いわた書店の一万円選書残り分を一応記録しておく。
↓いわた書店さんのページ
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傘のさし方がわからない 岸田 奈美 小学館
noteでよく見かける印象の岸田奈美さんのエッセイ。『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』も読んでみたくなる。
へろへろ 雑誌『ヨレヨレ』と「宅老所よりあい」の人々 鹿子 裕文 ちくま文庫
『注文に時間がかかるカフェ』を読んだときも思ったけれど、強い思いをもったパワフルな発起人に大きな負担が集中しやすいよなあと思う。本人たちがやりたくてやってるからそれでいいみたいなことも言えるかもしれないけれど、社会として必要で普及させた方がいいようなことなら持続可能なものにするにはどうしたらいいかをいろんな人を巻き込んで考えていけたらいいのかなとも思う。
カーテンコール! 加納 朋子 新潮文庫
加納朋子さんの本を読むのは『モノレールねこ』以来。登場人物のアニメっぽさはあるけど青春も短編も女の話も好きなので面白かった。自分が舞台とかに詳しくないのでカーテンコールということばとそれぞれの話のタイトルの関連性がいまいちわからなくて知りたいなと思う。
茗荷谷の猫 木内 昇 文春文庫
選書のラインナップが基本的にほっこりした感じとか、人情っぽい感じだったのでこれだけちょっと異質な感じがした。他の作品と比べるとほの暗い感じ。
やがて訪れる春のために はらだみずき新潮文庫
私も祖母が認知症だった。だからつい認知症に関連した話を読むときは身構えてしまう。この話は孫、という立場だからこその、絶妙な年齢だからこその振る舞いや考え方なのかなと思う。人が気力を取り戻していく姿は好きだな。
東京の台所 大平一枝 毎日文庫
『それでも食べて生きてゆく 東京の台所』が元々読みたかったので、届いてウキウキした。写真と説明の本、という感じだったので読み物というより置いておいて時々パラパラめくるのにいいかも。