
店内を案内する人、お料理を持っていったり、飲み物を提供する人が合計3名。
奥が見えなかったのですがお肉を提供する人が1名。合計4名ほどで回していたみたいです。
食べ方にも飽きさせないこだわりが!タレが5種類
焼肉ってこんな色々なタレがあったのか!と思うぐらい。
5種類のタレを提供していました。そしてにんにくおろし。
どのタレも食欲を増すようなタレばかりで
「他のタレでもうちょっと食べてみたいな」という気分にさせてくれます。
これも、単価アップのこだわりの一つではないかと思いました。
個人的に唯一残念だったのは、「お醤油とワサビ」という
私が大好きな組み合わせはありませんでした。
うぅ・・・これがとっても残念。
でも、このタレのデザインも手を抜かずに高級感を出しているところも女性には高感度大のポイントです。
焼肉ライクの焼肉300gプレートはこんな感じ!
タッチパネルでオーダーをするとしばらくしてプレートが出てきます。
これがメガ盛りプレート。300gがこのくらいの量です。
ご飯の量は、これで「普通」の量です。大盛りもできます。
単品もありますが、ほとんどの人がこの基本プレートをオーダーしていたようでした。
お昼ご飯でも「あと少し食べてもいいかも!」って思える量でした。
きっと、女性でもお腹空いていたら、1ポンドの450gは完食できる量かと思います。
どの基本プレートも「もうちょっと食べたい」と思わせる量
今回のプレートは、お昼でも、「あと1皿欲しいな」って思わせるお肉の量なのです。
この辺りも追加注文が出やすい仕組みだな、って思いました。
また、ご飯も
「卵かけトッピング」やら
「カレートッピング」というトッピングもあり、こういうところで単価アップの提案をしているのです。
これも肉い(ニクい)演出だな、って思ったほど。
問題の焼肉ライクのお肉の味や感想ってどうよ?
焼肉ライクさんのお肉は基本はタレがかかっています。
お肉を薄く切っているからもあると思いますが、全体的にお肉は柔らかく、タレも濃過ぎず、甘ったるくなく、子供から大人まで美味しく食べられるように計算しているタレだな、と感じました。
全体的には、コスパがとてもいいなと感じます。
ここならお一人様焼肉デビューができる!焼肉ライクさん
そもそも焼肉って「お一人様」がとてもしづらい食べ物という感覚がありましたが、この焼肉ライクさんでは、お隣の人とトラブルにならないように、大きなお盆で出されたり、隣の人の煙が全く気にならない無煙ロースターを設置していたり。
前の人の目線も気にならないように目線の高さの場所には、
焼肉のタレや、タッチパネルなどがあり、周囲の目が気にならない配慮もありました。
もちろんカップルシートもある!洋服に臭いがつかないのでスーツでも安心して入れます
お一人様の人はもちろんのこと、自称カップルシートももちろんありました。
私が入ったときは、満員御礼で、この席には女性だけで入っている人や、カップルの人もいらっしゃいました。
また、お仕事で商談の帰りっぽい、男子の上司と女性の部下らしき二人も焼肉ライクさんでランチを楽しんでいました。
上司っぽいサラリーマン風の男性も部下っぽい女性社員さんもスーツを着ていたのですが、無縁ロースターのおかげで煙を全く気にせず食べていた姿も見かけました。
神戸三宮店だけなのかはわかりませんが、焼肉ライクさんのお一人様シートは、プライベート重視の席が多いので、その二人がどんな風な会話をしていたかはわかりませんが、
男性の上司は
お仕事が終わってからのランチで、この後に仕事がないとしても。
隣にいる女性の事も考えて、ニンニクを入れないタレで食べて欲しい。
そういう配慮ができる上司こそ
女性の部下から慕われる上司になるんだぞ。
って勝手に部下の女性の立場となって考えてしまいました。
クレジットカード対応?キャッシュレスで軽減税率対応の焼肉屋かどうかも調査
焼肉ライクさんは、お店によってはクレジット対応をしている店舗があるのかもしれませんが、焼肉ライク神戸三宮店は、現金だけの支払い方法でした。
だから、クレジットで支払うことができないので、ポイント還元の恩恵は受けることができない飲食店だったのが
ポイント資産運用をいつも考えている私にとっては
かなり残念でした。
「せめて、PayPayだけでも使えたら・・・10%割引になるのに!」