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【コマースチャンネル】全額キャッシュ不動産購入/ライブコマースPF/返品無料の仕入れマケプレ/スポーツカードのライブコマース/チェックアウトフリーアプリ


先週のEC/OMO/マケプレ領域の注目資金調達ニュースをお届けします(日本でも投資したいなぁと思う企業をpickしてます。関連領域で起業している方/準備中の方ぜひ、ご連絡ください!!)

①全額キャッシュ不動産購入「Flyhomes

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設立年:2016/米国
調達金額:150Mドル(Series C)
主要投資家:Norwest Venture Partners, Battery Ventures, Andreessen Horowitz, Fifth Wall, Canvas Ventures
事業概要:
 不動産売買の仲介をしています。特徴は、Flyhomesが住宅購入希望の代わりに全額キャッシュで不動産購入を代行し、購入者のローンを確保した後に、譲り渡す流れになっている点です。キャッシュ購入のオファーは売り手からするととても嬉しく、他の買い手と比較しFlyhomesユーザーは競争力が産まれます。これにより、従来の購入プロセスと比較し4倍早く、$1000+節約でき、また、35日間早く入居することが可能となっています。また、保有不動産の売却支援も「Buy now Sell Later」を掲げ実施しており、買取保証付き(90日買い手が見つからなければ、予め指定していた金額でFlyhomesが買取り)でサポートをしています。マネタイズは仲介手数料、金融ソリューション提供で行っています。当該領域にはOpendoorやofferpadのようなiBuyerが存在しますが、Flyhomesは、この金融ソリューションの独自性・売却の支援が差別化になると考えています。これまでに$2.5Bに相当する不動産購入の実績に達しているとのことです。
一言コメント:
 不動産や車などの高額商品購入×fintechという切り口は続々でてきますね。不動産、車共にibuyerモデル(デジタルドリブンの買取再販)のopendoorやcarvanaが注目されていますが、ここにfintech色の強い新たな世代が加わってきそうです。日本でもibuyerモデル、fintech強めECモデルは今後の期待領域です!
記事リンク:
https://techcrunch.com/2021/06/10/homebuying-startup-flyhomes-closes-150-million-series-c/

②ライブコマースPF「Shopshops

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設立年:2016/米国
調達金額:15Mドル(Series B)
主要投資家:Hyphen Capital, GGV Capital, Gaingels, SV Angel, Union Square Ventures
事業概要:
 越境ライブコマースマケプレを運営してます。従来のようなKOLのインフルエンサー力に依存するのではなく、ブランド力をベースとし、そのブランドのファンに対してライブコマースを提供することをコンセプトにしています。そのコンセプトから、店舗に配信者が出張して配信することが特徴で出張型ライブコマースと称されます。視聴者があたかもショップでお買い物しているような体験を提供します。Marni、jimmy chooなど750のブランドと提携、30を超える国で配信が行われており、日本では昨年渋谷パルコとコラボイベントを実施するなど世界展開を加速させてます。
一言コメント:
 中国から広がったライブコマースですが、世界的にも普及しつつありますね。あくまで販売方法の一つなので、ROIが合うのかが重要な印象でしたが、ブランディング・CRM・コミュニティ形成等の役割もあり多様な用途がありそうです。ライブコマースを使ったサービスも続々出てきている印象なので今後が楽しみです。
記事リンク:
https://www.finsmes.com/2021/06/shopshops-raises-15m-in-series-b-funding.html

