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【シンデレラ3 感想】カッコいいぞ!プリンス・チャーミング!!

昨日は『シンデレラ2』を観たので、今日は『シンデレラ3』を視聴。これがまた面白かった。
短編集だった2と違い、3は約80分かけて一本の骨太なストーリーが展開される。
正直、『シンデレラ3』こそが正統続編だな…と思った。

『シンデレラ3』のあらすじ

『シンデレラ3』では、『シンデレラ』でシンデレラが王子様と結ばれなかった場合のifストーリーが描かれる。

シンデレラと王子様が結婚した後の話。
偶然にもフェアリー・ゴッドマザーの魔法の杖を手に入れたトレメイン夫人は、時間をシンデレラがガラスの靴を履く手前まで巻き戻してしまう。
魔法の力でアナスタシアにガラスの靴を履かせた上、王子を洗脳して何とか結婚させようとするトレメイン夫人。
シンデレラはジャックとガス、青い小鳥と力を合わせてトレメイン夫人に対抗する…という内容。

「真実の愛」を力強く賛美する良作

作中では、「真実の愛」というキーワードが何度も登場する。

「真実の愛などない」とせせら笑うトレメイン夫人は、魔法の力でシンデレラに復讐を果たそうとする。
時を操り、他人を洗脳し、姿を変えさせ、およそ神の如き所業だ。
常人ではとても敵わないだろう。
そんな中、シンデレラはプリンセスなので、唯一トレメイン夫人に対抗できる。

ただし、それは力によってではない。
事実、シンデレラは作中において敵を打倒するために魔法を使う事はない。
トレメイン夫人がかけた魔法を、更なる魔法で打ち消すこともない。

魔法による妨害は、全て「真実の愛」によって乗り越えられる。
時を戻されようと、心を操られようと、王子は「真実の愛」によってシンデレラを思い出し、結ばれる。
「真実の愛の前には、どんな力も無力だ」という強いメッセージがこめられたディズニーらしい作品だった。

プリンス・チャーミングが真実の愛を見つけるラブロマンス

本作で最も印象深かったのが、プリンス・チャーミングだ。

初めはトレメイン夫人に洗脳され、シンデレラのことをすっかり忘れていた王子。
だが時が経つにつれシンデレラを思い出し、一旦は城から追い出した彼女を再び迎え入れようとする。
王国の外に追放されそうなシンデレラを、白馬にまたがり必死に追いかけるシーンはとてもカッコいい。
「白馬に乗った王子様」という表現がとてもピッタリだ。

『シンデレラ』では状況に流されるままだったプリンス・チャーミングは、『シンデレラ3』で真実の愛を知る。
力強く、自ら手綱を引いてプリンセスを迎えに行く様子は正に王子様だ。

『シンデレラ』を1〜3まで観て、なぜここまで世界中から愛される作品になったのかがようやく理解できた気がする。

『シンデレラ2』を観なくても楽しめるけど、観た方がもっと面白いよ

冒頭で「『シンデレラ』の正統続編」と言ったのは、2を観ていなくても3のストーリーが理解できるからだ。
しかも地続きの話になっているので、1→3と観た方が分かりやすい。

だが『シンデレラ2』を観た人向けのファンサービスも用意されているので、視聴することは決して無駄ではない。
もちろん3→2と観て、あるキャラクターの意外な結末を知るのも一興だろう。

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