ライブ配信かアーカイブか
市民ランナー界でざわつくニュースが10月30日に発表された。
【11月28日。同じ駒沢で「OTTセンゴ」開催決定!】
— オトナのタイムトライアル #OTT (@OtonaTT) October 30, 2020
・センゴ=1500m
・5000mはチャンピオンレース
・レースディレクターの新メンバー
・趣旨
については、ラジオをお聞きくださいー!
明日土曜日のお昼に、
・ボランティア
・ペースメーカー
募集開始、予定です!#OTT #オトナのタイムトライアル https://t.co/DMrkoAT6FY
オトナのタイムトライアルで「OTTセンゴ」が開かれるというニュースである。
中学で陸上部に入り長距離を選んだらまず走ることになるであろう1500m
体育テストの種目でもある1500m
それをトラックで走るとなればそれは面白いと思う。
自分はいけないがぜひ参加できる人はしてほしい。
ライブ配信かアーカイブが
そしてこのOTTセンゴ、ライブ配信ではなくアーカイブにするという。
大会の性質上これは正しいと思うので意見することはない。
ただスポーツ一般でとらえた時「アーカイブ」というのは決して良くないのではという話をしたい。
結論から言うと一般的には「アーカイブよりライブ配信のほうが良い」が自分の意見である。
アーカイブの良さ
例えば出た人にとってはライブ配信で終わりになると自分のレースを確認できないのでアーカイブが残っていると嬉しい。
ライブで確認できなかった人もアーカイブが残っていれば見ることができる。
さらに編集などをしていけばライブ配信よりもクオリティの高い動画ができる。このあたりがメリットであろうか。
アーカイブのデメリット
問題は多くが見るのか?という話である。例えばテレビで「今シーズンの巨人阪神戦の初戦を放送するよ」と言われたところで何人が見るだろうか。
スポーツというのは結果がわからないから観客や視聴者にとっても面白いのである。
しかし先に出した例ならば「今シーズンの巨人阪神戦の初戦」の結果は「3対2で巨人の勝ち」とわかっているのである。
これを約3時間ダラダラ見る人がいるだろうか?
自分も今年の大学女子駅伝は用事で見ることができないため録画して後で見ようと思ったが見ようとした段階ですでに結果も経過もtwitterで確認済みなのである。
結局1区だけ見て「ライブじゃないとな」となった。
特に陸上競技は結果が重視されるスポーツである。そして経過の切り抜きが面白いという例は少ないのである。
このように14分のレースを5分余りにまとめられても仕方ないのである。
しかも結果が「誰が何分何秒で走った」とわかっていたらこのような切り抜きは面白くもなんともないと考える。
本筋から離れるがこのサムネだとだれが優勝したか分かってしまいますね。そういう点でもよろしくないなと思う。
配信のデメリット
YouTube配信の話になるがコメントに良識のない人がいるとみていて不愉快になる。ただ「みんなで見ている」感を出すならばコメント欄は欲しいのでそう考えると難しいところである。
あとはどうしても途中で途切れることがあるのは事実である。
例えばフィギュアスケートの西日本選手権、東日本選手権でも音が入らないということがあった。
テレビ局がライブ配信してもそうなるのである。
ライブ配信のメリット
アーカイブのデメリットの裏返しになるが「結果がわからない」のが最大のメリットである。
野球ならば「イチローの4257本目のヒット」「WBC2009のイチローの決勝点」などアーカイブでも強いコンテンツがあるが「第103回日本選手権女子1万メートルの鍋島莉奈が鈴木亜由子、新谷仁美を抜いた瞬間」というのはライブ配信だから盛り上がるのであり後で結果がわかった状態で見てもそこまで盛り上がることはできない。
陸上競技は「何分何秒で走った、何m跳んだ、投げた、そして何位」が重要であるが故、その瞬間瞬間の切り抜きは面白くないことがほとんどである。
だからこそ(特にトップ選手の試合は)ライブ配信であるべきだと思う。
だからこそOTTセンゴのアーカイブは楽しみ
大半が市民ランナーの1500mをどのように編集するのかというのは楽しみである。
大半の組は走った人とその知り合いくらいしか見ないと思うがどのように編集するか、知り合いじゃなくても面白いのか、たとえ結果を知っていても面白いのか、注目したい。
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