③返品無料の仕入れマケプレ「Faire

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設立年:2017/米国
調達金額:260Mドル(Series F)/$7B
主要投資家:Founders Fund, Khosla Ventures, DST Global, Norwest Venture Partners, Sequoia Capital
事業概要:
 卸のマーケットプレイスを運営しています。特徴は、buyerは無料で返品できるという点です。返品された商品はブランドに返品されるのではなく、faireが買取る仕組みとなっています(faireが在庫リスクをとっている)。この買い取った在庫を消化する(他の小売店舗に再販する)のが重要になってくるのでそのためのレコメンドエンジンも強化もしています。商材としては、D2C・ハンドメイド品等の個性的な商品郡で立ち上げ総合化していく成長仮定でした(規模としては買い手、売り手共に小規模をターゲット)。出店者の平均売上は年$250kで、特に「amazonで売っていない商品」が人気だそうです。その他のもバイヤー紹介制度による獲得、業務支援機能提供による利便性の向上等で急成長しております。マネタイズは、売り手からの仲介手数料(初回25%、2回目以降15%)となっています。勢いそのままEUにも本年より参入しています。
一言コメント:
 知名度高いサービスですが、こまちゃんで紹介したことなかったのでついpick。STORES、BASE、D2Cやハンドメイドの成長を考えると、faireの切り口はポテンシャルあると思っているので楽しみ!!
記事リンク:
https://www.finsmes.com/2021/06/faire-raises-260m-in-series-f-funding-nearly-valued-at-7-billion.html

④スポーツカードのライブコマース「Loupe

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設立年:2020/米国
調達金額:12Mドル(Series A)
主要投資家:Forerunner Ventures, Upfront Ventures, Nat Turner, Chris M. Willliams, DJ Skee
事業概要:
 スポーツカードのライブコマースPFを提供しています。昨年10月にリリースしたのち、売上はMoMで50%で伸び続けています。また、毎日数千人の新規ユーザーが参加しているとか。買い手は誰でも参加できストリーミング画面から簡単に購入が可能です。売り手は審査制で、一定の供給量が担保されているリアルなカード店舗などが出店してます。平均取引単価は$100程度($10~$25k)とのこと。マネタイズは売り手からの手数料モデル。また、メディア&ニュースも充実しており、プレミアムカードの歴史や、カードの市場価格の解説動画を提供しているのも特徴です。Loupe自身もコミュニティ形成・エンタメ性・ソーシャル性といった次世代型コマースを独自性と考えています。カードトレーディング市場は27年には10兆円になると見込んでおり、彼ら以外にもwhatnot、alt、rally、cllectableなど多数のスタートアップが本領域に挑戦しており熱い領域となっています。
一言コメント:
 コレクティブ商材面白いです!StockXのようなスニーカー発板取引に始まり、Altのような「他カテゴリ特化」や、whatnotのような「ライブコマース」やRallyのような「小口化共同保有」など続々新たな切り口が誕生していて今最も伸びている領域の一つ!日本でも新たな勢力の成長が楽しみ!
記事リンク:
https://news.crunchbase.com/news/loupe-tech-lands-12m-series-a-to-connect-sports-card-enthusiasts/

⑤チェックアウトフリーアプリ「Grabango

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設立年:2016/米国
調達金額:39Mドル(Series B)
主要投資家:Founders Fund, Abstract Ventures, Unilever Ventures, Commerce Ventures, Accomplice
事業概要:
 小売店向けにチェックアウトフリーアプリ(Amazon Goのような体験)を提供してます。Grabangoを導入することで顧客はレジ列に並ぶ必要がなくなります。Amazon Go同様に店内に専用カメラを設置、画像認識、機械学習技術を用いて各顧客がどの商品を買い物かごに入れたのかを追跡し、出店時にコードをかざすことで決済できる仕組み。Amazon Goとの違いは大きい店舗をターゲットとしている点、そして、既存オペレーションを維持したままの導入が可能という点です。実際$1B以上の売上のある小売店5社とパートナーシップを結んでおり、1.5万SKUある店舗でも既にテクノロジーが立証されている世界トップの技術力を有しています。今回の調達で技術投資、店舗拡大を進めます。
一言コメント:
 レジ列の解消というテーマでのリテールテックは、「カート自体にセンサーがあり入れた商品を自動認識する系」があったりと面白いです。リテールテックは技術力勝負でグローバルプレイヤーが目立っていますが、日本の小売は海外と比べても特有な点もあるので、ドメスティックプレイヤーの活躍も楽しみです。
記事リンク:
https://www.finsmes.com/2021/06/grabango-raises-39m-in-series-b-funding.html

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https://www.nexxiot.com/en
・BNPL(後払い)「Klarna」:639Mドル調達(スウェーデン/Venture - Series Unknown)
http://www.klarna.com
・レストラン向けall-in-one SaaS「Popmenu」:65Mドル調達(米国/Series C)
https://get.popmenu.com/

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