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青春18きっぷを使い切ったぞ~(旅日記)

春旅で一日使い残した青春18きっぷ。夏旅はこの大失態を避けたくプランを考えていたが、昨日、使い切ったぞ~しかも、5日目は、松本駅~東福山駅というロングで通常運賃9,790円の区間なので大満足!(笑)おまけに、昨今のコロナ禍で電車の本数が減便になった中、割と乗り継ぎも悪くなかった(驚)

松本駅0755発で大糸線に乗車(意外にも松本駅はJR東日本だった)。塩尻で乗り換えて篠ノ井線へ。まだ通勤通学時間帯なのでそこそこ乗客いた。塩尻からが結構長く中津川まで。「木曽●●」という駅名が多い。木曽路の奈良井宿はここか!駅前だからかそんな雰囲気は全くないが。車窓からは、意外にもお茶工場が多く見える。時々、特急電車の通過待ちで駅で停車。ノンビリ各駅停車旅にはよくあることだ。

中津川駅到着。ここで名古屋行きの快速待ち。お手洗いに行きたく一度駅から出た。印象としては、熱海駅や小田原駅が二回り小さくなった感じ。駅前に地方の百貨店ビルがあって、シャッター街。観光協会やお手洗いがあって・・・って感じ。JR東海系コンビニBellmartが唯一の頼み。中津川駅のBellmartはお土産が揃っているが、あまりご当地感はないのが残念。でも立ち食いソバ屋はやっている!ん~、行きたいのは山々だが、立ち食いが名古屋までないと思っていたので朝食食べ過ぎて今はパス・・・朝のコーヒーを買おうか迷ったが、遠路なので途中でお手洗いに行きたくなることを心配して買わず。

中津川駅からの中央本線快速電車は、さすがに大都市直行路線だけあって編成が長い。&ベンチシート。時間帯が中途半端だからか、結局名古屋まで程々の混み具合で助かった(大きなザックを床に置いていたので迷惑にならず)。今迄名古屋出張は2-3年に一度だったので、名古屋の鉄道状況が全くわからなかったが今日少し繋がったな。高蔵寺なんて、昔ニュータウン開発で習ったなぁ~(懐)千種駅、鶴舞駅になると都市鉄道的な使われ方だ。何年前だろう、鶴前駅から歩いてコンベンションセンターに行ったなぁ(かなり遠かった)。その時に、名工大がここにあることを知った。

程なく名古屋駅到着。昼前だ。何だか、東海道線まで出てくればある程度時間が読めて「今日中には帰られる」とホッとする。そりゃ、青春18きっぷを学生時代から帰省に使っていたから(往年のムーンライトながらが懐かしい)。十数分後の快速電車で大垣まで行くか、更に十分後の新快速で大垣まで行くか迷う。どちらに乗車しても大垣から米原まで同じ電車だからだ。そんなこんなを考えているうちに、ホームにある立ち食いソバ、イヤ、ご当地立ち食いきしめんに行こうかと考えはじめ・・・以前、このホームかは忘れたが(新幹線ホームだったかもしれない)、イマイチだったことを思い出して一旦駅外へ。もうすっかりランチモードに。

実は、名古屋駅前に大好きな味噌煮込みうどん屋がある。皆知っているだろうが「山本屋本店」だ。一番最初に出会ったのはもう15年近く前だ。それは駅前の「セント・・・??」(←忘れてしまった)店の山本屋本店だった。それがひょんなことで駅前の地下街にも店舗があり、比較的空いていたので数回、一人で名古屋に行く都度寄っていた。が、今回、久しぶりの名古屋駅というか、、、駅前が変わりすぎていてその地下街に辿り着けない。。。不動産屋としては何とも情けないことだ(涙)勘を頼ると栄えている方に出てしまったり(そこのスターバックスでご当地カードを買ったが)、駅のレストラン街にある別の山本屋本店に辿り着かなかったり、思っていた地下街は全く様相が違ったし。途中、やまやのもつ鍋に変更しようとも思ったが、そこもランチ待ちで並んでいたので「どうせ並ぶなら」的に何とかラーメン街を通り抜けて到着。少し待っただけで久々の味噌煮込みうどんに!(超嬉)結構値段はお高めで、素うどんに近い味噌煮込みうどんが1,280円で麺大盛り+380円。店は席数があまりない上にコロナの影響か広々している。私も4人席に通されてゆったりいただく。隣の席の若い女性二人組が付け合わせのスライスオニオンとキュウリをお替わりしていた。「そうだった!」と私もお替わり!キュウリにちょこんとのっているショウガがいいね!あと、スライスオニオンにかける薄口醤油?の薄具合がちょうどいい。そんなこんな味わっているうちに味噌煮込みうどんが運ばれてくる。が、、、「えーーっ、麺大盛りなのにこれだけーー??」ってくらいペロリだった。が、超満足して鉄道旅再開。実は、下山後に焼肉をずっと食べたかったので山本屋本店隣の焼肉屋もかなり迷った(ここは並ばすに入店できた。松本は山賊焼の如く鶏肉料理屋が多かったので焼肉にありつけず)。

