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【雑記】ディズニープリンセスの魅力とは、承認欲求の疑似体験だ
ディズニー映画といえば、プリンセスものというイメージの人は多いだろう。
実際ぼくもプリンセスものは大好きだ。
じゃあなぜプリンセスものが好きなの?と自問すると答えに詰まってしまった。
なので、今回はぼくが考えるプリンセスものの魅力について語ってみたい。
プリンセスに憧れる理由とは、一体何なのだろうか?
ディズニー公式が考えるプリンセスとは
そもそもディズニー公式は、何がプリンセスの魅力だと考えているのだろうか。
公式ホームページで紹介されているものを、原文のまま掲載する。
ディズニープリンセスは、教えてくれる。
勇気と自信を奮い立たせて踏み出せば、
夢はきっと、叶うことを。
そう、魔法のような奇跡は、あなたにも起こせる。
信じた夢をつよく願うあなた自身が、
プリンセスなのだから。
行こう、自分を信じて。
夢見る力で、未来をつくろう。
https://www.disney.co.jp/fc/princess
不屈の闘志を持つ女性
前述したディズニー公式の答えは最もポピュラーなものだ。
プリンセスたちには、各々夢や目的がある。
それを叶えるために前を向き、進み続ける。
必ずできると自分を信じ、決して諦めない。
そしてひたむきな努力で成長し、遂には夢や目的を達成する。
プリンセスものは大体このような筋書きで物語が進む。
そんな彼女たちの姿に憧れ、「自分も頑張ろう!」と奮起するのだ。
それだけで憧れるには不十分
だが、これこそがディズニープリンセスの魅力だ!と言い切ってしまうには早計と思われる。
そもそも、
「困難を乗り越え、成長し、夢や目的を達成する」
のはほぼ全ての物語に共通するではないか。
公式の言葉を借りれば、
「勇気と自信を奮い立たせて踏み出す」
「信じた夢をつよく願う」
だけでは不十分で、強い憧れを抱くまでには至らない。
そこにプラスワンの何かを乗っける必要がある。
その何かプラスワンを具体的に見つけられた人が、ディズニープリンセスの虜になるのだろう。
プリンセスものの魅力は、「全能的な承認欲求の疑似体験」だ
ぼくにとってのプラスワンは、「承認欲求の疑似体験」だと思っている。
承認欲求とは、簡単に言えば「他者から認められたいと願う欲求」のことだ。
そしてプリンセスは、その性格をはじめ才能・技術・腕っぷしに至るまで、自分の何もかもを他者から認められている存在だ。
他者どころではない。人間から動物から無機物に至るまで、命を持つ者は誰でもプリンセスに好意を持ち、プリンセスを認めている。
まるでプリンセスが神であるかのように。
神様みたいに何でもできることを「全能」と例えることがある。
その例えを借りれば、プリンセスは「全能的な承認欲求」が満たされている状態だ。
プリンセスたちは世界の全てに認められ、褒められる。
「プリンセスである」というただそれだけの理由で。
そんなプリンセスと自分を重ね合わせれば、世界に認められているという神の如き全能的な承認欲求を疑似体験できるのだ。
現代社会において、これほどの快楽は他に存在しえないだろう。
プリンセスはいつの世も求められる存在だ
「承認欲求」とは、『マズローの欲求5段階説』という学説に出てくる単語で、人間の根源的な欲求とされる。
それを完璧な形で満たしてくれるプリンセスは、おそらく廃れる事は無いだろう。
ディズニーみたいな夢と魔法とは真逆の結論に至ってしまったが、ぼくの考えるプリンセスの魅力は「承認欲求の疑似体験」である。