男の人が無理になった話
明確な原因は存在しないが、男の人といることがある時から明確なストレスになってしまった。
具体的には
・男の人の臭いが過度に臭く感じる。吐き気を覚える。
・男の人が大体両手を伸ばして届く範囲内に近づかれると、ストレスになる。
・声、足音や振動、男の人がたてる物音が怖い。逃げ出したくなる。
・男の人と会話をする時はロボットの様に形式張った抑揚のない話し方をしてしまう。
「はい」と「そうですね」以外の言葉は言えなくなる。
・男の人に触れられるとその部分を拭かずにはいられなくなる。
(傷つけてしまうといけないので目につかないようにする)
原因らしきものを遡って考えてみた。
まずは父親の存在だろう。
小学生の時に離婚して今はどうしてるのか知らない父親だが、彼は暴力こそ振るわなかったが自分の気分如何で怒鳴りつけたり物を投げたりした。
父の応援している球団が負けた瞬間、こっちを品定めするように見回して普段なら怒られない様な事できつく叱られたのを覚えている。
離婚する直前の話なので記憶が混濁しているのだが、何らかの理由で錯乱状態に陥り家中の物を何から何まで投げ、叫ぶ父親が一階にいた。
私と母は二階の寝室に逃げ込んでいた。
私はいざ父親が乗り込んできて殺されそうになった時には窓から屋根を伝って逃げよう、とか
嫌に冷静にシュミレートしていた。
そして同級生などの存在だろうか。
その事に関しては過去に無理をして明るく書いている記事があるので割愛する。
それに加えてなのだが中学時代に男友達から後ろからチョークスリーパーのような形で首を締められながら胸を揉まれた事がある。
どんなに苦しいと言っても開放してくれなかった。
どんなに力を入れて拘束を解こうとしても無理だった。
大げさにいうなよ?ノリだろ?と言われた。
私の顔をいつもブスだと言っていた癖に。
それ以来男性に後ろに立たれる事が怖い。
ネットの影響も一部ある。
チラシの裏を真に受けるな、といえばそうなのかも知れない。
オタク趣味の合う人とネットを通じて仲良くなった事がある。
その人は自分のポストに毎回いいねをしてくれていた。
現実で他の人も交えて飲み会をしたこともある。
彼は過激な事をいうアンチフェミニストの人に賛同していた。
一見穏やかな人だった。
男性がより信用出来なくなった。
それでも社会に出れば男の人と関わらなければならない。
社会に出るという事はそういうことだ、接客にせよデスクワークにせよ大半の業務は人と関わるし、その殆どは男性だ。
指導が出来る程の経験を積んだ人物といえば大半はおじさんだ。
おじさんは距離が近い。特に臭い。
急にパーソナルスペースに入って来る。
吐き気をもよおし、視界が狭まってチカチカしながら仕事を覚えないといけない。
当然ミスをする。
ミスをすれば必然的におじさんといる時間が長くなる。
直近の職場での事だが、急に視界の範囲外からおじさんがやってきて、思わず叫び声を上げてしまった事がある。
問題になり面談の機会を設けられてしまったが、今挙げた理由を話した所で理解してもらえる訳も無いので何も話さなかった。
程なくしてその職場は退職した。
もちろん男性といる時に愛想良くする事も出来ない。言葉が詰まって、無表情でロボットの様な返事しか出来なくなる。
嫌われる、干される。
当たり前だ。
男性のいない職場で働きたい。
誰にも伝わらない
この事を悩みを打ち明けられる女性に伝えた事もある。
しかし女性に対しては比較的普通に話せるからかそこまで深刻に受け止められる事はなかった。
「よくある事だよ」
「いつか信頼できる人が現れるよ」
「彼氏が出来ればなおるよ」
いつかというのはいつの事なのだろうか。
祖父ですら無理だった話
私の祖父は今も現役で働く東北産まれの寡黙な人間だ。
男性が無理になった後に、忙しい仕事の合間を縫って祖母と会いに来てくれた日があった。
正直に言ってしまうと無表情で、何考えてるかわからなくて怖かった。
子供の頃にされていた様に頭を撫でられたり肩を軽く触られたりもしたが、嫌悪感しかなかった。
ついに限界に達して私は帰り際に手を振り払ってしまった。
帰りのバスに乗った祖父が、涙を拭っているのが窓から見えた。
罪悪感と嫌悪感でぐちゃぐちゃになった。
比較的平気な男性とは?