新快速で大垣駅へ。確かに、途中の尾張一宮駅や岐阜駅で乗客の半数は降車するが、この新快速を米原駅まで繋げないのは、JR東海の嫌がらせだろう。しかも、大垣駅から米原駅の普通電車の乗り換えが悪い。なので、折角なので大垣駅を感じてみたく一瞬駅外へ。どうしてもコーヒーが飲みたく、改札前のドトールへ。10分程一息ついて再び改札内へ。地方の駅、特に中途半端な規模の乗換駅には、床に乗車口が書いていないことが多い(特急電車だけしか書いていない)。まあ、それだけ乗る人が少ないということなのだろうが、私としては気になるところだ。いろいろ推測して扉がありそうな所を探して立つ。大垣駅からの各駅停車旅は意外と面白い。関ヶ原駅では車窓から東軍、西軍の各大名の名前が大きく掲げられている。そっか、東軍は徳川家康、西軍は石田三成が大将だったんだ。だから、私の故郷岡山では宇喜多秀家が殿様だったけど西軍だったのであまり話題に出ないのか、などと思いながら山間を走り抜ける。当然、東海道線は幹線なのだが、上りと下りで高さが違ったり離れていたりと、さすがに冬季は降雪地帯なだけあってなかなかの難所が窺い知れる。スマホの山アプリで色んな山を調べていたら、ずっと行きたいと思っている「伊吹山」が登場!青春18きっぷの旅用に考えていたが、最寄駅の近江長岡駅周辺は予想通り?寂れている。駅前から登山口まで歩くことも考えていたがやめたほうがよさそうだ。

駅名に「近江●●」となったら、一気に近畿感が出てくる。イコール、(元祖)新快速で姫路まで一気に行けて岡山が見えてくる!意外にも大垣駅からの乗客は途中で下りることなくほぼ全員米原駅まで乗った。しかも(私が見た限り)大半が向かいのホームの新快速に乗り移った。大垣駅からの普通電車でBOXシートの奥側に座ったので新快速への乗り換えにちょっとミスってしまい、4人BOXシートの進行方向側窓側しか座れなかった。仕方ない。米原からは長く乗るし、しかも始発~混まない終点なのでザックは網棚に乗せよう。京都線のホーム柵は(珍しい)ロープ式からドア式に改良している駅があった。関東ではホームドアしかないので初めて見たときにはロープ式に驚いたものだ。

当たり前と言えばそれまでだが、京阪神はやはり大都市圏だ。新快速と併走して快速、各駅停車、大阪駅前後では福知山線も走っている。ビュンビュン走っていて都市ならではの躍動を感じ取り、初めて梅田(厳密には中津)の河合塾に夏期講習に通った時の都会への憧れを思い出した。その当時、父親が単身赴任で大阪勤務だったので、西宮北口の空いている社宅を利用させてもらった。初めての阪急電車は満員で乗れなかったことを覚えている。今となっては満員でも電車の中に入っていくものだが、当時は乗れずに次に来る各駅停車に乗ったのを思い出す。また、当時はまだ西宮ガーデンズなんてなく西宮球場だった。当時の友人の影響されて阪急→ORIXブレーブスのファンになったからちょうどよかった!ブレーブスには盗塁王の福本やサイドスロー投手の山田、ホームラン王?ブーマー等、地味ながらきっちりと仕事をするシブい職人集団でそれなりにカッコよかったものだ。話を戻すが、都会ならではの楽しみ方や息吹を感じながらも、ローカル線との境目となる姫路駅の電車の種類の多さの方が今は面白い。姫新線、播但線、山陽本線の黄色い湘南電車、特急はまかぜ等々、見ていて飽きない。そうそう、姫路駅にも立ち食いあるんです。が、姫路駅前に食べ物屋が多いので、時間があれば駅外に出ちゃうんデス。いつかフラっと寄って食べてみたいなあ。

なんて、お気楽神戸線話をしていたが、実は大阪を過ぎた当たりからトイレに行きたくてモジモジしていた。明石~西明石~加古川辺りが一番のピークで途中下車まで考えた。。が通過駅カウントダウンで気を紛らわせながらごまかしごまかし姫路までガマンできた!し、ナンと!電車の扉が階段前ではないかー!(ゼッタイ前日拝んだご来光のお陰!)

一息ついて、50分程乗り換え時間があるので、脅迫観念的に「折角の姫路だし、何か食べようか」と駅外へ。アレっ、珍しく風が強いな、、もしかして台風の影響?前日来の肉の禁断症状が収まらず、ビックマックの夜マックでパティ6枚とモバイルオーダークーポンのコーヒーM100円を注文しようとしたが、何と店が混んでる。。。もっと空いてると思ったのに。しかも隣がこれまた大好きなKFCで久々だから心が揺れて・・・昨夜トリ食べたケドどうしよう・・・どちらも決定打に欠けて、激安の飛龍ラーメンはお客いないし(何故??)、結局、更に隣のお手洗いに立ち寄ってホームで並ぶことに。最後の電車は、1806発の三原行なので良い席に座りたく。2本待って列の先頭で待つことができ、ベストシートに座れた!ザックも網棚へ。2時間程度乗るが、気分的にはもう帰ってきたも同然!

