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【コマースチャンネル】次世代型ファストファッション/ローカルシェフのマケプレ/10分配達の食品EC/デジタルフォワーダー/$6.9均一の事前注文フードデリバリーPF

先週のEC/OMO/マケプレ領域の注目資金調達ニュースをお届けします(日本でも投資したいなぁと思う企業をpickしてます。関連領域で起業している方/準備中の方ぜひ、ご連絡ください!!)

①次世代型ファストファッション「Cider

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設立年:2020/香港
調達金額:unknown(Series A)
主要投資家:Andreessen Horowitz、DST Global
事業概要:
 デジタルドリブンなファストファッションを提供してます。中国版ZARAとも言われる「SHEIN」に類するビジネスです。特徴はサプライチェーンを垂直統合(工場は中国でネットワーク化しており一種のマケプレ)することで、安価で小ロットから即時に生産できる体制を整えることによる、次世代型のファストファッションを実現していることです。また、予約販売方式も積極導入することで廃棄削減を実現し地球環境に配慮している点も特徴です。SHEIN同様、TikTokやInstagramでコミュニティを醸成しており、若者に支持されています。創業者は中国版”Rent the runway”を起業した経験がありサプライチェーンを熟知しているなど本事業との相性はピッタリとのことです。昨年リリースしたばかりですが急成長中とのこと。SHEINがAmazonを抜いてダウンロードNo1のECアプリになったニュースもあったように、注目されてるトレンドです。
一言コメント:
 低価格で多品種商品を即時生産するというユニバーサルな付加価値をもった生産体制を実現しつつ、集客面ではSNSをフル活用し独自のコミュニティ、タッチポイントを構築している点は強いです!!こういったデジタルドリブンなサプライチェーンモデルは、続々出てきそうな予感です!
記事リンク:
https://a16z.com/2021/06/04/investing-in-cider/

②ローカルシェフのマケプレ「Shef

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設立年:2019/米国
調達金額:20Mドル(Series A)
主要投資家:Aarテウn Sテ。nchez, Andreessen Horowitz, Craft Ventures, Y Combinator, Pioneer Fund
事業概要:
 ローカルのシェフによるフードマケプレを運営してます。shefによる味のテスト・安全面のテスト(150ステップある)を通過した個人シェフが自宅等で作った料理を地域住民に自分が作った料理を提供するマケプレです。”シェフ”を起点に探せるのが特徴で多様な料理が並んでいます。前日までに注文を受け冷蔵・冷凍の上、指定日に配達する仕組みです。移民のシェフの経済的な手助けにもなっているのも特徴で、現在では12万のシェフがウェイティングリスト待ちだそうです。サンフランシスコ・ニューヨークから始まり、都市を拡大中です。これまで50万のトランザクションを生みコロナ禍により成長中とのこと。
一言コメント:
 “ローカル”というテーマはコロナ禍の変化もあり注目を浴びています!今週、ローカルコミュニティサービス「Venn」が$60M調達。また、アンドリーセンも先月ハイパーローカルコマース「nearby」に出資してます。日本でもローカルコマース注目中です!

記事リンク:
https://techcrunch.com/2021/06/02/shef-raises-20m-to-expand-its-homemade-meal-delivery-marketplace/?utm_source=feedburner&utm_medium=feed&utm_campaign=Feed%3A+Techcrunch+%28TechCrunch%29

③10分配達の食品EC「Flink Food

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設立年:2020/ドイツ
調達金額:240Mドル(Series A)
主要投資家:Target Global, Northzone, Cherry Ventures, Bond, Mubadala Capital | Ventures Europe
事業概要:
 10分即配グローサリーECです(通称ダークストア、instant shopping)。都市部にいくつもの小型倉庫を保有しそこから周囲数キロの範囲で即配送を提供します。10分程度とは驚異的ですね。仕入れから配送まで垂直統合し、また、データ・ドリブンなMD、UX設計をすることで究極の購買体験を実現しています。商品数は2400SKU程度で日本のコンビニと同程度です。従来の買い物習慣(週に数回スーパー等に買い出し)に馴染みのない若者に主に支持されています。現在、ドイツ、フランス、オランダの24都市で運営しており、2日に1拠点のペースで拡大してます。去年12月リリースしたのちグローサリー領域で進撃を続けてます。同領域はロンドンのJiffy、Dija、Weezy、Zapp、ドイツのGorillas、フランスではCajooなど、10社程度ダークストアモデルが誕生してます。
一言コメント:
 instant shopping は引き続き大注目です。Uberがgopuffと連携したり、instacartも30分配送を強化するなど、即配は買い物体験のスタンダードになっていく流れです!日本でも期待大!
記事リンク:
https://techcrunch.com/2021/06/03/flink-the-german-grocery-delivery-startup-raises-240m-after-launching-just-6-months-ago/?utm_source=feedburner&utm_medium=feed&utm_campaign=Feed%3A+Techcrunch+%28TechCrunch%29