いない事はない、が会話をしない事となるべく距離を取ることが大前提だ。
私は昔からお笑いが好きだ。
最近は特別頻繁にではないがライブに足を運んでいた。
これは余談だがThe Second予選前にルミネに行き、ガクテンソクの決勝二本目のネタを見た時に
「これは決勝進出するだろうな。いや、優勝まであるぞ」
と思った。
私の推しは決勝初戦で敗退してしまったが、ガクテンソクが優勝してくれてそれはそれで嬉しかった。
なぜそんな事を書いたのかというと、お笑いライブで見る芸人さんは問題が無いということを伝えたかった。
私が好きな芸人さん達は女性客が多めのお笑いライブの中で比較的男性客が多い事が多い、下ネタもバンバンやるし声が大きかったりハゲてたり。
暴力的なネタ、気持ち悪いネタをやる人もいる。
パンイチくらいはザラにあるが、引くどころか毎回笑ってしまう。
ただ、男性客が隣になってしまった時は開演まで呼吸を小さくして体を縮こませて耐え、始まったら舞台上にのみ意識を集中させる。
それはライブに行った私の自己責任で誰に非があるわけでもないのだが。
何故平気なのか?
結論から言うと、単純に距離が取られているから。
そして彼らは感情を伝える事のプロだからだと思った。
こう言ってしまうと何だか偉そうになってしまうが、私が面白いと思ったネタ達は一見意味不明なものでもその裏には作り手の考える面白い部分を伝える為の努力があると思っている。
それにエピソードトークだってその時の状況や場合によっては自分の気持ちを観客や視聴者に伝えなければいけないものだから。
怒ったとか嬉しかったとか、思った事を言語化して伝えてくれる男性は安心する。
ただ、だからといって
「芸人さんなら信じられる!芸人さんと付き合いたい!」
とは思わない。
なぜなら所詮私は舞台上の出来事しか見ていないからだ。
私は別に表に出ていなければ別に強姦していようが暴力を振るっていようがプライベートの部分は求めていない。
明るみにでたら笑えなくなるというだけで。
根本的には信用していない。
勝手にQ&A
Q.
満員電車や男性と密着するほど混んでる電車は平気?
A.
平気ではないのでなるべく乗らない様にする、女性専用車両があるときはそれを利用するなどしています。
男性がいる席には座らないなどもしています。
どうしても男性に触れ合わなければならない場合は、音楽を聴いて目をつぶってなるべく息を止めて耐えます。
Q.前の職場はどんな感じだった?
A.
業種はざっくりと放送関係の下っ端作業要因でした。男性が多めで、最近女性を採用し始めた所です。
とにかく職場が臭くて、お風呂に入っていないのかと思うレベルの人や、おしっこ臭がすごい人がいました。
ミスをすると露骨にため息をついたり舌打ちをする人、機嫌が悪くなるとわざと大きい物音を立てる人、若い女性のみ下の名前+ちゃん付けで呼ぶ人などがいました。そのせいで色々ぶり返したというか悪化した状況です。
Q.若い男やイケメンは平気なんでしょ?
A.
いいえ、むしろ特に無理です。
同年代や年が近い人間が「タイプじゃないブス」にどれだけ冷徹か学生時代に味わっているので基本的に距離を取ります。
イケメンも同様の理由で無理です。
ただ、成人した今こちらから露骨に距離を取れば彼らにとってするメリットが無いので相手から距離を詰めてくる事は無いのでその点は安心しています。
ただおじさんは距離をとっても気づかないので、必然的に警戒レベルは上がります。
Q.じゃあ子供は?
A.
無理でした。
私も大丈夫だと思っていたのですがコンビニのバイトをしていた時、幼稚園年長位の男の子がレジにやってきて商品を手渡したのですが、手が触れた瞬間吐き気を抑えるのが大変でした。
男の子が見えなくなるまで耐えて、その後消毒シートで手を拭きました。
Q.兄弟や男の家族は?
A.
いません。父親が家庭内で唯一の男性でした。
小学生時代に離婚して以来、厳密には高校時代に母親の彼氏が住み込んでいた時期もありましたが男性が家にいることはそれ以来ありません。
Q.芸人さんが舞台を下りてきたり接触イベントに行くことは大丈夫?
A.
舞台を下りてファンサをする事があるのは少し緊張しますが大丈夫です。
確かに舞台上にいる時よりは距離が近くなりますし固まってしまうのですが気持ち的には嬉しいは嬉しいです。
接触イベントに関しては好きな芸人さんが身も蓋もない事を言うとそういった需要が少ないので、接触イベントに遭遇したことがないです。
もし仮に握手会があったとしたら、手を拭かずにいられるか少し不安です。
後は直接話したりは出来ないので、置きチケを頼んだり手売りを買う事が出来なくて残念です。
最後に
自分で考えられる質問はこれぐらいです。
もしなにかこうしたら良いんじゃない?やこれはどうなの?という事があればコメントにていただければと思います。
あとは同じ様な方がいたらコメントしていただけるとうれしいです。