地球に舞い降りた天才 銀河アリス

ごきげんようです!桶と申します。

私が最も応援しているバーチャルYouTuber、銀河アリスさんが
この度晴れて一周年を迎えました!

1地球人類として、非常に嬉しい限りですね!
しかしながら、日頃の私は二次創作活動など全くしたことがない人間。
でも記念に何かしたい…。
と考えた末、彼女について筆を執ってみることにしました。

内容はずばり、タイトル通りです。

個性的な発言からよくポンのコツなどと言われてしまうアリスちゃん。
ですがその裏では、地球侵略の下請け企業であるバルスの某取締役や、同じバルスの某吸血鬼から「天才」とまで評される逸材なのです。

今回はそんな「銀河アリス」という存在の魅力ついて、
主観を交えつつ大いに語っていきたいと思います。

1.銀河アリスの活動

彼女達の活動スタイルやコンセプトは、初期から今まで殆ど変わっていません。「地球を侵略する為に、地球の知識を学ぶ。」という、至ってシンプルで分かりやすいものですね。
具体的な配信内容も、生放送を含むほぼ全ての動画で一貫しており、アシスタントの猫ちゃんとアリスが1対1で対峙し、クイズや企画などの題材に沿いながら、話を繰り広げていきます。

これを可能にしているのが、まさしく銀河アリス自身の強烈な個性と、
それをより引き立たせてくれる猫達の存在でしょう。

いわゆる「頭が銀河」と言われる、彼女の可愛らしく、奇想天外な発言や動きは、視聴者を飽きさせません。加えて、猫ちゃん達による厳しく、時に甘いツッコミには、思わず笑いが込み上げてきます。アリスの天然ボケと、それに振り回される猫達の多種多様な反応は、まるで上質な漫才を見ているかのような、心地よさを感じさせます。

特に記憶に新しいのがこの回の「プロミさん」。彼女がお寿司屋さんの大将になった時の自慢の一品らしいのですが…。未だに正体が分かっておらず、猫ちゃんも思わずタジタジ。(※問題のシーンは2:23辺りから)

こう振り返ってみると、実に王道的ではないでしょうか。

見ていて安心感のある一貫した活動スタイル。見た目や声の純粋な可愛らしさ。そして誰が見ても分かりやすい洗練された面白さ。これらを銀河アリスは自然体でやってのけるのですから、まさに天才的と言っていい、大きな魅力の1つでしょう。

2.みんな大好き「ごきげんようです!」

初期から変わっていないといえばもう一つ。

銀河アリスの地球侵略ch.に初めて動画が投稿されたのが5月13日。
お馴染みのアオちゃんと登場した自己紹介動画です。
冒頭から分かる通り、一番始めから「ごきげんようです♪地球人類さん!」という挨拶が使われていますね。

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その翌日に投稿された、これまたお馴染みクロちゃんが登場する侵略動画では、先ほどのフレーズの後に「侵略宇宙人、銀河アリスです!」と続いています。

耳に馴染むキャッチーなこの挨拶は、気付けば代名詞のようなものですね。動画によって色々パターンが変わったり、省略されることはありますが、明確に使わせてもらえなかったのは、ある猫ちゃん出演回の2回くらいではないでしょうか?(笑)

その時の思わず動揺してしまったアリスちゃんの様子は必見です。

3.優しさ溢れる宇宙人

今度は、少し内面的な部分に焦点を当てていきましょう。

ひと先ず、こちらのツイートをご覧ください。

これは見た通り、2月22日に配信された生誕祭を受けて書かれた手紙です。
彼女は他にも、TUBEOUT!などの大きなイベント事があると決まって、地球人類へ向けて手紙を書いてくださいます。
感情が素直に綴られた手紙はどれも、応援してくれている人達への想いに溢れています。

彼女の思いやりの気持ちがよく分かるものがもう一つ。
アリスの侵略生放送、第2回目終了後のツイートから続く、宇宙怪獣アンチンさんとのリプの様子です。

画像2

アリスちゃんのTwitterはフォローがNASAだけという、気付いた時にはフフッと笑える、侵略宇宙人的なちょっとした小ネタになっています。
ただそれと同時に、地球人類を気遣う素敵な理由が隠されていました。

明るく天真爛漫な印象の強いアリスちゃん。でもその裏では、ファンのことを大切に考えてくれている、本当に心の優しい宇宙人です。

4.ポンコツだけじゃ、ないんだぞ!

