上場企業から学ぶバズったピッチスライド
YJキャピタル(ヤフーのベンチャーキャピタル)の大久保(@koheei_okubo)です。今回は、ピッチ資料で使える鉄板の図表をご紹介します。過去のツイッター投稿で反響の合ったものをダイジェスト版でまとめたものとなってます!バズったピッチスライドと言いつつ自己集計で恐れ多いです。独自のネーミングですが、たまねぎ図、ピラミッド図、ミルフィーユ図、ぐるぐる図、信長の野望図、その他参考になりそうな切り口を、ご紹介します!各項目のスライドの詳説リンク先のツイートに記載してます!その他、ピッチ資料に役立つIR資料全般は「プレゼンは魅せ方が鍵~資料作成に役立つIR資料~」、「【著名VCのピッチテンプレ集】YCombinator、SEQUOIA、First Round、500startups」にまとめておりますので、ご参照ください!
たまねぎ図
ピッチ資料において市場規模を伝えることがあると思います。その時登場するのがたまねぎ図です。ポイントは、輪の外側は大きな数字にしつつ、輪の内側は現実的な市場規模を推定できていることを可視化することです。また、輪っかを広げていく(TAMを拡大していく)成長戦略を述べられると説得力が増します!
ピラミッド図
市場規模の説明、特にBtoB事業において出てくるのがピラミッド図です。ターゲットの企業規模、従業員規模等によってセグメントします。ポイントは、各セグメントの市場規模推定、自社が強いセグメントの可視化、他セグメントに進出するときのプロダクト戦略等を説明することです。
ミルフィーユ図
収益性をアピールするときに登場するのがミルフィーユ図です。SaaSなどのストック型売上のビジネスモデルの安定性を可視化するときに多用されます。ポイントはストック型が積み上がっていくことを視覚的に可視化することです。
グルグル図
成長戦略を話すときに登場するのがグルグル図です。成長の正のスパイラル、ネットワーク効果といった参入障壁を説明するときにも有効的です。自社ビジネスモデルにおいて、このスパイラルを描ける仕組みを取り入れることは重要です。
会社沿革を説明~おまけ~
会社沿革を一枚のスライドでバシッと説明できるとカッコイイですね。数字等も用いながら魅せているスライドをまとめました。
タイミングを説明~おまけ~
事業の成功要因の重要な要素でタイミングというものがあります。PEST等マクロの変化に根差した説明スライドをまとめてます。
PMFを説明~おまけ~
プロダクトの提供価値を定量的に伝いたいシーンは多々あると思います。ここでは多種多様な方法で価値提供できていることを示すスライドをまとめてます。
事業の因数分解~おまけ~
相手に事業の構造をわかりやすく説明できるのが”因数分解図”です。因数分解することで、成長戦略の打ち手もわかりやすく説明できます。
競合優位性を説明~おまけ~
競合優位性はある程度のステージになると定量的に説明したいですね。競合優位性のわかりやすい結果が市場シェアの数値です。自社プロダクトが強いセグメントを明示し、シェアの高さを魅せるのがうまいスライドをまとめてます。
信長の野望図~おまけ
事業戦略を語るときに、使えるのが信長の野望図です。市場をセグメンテーションし、どのセグメントを落としていくのかといった可視化のときに有効です。
最後に
ここまで見せ方についてまとめてきましたが、一番大事なのは事業をしっかり成長させることです。議論したい際はぜひ、私まで🌶