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【第2回/全5回】 メリノ社長はハッとした。「ウールって登山に最高じゃん!」

屋久島は九州本土最南端の鹿児島県佐多岬から南南西約60kmの海上にあります。その豊かな自然は、1993年に日本初の“世界自然遺産”に登録されて一躍脚光を浴びました。私(丸安毛糸 岡崎社長)は、2022年の年末年始に初めて屋久島を訪れて以来、1年半の間で4回もリピートするほど魅力にハマっています。このゴールデンウィークにも、経営者仲間たちを率いて「屋久島ツアー」を決行。何度も屋久島に通う魅力についてご紹介します。

注)今回のシリーズだけは「ニット社長」改め「メリノ社長」です(笑)ツアーガイドの室井ちゃんが私をそう呼ぶからです。

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ーー本題に入る前に、「ウールは登山ウェアとして素晴らしい」とお話しされていることについて、もう少し詳しくお聞きしたいと思います。ニットに長年携わってきた岡崎社長が感じている、登山ウェアでのウールの良さとは何ですか?

社長:
今回の屋久島でも、もちろんウールの登山ウェアを持って行きました!

登山やハイキングのウェアに多く使われるのがウールの中でも「メリノウール」という素材。羊毛の中でも繊維が細く、伸縮性に優れた毛質の「メリノ種」という羊から刈り取られた羊毛のことです。

メリノウールは保温・保湿機能があって、寒い時は暖かく、汗をかいたり暑い時は涼しくしてくれる。山を登ると汗をかくけど、登るにつれて気温は低くなって風の影響も受けるから、温めたり・汗を発散させる機能が必要不可欠。その機能をウールは、自然に備わっているんだよね。

さらに、メリノウールは防臭機能もあるから、汗をかいても臭わない。山小屋に泊まる時はお風呂に入れないから、この機能はありがたい!化学繊維で速乾性や防臭効果のある生地もあるけど、天然の繊維でこの機能を持つウールは本当に素晴らしい!

▶︎  メリノウールに関する詳しい情報はこちらから

冬の山頂は北海道並みの気温になる屋久島。
メリノウールの登山ウェアが活躍しました。


ーーウールというと、冬に着るというイメージでした。ウールを使った登山ウェアが、登山を快適にしてくれるんですね。

社長:
そうだよね!私はウールを創る仕事に携わっていながら、自分が登山するようになって、ウールが登山ウェアとしてどれほど素晴らしいか、初めて体験したんです。山登りしてる人たちが「ウールが良い」って言ってたことが、恥ずかしい話、今さらながら私も分かるようになってきました。今ではウールのTシャツと靴下は登山に欠かせません。

じつはね、室井ちゃんから「メリノ社長」と親しみを込めて呼んでもらえて、とても嬉しいんだよね(笑)

(​​第3回につづく(全5回))