続いて、アリスちゃんのかしこさについて。
彼女はVTuber屈指の「アホの子(ごめんなさい!)」として知られていますが、決してそれだけではなく、とても聡明な一面を持っています。
コラボなどを通して、普段とは違う状況に置かれた時の様子を見てみると、それが分かりやすいでしょう。

よく話題に挙がるのは、
ときのそらさんと共演したTUBEOUT!Vol.1ですね。

いつもはフリーダムでとっちらかってしまうことが多いアリスちゃん。
ですがこのライブでは、笑いを挟みつつしっかり企画の進行を務め、時にそらちゃんをフォローする場面も見受けられました。ダイジェスト動画でも、その一端を垣間見ることが出来ます。

元気に動き回り、ステージが盛り上がるよう努める頼もしい姿。
彼女はその場の空気や流れを、本当によく捉えているのだと思います。
これは広い視野を持ち、高い知性と柔軟性がないと出来ないことです。

確かに銀河アリスちゃんは、学校的な勉強は苦手かもしれません。
しかしそれを補って余りある、素晴らしい素質を兼ね備えているのです。

5.エモエモのエモ。音楽とダンス

何と言ってもこれは欠かせませんね。
銀河アリスの歌と踊りは、彼女の真骨頂の1つと言っても過言ではないでしょう。

アリスちゃんの本格的なダンスが初めて披露されたのは、DA PUMPのU.S.A.を踊ってみた動画。手付けモーションではなく実際に踊っているということが、一部で話題になっていました。

その後「侵略ノススメ☆」や「太陽曰く燃えよカオス」が、アリスちゃんの歌とオリジナル振付とともに公開されます。度々生放送内でダンスを披露していたこともあり、"銀河アリスの踊りはガチ"という認識が広まっていきました。

12月25日には、待望のオリジナル楽曲「Someday Someday」のMVが公開。
この動画は地球侵略ch.の中で最も再生数が多く、名実ともに彼女の代表曲です。
次いで2月23日、2曲目のオリジナル楽曲「Brand New Days」のMVが公開されました。
どちらの曲も、iTunes等のサイトで配信されていますので是非。

上記2曲含む、U.S.A.以外の踊ってみた動画は、全て本人が考えた振付です。ことダンスに関しては、類まれな才能を持ち合わせていますね。また、アリスちゃんのダンスの原点はバレエにあるそうで、彼女の踊りは素人目に見ても、柔らかく滑らかで、美しく感じられます。

Someday Someday

『Someday Someday』のアリスちゃんは、普段の明るい様子から一転して、実にクールな雰囲気に包まれています。そして、憂うような表情を見せつつも、最後には見慣れた素敵な笑顔で、「もしもし、聞こえますか?」といつものように問いかけてくれます。
アリスちゃんはこの曲を猫ちゃんに作ってもらった時、歌詞を見て「これは地球人類さんのことだと思った」と語っていました。歌の収録の際には、「YouTubeやTwitterに残る地球人類さん達のコメントを全て見直して臨んだ」と話しています。それを踏まえて改めて聴くと、より心に響くものがありますね。

Brand New Days

『Brand New Days』は、振付にバレエを取り入れているのが特徴的で、アリスちゃんの目を見張るほどの美しいダンスがより強調されています。
周りは宇宙のように暗く静かなステージ。その上でスポットライトを浴び、綺麗なダンスを魅せる彼女は、まさしく暗闇を照らし煌めく星のようです。
最後のシーン、黄色と緑の光に包まれて優雅に踊る姿は、TUBEOUT!Vol.1で、この曲が初めて披露された時の景色を思い出させます。

私にはこの曲の中で、特に好きなフレーズが1つあります。
『ありのまま私らしく 道草して歌いながら行こう』という詩です。
新たな日々に踏み出そうとする時、誰しもが少なからず不安や戸惑いを抱えるものでしょう。そこに寄り添い、気負わず、自然体のままでいいと背中を押してくれるような、アリスちゃんの暖かさが感じられます。

終わりに

すっかり勢いに任せて書き連ねてしまいましたが、いかがだったでしょうか。
面白く、優しく、時に賢さも併せ持ち、銀河アリスちゃんは深く知れば知るほど魅力が溢れてくる、素敵な方です。

5月25日にはそんな彼女の『1st Anniversary Live~L.I.N.K.~』が開催されます。
リアルの大きな舞台で踊る彼女は、画面上で観るものを遥かに凌ぐ、
圧倒的なパフォーマンス力で、観客を湧かせてくれます。
まだチケットは残っているようなので、もしこれを機に知ってくださった方がいらっしゃったら、是非会場に足を運ぶことをお勧めいたします。

私の拙い文章ではございましたが、ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
このnoteを通して、銀河アリスさんの魅力のほんの一部だけでも、お伝えすることが出来ていたら、幸いです。

