イギリスEU離脱とイングランド・プレミアリーグ
こんばんは。水曜日担当のカンノです!!
この1月はとてつもないスピードで時間が過ぎ去っていて、もう2/3も終わっているのかと、あと1月は10日間しかないのか、と呆気をとられています。
この2021年から、世界の情勢に大きな変化があり、それはサッカーにも大きく影響を与えています。
その変化とは、イギリスのEU離脱です。そして、イギリスがEUを離脱することによって、世界中からスター選手が集まるプレミアリーグ(イングランドのプロサッカーリーグ)のチームや選手たちに大きな影響が出ます。
順を追って、説明します。
まず、EU(Europe Union)とは欧州連合という、ヨーロッパの政治・経済共同体を指します。どういう共同体なのか、ごく簡単に説明すると、「人」と「モノ」の自由移動を促進しています。
例えば、EU加盟国に住んでいる人(イタリア人)が、おなじEU加盟国であるフランスに入国する際、入国の審査などがいらないのです。また、移動先の国で自由に働くこともできます。
そんなEUから、もともと加盟国だったイギリスが、脱退したのです。
イギリスがEUを離脱すると、プレミアリーグにはなにが起きるのでしょうか。
現在のプレミアリーグの選手構成は、外国籍選手62%+イギリス国籍選手38%で成り立っています。ほとんどが外国人選手です。
そのうちの多くがEU圏内の選手です。
もともと、イギリスは外国人が労働許可を取得するのが非常に難しい国です。例えば日本や南米などからプレミアリーグに移籍するには、非常に厳しい競技面での実績が必要で、多くの有名な日本人選手もそれが理由でプレミアリーグでプレーできません。
一方で、EU加盟国の選手は、EUのおかげで比較的自由に労働許可を取得でき、プレミアリーグで働く(プレーする)ことができていたからです。
ということは、
EU加盟国の選手にとっては、これまでEU域内での移動だったからプレミアリーグでプレーできていたのに、イギリスがEUから離脱すると、彼らは労働許可を取得するのが非常に難しくなるのです。
他にも様々な影響がありますが、世界中からスター選手を集めていたプレミアリーグから外国籍選手が減っていき、イギリス国内の選手が増えていくことが予想されています。
とにかく、今回の記事でお伝えしたかったのは、サッカーは世界の情勢に大きく左右されているということです。
逆にいうと、サッカーをとおして世界の情勢をみていくと、難しい話が少しだけ楽しくなるかもしれません。
今週の投稿は、これまでです!読んでいただきありがとうございます。
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また、土曜日のヒルタさんの投稿をお楽しみに!!
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