#6 ミャンマーには串焼きで生ビールが飲める横丁がある
本日は、政権闘争に揺れるミャンマーのゆるい話。
僕は東南アジアの国々が好きなのですが、大好きな理由のひとつに、スコール明けの湿った生温い夕方に屋台メシとビールが最高に美味い、これがあります。
熱帯気候の絡みつく熱気を振り払うように喉に流し込むキンキンに冷えたビール。この瞬間のために生きているのよねー!!とエヴァのミサトさんも言っています。
でもいつも思うのが、基本的に瓶ビール。
シンハも333もラオもタイガーも、アジアの屋台は基本、瓶ビール。
いや、別に瓶ビールも悪くないよ。全然美味しい。
不満があるわけではないんだ。
でも!
これがドラフトの生ビールだとさらに最高なのになぁ!!
と、思う気持ちがないわけではありませんとも言えなくもない。
そんな僕たちのニーズを満たしてくれる場所が、ミャンマーのヤンゴンにある、19th streetです。
ミャンマー首都ヤンゴンのダウンタウンは、地図的にはがっちり区画整理され、13,14,15…35,36street と、非常にわかりやすい名称が各通りに付いています。
それぞれの通りは平行に並び、なんだかそれだけ聞くと凄く整然とした近代都市っぽいんですが、実際はミャンマーネイティブから中華系、インド系が入り混じり、安宿や屋台やよくわかんない店や住宅がひしめきあう、雑多で熱気ある旅行者向けエリアになります。
この中の19番目の通り、19th streetこそが、串焼き屋台が軒を並べ、ビールサーバーからの生ビールを出してくれる、酒飲みが歓喜する串焼き横丁になっているのです。
串焼きは別に鶏肉に限らず、豚や卵、海産物やモツ、野菜と多岐に渡り、メニューもあるにはあるのですが、実際見ないとよくわからないものも多く、屋台に並べられている串の数々を見て、「これと、これと……」と指さして焼いてもらうのが正しいスタイルです。
塩味だったり甘じょっぱい醤油味だったりするのですが、これが実にビールに合う!
ビールが止まりません。
こんな生ビールジョッキが50円で飲める。まさにミャンマーのせんべろ。
ジョッキ2杯で100円。
オッサンか!!
ここはオッサンの聖地か!!
僕はヤンゴンにいた時、ほぼ毎日この通りに通っていました。高円寺や阿佐ヶ谷でもひとりでカウンターで生ビール飲んでるのに、ヤンゴンでもひとりで生ビール飲んでる、代わり映えがしない。だがそんな自分が好きなんだ。
ひとりで食いすぎ説。