皆様に楽しい地球侵略ライフが訪れますことを。

それでは。


























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#WLSysLog

……銀河アリスという存在について考えるうえで、絶対に欠かせない要素が一つ。この”#WLSysLog”とタグ付けされて呼ばれているものです。

ある条件が揃った時、深夜Twitter上にて投稿され始めるこの意味深な文字列。ここ1,2か月の間でも、以前から彼女のTwitterをチェックしている人なら、何度か目にしたことがあるのではないでしょうか。

今回は最後におまけとして、断片的な情報のみで未だ全貌が見えない、
この不思議な世界について語り、noteを締めたいと思います。
私個人の考察も多少混ぜつつ進めていきますので、どうぞよろしくお願いします。

(↓のTwitterで作られているモーメントを参照しながら読んでいただくと、より理解がしやすいです。)

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初めての異変

2018年6月19日未明、登録者数が5,000人を突破した矢先、
それは突然始まりました。

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何の脈絡もなく、Twitterにて始まったカウントダウン。10分前になった時も同様の呟きがあり、予定時刻になった時の様子がこちら。

画像4

これを解読したものがモーメントの一番上に載せられていますね。
私を含め、その時たまたま起きていた地球人類達が騒然としていたのを覚えています。(上記2つと、それらと類似したいくつかのツイートは現在削除されています。残念!)

この後に続いた5つほどのツイートは恐らく、銀河アリスと猫がVTuberとして活動を開始する直前の出来事についてです。彼女達が過ごしている宇宙船は、ある出来事をきっかけに殆どの機能が失われており、彼女達ごと凍結されていたような状態だったと思われます。それを活動に当たって復元・解凍した、といった旨の内容ですね。
(当時の私には、<クロ>といったなんとなく見覚えがある単語があるだけで、さっぱり意味が分かりませんでした。笑)

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続くWLSyslog

次のWLSyslogは7月始め。登録者数は大台の10,000人に。

「限定管理ユニット“白ウサギ”」と呼ばれる存在が、<ワンダフル>号―恐らくアリス達が過ごす宇宙船の名―の状況を確認している様子を描いたものです。とりあえず経過は悪くなさそうな内容ですね。

また、いくつか気になる単語が出てきました。"白ウサギ"に"チェシャ・システム"、"ネコ"と"アリス"。これらは有名な童話である「不思議の国のアリス」の登場キャラクターと似ていますね。改めて見てみると、銀河アリスのビジュアルもそれに近く、モチーフとして使われていることは間違いないでしょう。(タイトルの「WL」も「WonderLand」の略でしょうか。)

続いて10月13日。前日には登録者数が15,000人を到達しました。

この時の内容は、なんだか物騒な提案をしていたり、
ところどころ文字化けもしてあまり穏やかではありませんね。

続けて12月1日。登録者数が20,000人を突破した数日後のことです。

一見問題なさそうな内容ですが、「〈スナーク〉出現の可能性」と書かれた後、突然文字化けが起きています。その後、何事もなかったかのような「異常なし」というlog。まるで何かが書き換えられたかのように。

文字化けの部分を解読してみると、
『〈スナ�?ク〉による介�?を確認�??意味消失�?記録消去"』
という怪しげな文章が浮かび上がります。

「スナーク」という単語はこれまでのWLSyslogでも何度か出てきており、
何かしらの驚異的な存在であることが伺えます。

不穏な流れを密かに抱えながらも、
12月17日にはTUBE OUT!Vol.1が大成功を収め…

その余韻も束の間、あるツイートが投稿されます。

紙に書かれた言葉は「the disappearance of ginga alice two weeks later」

こうして年末、視聴者をも巻き込んだある大事件が幕を開けます。

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『銀河アリスの消失』

それは28日に突然投稿されたツイートと動画によって始まりました。

投稿日時のみが記された動画タイトルと、一人オセロに勤しむアリスちゃん。ツイートの内容は「15.13.5.14.」とだけ。
解読するとOMEN…『前兆』です。

翌29日、事態が急変。

遂にスナークなる者が出現します。緊急会議の結果、銀河アリスの「存在」を守るため、再凍結が実行されます。これはつまり、1番始めのWLSyslog――銀河アリス達が活動を始める前の状態に戻ることとほぼ同義ですね。地球人類からしたらとんでもない話です。

(後々分かりますが、スナークは簡潔にいうと「認識を書き換える能力を持った怪物」です。存在そのものへ干渉する力があり、存在の消失をもたらしたり、過去に能力を遡及させ「そもそもをなかったことにする」ことが可能とされています。)

切迫した状況を隠すように、「アリスはすぐ戻れるから」と伝えてくれる猫ちゃん。実際にこの間、アリスちゃんからのツイートは一切が途絶えていました。さらに、普段「@~」と何かしら書かれていたTwitterアカウント名ですが、この時は「銀河アリス」のみとなるなど、大丈夫だとは思いつつも、思わず背筋が凍るような恐ろしさがありました。

