#4 タイ山奥のパーイって魅惑の田舎町【レシピ】
タイが大好きで、バンコクやプーケットに行った人はたくさんいても、「パーイ」に行った人はあまりいないのではないでしょうか??
タイ北部のパーイ
パーイというのは、タイ北部のチェンマイからさらにバスで北に3時間ほど進んだところにある、タイとラオスとミャンマーの国境交差エリア「ゴールデントライアングル」のすぐ近くにある町です。
ゴールデントライアングルというのは、ケシの実、アヘンですね。の、大生産地として有名だった非合法エリアです。ゴールデントライアングルについては、高野秀行さんのこの本が秀逸に面白いので興味がある方は是非読んでみて下さい。
……と、いうとなんだか治安の悪いギャングはびこる恐ろしい土地なのではと思うのですが、いまやそんなことはなく、むしろ国内外の旅行者にとっての沈没タウンとして知られています。
(※沈没……心地良さに溺れて長期滞在する、という意味の旅行者用語)
町自体は30分か1時間もあれば端から端まで歩けてしまうような広さで、でも小さいがゆえにのんびりと過ごすことができます。
このようなおしゃれなカフェやバー、レストランが沢山あって、ネット環境も比較的ちゃんとしており、旅行者にとって非常に過ごしやすいノマド向きの町です。
かつては、チェンマイとメーホンソンをつなぐ途中にあるただの中継地点だったのですが、タイの「Pai In Love」という男女7人恋物語みたいな人気映画の舞台になったことで国内旅行者たちの注目を浴び、あわせて欧米バックパッカーたちの長期滞在型タウンとして栄え、旅人にとって知る人ぞ知る町になっています。
ですので、この町は、タイの片隅ド田舎の小さい町にも関わらず、オシャレで洗練された店も多く、旅行者向けの雰囲気をまとっているのですね。
一方、町を出ると雄大な自然が広がっており、山岳アクティビティの宝庫となっています。
もう朝から晩までビールを飲んでいても許されてしまうような、そんなよろしくない雰囲気をまとっている町で、僕は良くない良くないと頭では思いつつ、朝から晩までチャーンビールを飲んでいました。
こんなにチャーンを愛しているのは、僕か大五郎くらいです。
夜になれば屋台が所狭しとメインロードに並びます。そのメインロードだって10分程度で歩けてしまうのですが、各国の旅行者たちが集まるからか、タイ、中華、インド、イタリアンと割と多岐にわたっており、非常に楽しい雰囲気です。
そんな中、最も旅行者たちの興味を惹きつけ賑わっていたのが、「寿司の屋台」でして、僕は日いづる国の民として大変誇らしい気持ちになりました。
しかし、ひとつ食べてみると、甘味料で煮られたベッチャリとしたタイ米にパッサパサの川魚が乗っている、寿司とは名ばかりの「寿司のような何か」でした。
あまりの不味さに固まっていたのですが、「Oh~ Sushi~♪」 と、飛ぶように売れていく寿司のような何かを見て僕は大変複雑な気持ちになりました。中国の偽ディズニーランドとして知られる石景山遊楽園を思い出しました。
というわけで今日は寿司のレシピを紹介します。
ではなく、タイの記事を書いていたら、無性にタイ料理を食べたくなったので、ガパオライスのレシピを紹介しましょう。
ガパオライスのレシピ
【ガパオライス】 1~2人分
豚ひき肉 150-200g
たまねぎ 1/4個
パプリカ 1/2個
バジル 数枚
鷹の爪 1本
にんにく 1片
*ナンプラー 大さじ1/2
*オイスターソース 大さじ1/2
*砂糖 小さじ1/2
*酒 大さじ1
黒胡椒 適量
卵 1-2個
1.たまねぎは粗みじん切り、パプリカは角切り、にんにくはみじん切りにする。
2.フライパンに弱火でにんにくと千切った鷹の爪を炒め香りを出す。
3.中~強火に上げ、豚ひき肉、たまねぎ、パプリカを炒める。
4.(*)を加えて水分を飛ばしながら炒めて合わせる。
5.千切ったバジルを加え、黒こしょうを挽いて完成。ごはんと盛り付ける。