最後の電車が発車。思ったより空いている。前回乗ったときは列もかなり長く、電車内も多くの乗客が立っていたのに今日は少ない。でも少ないなりに網干駅では多くの乗客が降りた。郊外の新快速始発駅だからか?おーっと、反対側に智頭急行の特急とすれ違った。この車両も長いよね。もう20年ぐらい経つんじゃないかな。当時は北近畿タンゴ鉄道の特急電車と共に紹介されたものだ。兵庫県と岡山県の県境となる上郡駅と三石駅の間は携帯電話の電波状況も未だに悪く、駅間もあり、車掌が必ず車内を回ってくる。気がつけば、JR西の車掌は半分以上女性のような気がする。今日の車掌も女性だ。しかもちょっと声に特徴のある女性だ。この女性車掌が上郡駅を出て歩いてきた。イメージと違った。。。(笑)

話は変わるが、不思議なことがある。この山陽本線、朝の行き先が「三石行」「吉永行」「和気行」ととても中途半端な電車が運行されているのだ。そんなのだったら「上郡行」に、もっと言えば「相生行」にしてくれれば相当利便性が高まるのに。これらの県境手前までしか行かない電車は、東岡山駅以降はガラガラになる。乗り換えも全くないこれらの電車はどうしてこのような行き先となっているのか・・・わからない(理由を知りたい)。

和気駅からは部活動帰りの高校生や仕事帰りの会社員、カッコいい作業着姿の女性が乗り込んできて結構混み合っている。隣の熊山駅からも多くの高校生が乗るかと思いきや、全くいなかった。私の勘など全く当たらないものだ(苦笑)。その後、東岡山駅でも多く乗り込んできたり、多く降りたりと次第に都市鉄道的な運行になってきた。その時、突然、暗い外から明るい車内に向かってバッタが飛んできた。そのバッタはガラスに当たって落ちると思いきや、ガラスにくっついて走行中もしがみついている。落ちないもんだなと感心したり、バッタの足が6本あることを再認識したり、西河原・就実駅前の旭川の鉄橋で落ちないかと心配していたりするうちに岡山駅に到着。バッタは落ちるとも飛んでいったともいえずどこかへ行ってしまった。

岡山駅からはドーっと乗客が乗ってきた。若い女性が多いのが他の駅との違いだ。さすがターミナル駅だけあるね!私の大好きな岡山駅!最近、山陽本線に乗る頻度が極端に多くなったので、そろそろ糸崎~相生間は山手線ゲームできるんじゃないかな(笑)相生~姫時間はうろ覚え、姫路~京都間は新快速停車駅なら言える。京都から米原までは・・・ん~、さっき通ったけど、山科、大津、石山、南草津、草津、近江八幡、彦根、米原・・・どこか抜けてるな。(※草津と近江八幡の間に守山、野洲、近江八幡と彦根の間に能登川が抜けていました。そう言えば「野洲」行ってありました。)
岡山駅と同様の傾向が倉敷駅でも言える。新倉敷駅では多くの乗客が降り、そこから先は部活帰り、特に大きな用具入れを持ち団体で乗っている野球部の高校生が目立つ。基本的には次のターミナルの福山駅までは乗る人よりも降りる人の方が多くなる。どんどん乗客が減っていき、笠岡駅と大門駅間でも車掌が大体回ってくる。ここが岡山県と広島県との県境だ。国道2号線と併走した山陽本線もようやく広島県に入った。相生駅から先は無人駅が多く、特に夜の無人駅は暗いので物寂しい感じがする。この電車は三原行だから関係ないが、いつもと異なり今回は東福山駅で初降車だ。夜遅い電車だと福山行となり、福山駅で糸崎行に乗り換える必要があるのだが、今回はその余計な時間が必要ない!

東福山駅周辺は未踏の地だっただけに、この度の旅行で駅周辺の状況を色々知った。つまんない悩みとしては「どのコインパーキング」に駐車するかであったが、結果的に三井のリパークに停めてよかった。結構な日数停めていたので、千円札両替が面倒に思ったがカードが使えたので助かった。なのでスムーズに車にも乗ることができ家路についた。姫路駅を発って時間が経ったのでお腹も空いてきた。車に乗ってしまうと色々と面倒くさくなり、早く帰りたくもなりマックでいいかな~と思いつつ、結局、帰り道にあるお初の焼肉屋に寄ってボッチ焼肉をいただいた。結構美味しく、盛りも良かったので満足して旅の総括を物語るべく大満足で帰宅した。さすがに銭湯に行く元気はなかったが(笑)

あっ、あと、この青春18きっぷの4回目の入鋏、慣れていないのが一目瞭然(笑)

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