続く謎のツイートを機に、地球人類達の暗号解読に挑む戦いが繰り広げられます。
(みんな縋る思いで必死に解いておりました笑。自分も勿論その一人。)

暗号の先2つは簡単に。

『アリスを眠らせてはいけない』『これをチェシャ猫に伝えてくれ』といった内容です。チェシャ猫―チェシャ・システムとは、アシスタントの猫ちゃん達を複製・創造し管理している、おおもとのAIシステムといったところでしょうか。アリスの凍結を採決したのは<猫>会議ですので、その決定を取り止めて凍結させるのを阻止しようとした、と私は考えています。

そして今回の事件、最も重要だったのはこのツイートでしょう。暗号を解くと、ある動画のリンクになっており「アリスは負けない」と力強く語るアリスちゃんの声を聞くことができます。(限定公開の為、チャンネルの動画一覧には載っていません。リプ欄にURL貼られてるけど。自分で解いてみるのもまた一興かな?笑)

この動画に寄せられたコメントなどがその後のツイートに連動していき、
事態が好転していきます。
そうして結果、地球人類の力によってスナークの脅威は消え去り、
【銀河アリスの消失】を回避することに成功したのでした。

この消失事件、少しメタな表現になりますが、数か月に渡り積み上げられてきた世界観があったからこそできた、唯一無二のものだったと思います。
もしかしたら本当に消えてしまうかもしれないと思わせる緊迫感。
VTuber業界にとっては非常にセンシティブな内容であり、これをエンターテインメントとして昇華し、しっかり楽しませてくださったのは、改めて素晴らしい企画だったと言わざるを得ません。

なんだか一段落した空気ですが、全然そんなことはありません。(笑)
まだまだWLSyslogは続きます。

#

バッドエンド回避後の変化

1月11日深夜。登録者数が25,000人を超えた約一週間後です。
(もうなんとなくパターンの察しがついているかもしれませんね。笑)

突然のアンケートが実施。
申請が通った結果、私達地球人類に謎の権限が与えられました。

これは銀河アリスの地球侵略ch.の公式LINEと連動したものです。
LINEに用語を書き込むと…

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このように解説を読むことができます。
他の用語もぜひ実際に試して読んでみてください。実に興味深い内容が記されていますよ。

次は2月23日未明。登録者数30,000人を超えてしばらくたった日の夜です。
ツイートの内容の通り、この時期にマシュマロを開設しました。
今までと少し雰囲気が異なり、ポジティブな印象が強くなりましたね。
スナークの襲撃から生き延びた、という自信の表れでしょうか。

とうとう次が最後、つまり執筆時点で最新のWLSyslogです。
4月15日未明。登録者数35,000人を突破して4日ほど経った頃でした。
スナークへの姿勢が強気なものに変わっていることが読み取れます。
可能性として「〈スナーク〉に勝利する」と提案できるようになったのは、以前ではありえなかったことでしょう。

そして最後、少し気になる記述が。

目標が地球、到着予定は3690000秒後。ツイートされた時間から正確に計算すると、5月27日の20時になるらしいです。
同月25日には銀河アリス 1st Anniversary Live ~L.I.N.K.~が控えていますし、いったい何が起こるというのか、今からとても楽しみですね。

以上、時系列に沿ったWLSyslogの簡単なまとめでございました。

終わりに(本当に最後)

なんだか冗長になってしまいましたが、おまけを含めここまで読んでくださった方には、重ね重ね感謝申し上げます。
WLSyslogはアリスちゃんの朗らかな本編の動画とは打って変わって、
ガチガチの考察要素が詰まった全く別ベクトルの面白さがあります。
しかし情報が断片的過ぎて、なかなか新しく入ったファンの方々が把握するのは難しそうだと少し感じておりました。
なにせ、ずっと追っている私にも全然分かっておりませんので。(笑)
そのためいつかこうして、簡単でもいいから内容のまとめを作りたいと考えていて、今回の一周年を機に、いっちょやったるかと思った次第でした。

特に12月の内容に関しては、当時の地球人類達の感情をなるべく感じていただけるように書いたつもりです。
でもって、WLSyslogが続いているということは、きっとまた似たようなことが起こるかもしれませんよね?〈ハートの女王〉や〈船内戦争〉など、いまだ謎のベールに包まれたままですから。

ということで、これで本当に終わりです。

アリスちゃんの活躍と合わせて、こちらの展開も見逃せません。
みんなで観測していければ、きっと楽しいでしょう。

改めまして、長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。

ごきげんようです!