④デジタルフォワーダー「sennder

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設立年:2015/ドイツ
調達金額:80Mドル(Series D)
主要投資家:Accel, Earlybird Venture Capital, Project A Ventures, Lakestar, HV Capital
事業概要:
 トラック輸送に強みのあるデジタルフォワーダーです。同社は荷主と、トラック運送業者をマッチングすることで従来の取引の中抜きをしているPFです。これまで複数の会社を買収(cars&cargo、everload、Uber freight)し、また、イタリア郵便公社との合弁会社設立や大手企業とアライアンスを強化するなど欧州でのポジションを、強固なものとしています。物流のデジタル化は盛り上がりを見せており5月に資金調達した欧州のzencargoや米国のflexportが競合となるなど、注目を集めています。
一言コメント:
 物流業界のアップデートは、倉庫内、拠点間物流、ラストワンマイル各領域で活性化しています。EC化の拡大、労働力不足の進む日本でも物流領域は大注目領域!
記事リンク:
https://techcrunch.com/2021/06/01/freight-forwarder-sennder-raises-80m-at-a-1b-valuation/

⑤$6.9均一の事前注文フードデリバリーPF「club feast

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設立年:2020/米国
調達金額:10.25Mドル(Seed)
主要投資家:General Catalyst, Grishin Robotics, Modern Venture Partners
事業概要:
 $6.99均一の事前注文型デリバリーPFを運営してます。ユーザーに対しては低価格を実現することで毎日利用の実現を目指しています。通常のオンデマンドデリバリーに比べると40%程度安価に購入が可能となります。また、1週間5食分といった形で食事券をまとめて購入する形になっているので購入単価は高くなります。レストランに対しては、前日18時までに注文が入る仕組みとなっており、忙しくない時間帯に準備できる点が支持され、既に地元の有名店が参画しています。また、配送についても事前注文型であるため前もって配送先が特定でき効率的な配送ルートの設計が可能となります(内製の配送員が担う仕組み)。サンフランシスコで2020年秋を皮切りに直近ニューヨークにも進出しました。
一言コメント:
 フードデリバリー領域はレッドオーシャンな印象ですが、巨大市場であるがゆえに新しい切り口が出て来続けるのは面白いです!安価なデリバリーの実現を、事前オーダーという仕組みにより製造原価、配送原価を下げているのは巧みです!既存大手プレイヤーとの差別化には全く違う切り口が必要そうですね。
記事リンク:
https://www.finsmes.com/2021/06/club-feast-raises-10-25m-in-funding.html

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その他の資金調達ニュース

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・🌟デジタルグッズのNFT PF「Chronicle」:4Mドル調達(シンガポール/Seed)
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・ヘルスケアの総合PF「DOKTOR.SE」:61Mドル調達(スウェーデン/Venture - Series Unknown)
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・総合物流PF「Delhivery」:277Mドル調達(インドネシア/Series H)
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・シッピングPF「Shippo」:50Mドル調達(米国/Venture - Series Unknown)
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・モビリティPF「FlixBus」:650Mドル調達(ドイツ/Series G)
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・フリーランスのマケプレ「Malt」:98Mドル調達(フランス/Series C)
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・個店向けの仕入れPF「Tajir」:17Mドル調達(パキスタン/Series A)
https://www.tajir-app.com/
・ポップコーンブランド「Opopop」:12Mドル調達(米国/Series A)
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・ベビー用品ブランド「Bobbie」:15Mドル調達(米国/Series A)
https://www.hibobbie.com
・食品配送の宅配サービス「Getir」:550Mドル調達(トルコ/Series D)
http://getir.com
・ウェルネス・美容ブランド特化ロールアップ企業「Intrinsic Brands」:113Mドル調達(米国/Series A)
https://www.intrinsic.us/
・ブロックチェーンベースの決済インフラ「Circle」:440Mドル調達(米国/Private Equity)
https://www.circle.com
・歯科矯正D2C「Zenyum」:40Mドル調達(シンガポール/Series B)
https://www.zenyum.com/sg-en/
・サプライチェーン可視化「Project44」:202Mドル調達(米国/Series E)
http://www.project44.com
・AIによるサプライチェーンの最適化「Locus.sh」:50Mドル調達(インドネシア/Series C)
http://www.locus.sh



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