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台風19号が去って晴れた次の日に
小さい雨粒だけれど昼頃から雨が降ってきた。
まだ台風が日本に来ていないときから、TVでは気象庁が声を大にして、そして叫ぶように身の安全の確保を国民に呼びかけた。
少し大げさすぎないかと感じたが、台風の接近とともに何度も放送された。
そして台風の通過と共に、いたる所で堤防が決壊して川から濁流が流れ出し大きな災害が発生してしまった。
気象庁が国民に呼びかけた「これまでに経験したことのない」というその言葉通りの災害をこの台風19号がもたらしたのだ。
多くの家屋がまだ水に浸かったままだ。
土砂崩れや水に流されて命を落とした人や行方不明者も多い。
まだ家に戻れぬ人も大勢いる。
農作物も大きな被害を被ってしまった。
人はちょっとした災害に遭遇するだけでも、そのストレスで心にダメージを負うし、その上に身体が重く感じてしまい、とても普段通りには動かないものだ。
どうか絶望感までもが被災者を襲いませんように。
どうか被災者に早く希望が見いだせますように。
そして日夜救助と復興にあたっている人には早く身体を休められる日がきますように。
ここ数年の台風の破壊力は凄まじくて日本の気候が変わってしまったのだと感じる。
日本は昔から治山治水に力を注いできた。
川にバイパスを造ったり、川を付け替えたりと苦労を重ねてきた。
しかし、これまでに積み重ねてきた治山治水に加えてさらにそのグレードアップを急がなければならない時代になってきたように思える。
風に舞う小さな雨粒を見ながらそう思った。
@愛知県