チャンスの惜しさは数値化できる!?



こんにちは!水曜日担当のカンノです!!
本日も、サッカーにこんな一面があるのか、と少しだけ視野の広がる話をしていきたいと思います!!


今日のお話が、まずどこから始まるかというと、そもそもサッカーって、わかりにくいスポーツですよね、ってところからです。
90分という時間の中で、選手とボールは動き続けているし、ゴールはなかなか決まらないしで、チームや選手の良し悪しがわかりにくい。。
シュートをあまりたくさん打っていなくても、ゴールが決まる試合もありますし、シュートをたくさん打っていてもゴールが決まらない、そんな試合もあります。
特にゴールが決まらなかった試合などは、いい試合したのか、悪い試合をしたのかもわかりにくいですよね。


そんなときに、一つの基準となる数字をご紹介します。

それは「ゴール期待値(=Expected Goal)」という数字です!あんまりメジャーではないですが、さいきん注目され始めているものです!ただ、なんか難しいそうですよね。
簡単にいうと、どれだけ「惜しいシュート」を打ったかの値、ということです。

「惜しいシュート」って、どうやって計算してるんだよってなりますよね。笑
そこで調べてみたら、とてもわかりやすいサイトがありました。
シュートを打った時の、ゴールまでの距離・シュートの角度・シュートに使った部位(足や頭など)・ブロックに入った選手の人数や距離・プレーのパターンなど、から計算されています。
惜しいシュートを「1」、まったく惜しくないシュートを「0」で表しています。下の画像のようなイメージです(出典: Football LAB)。

画像1


どれだけ「惜しいシュート(1.0に近い数字)」を打っているかは、チームがいい試合をしているのか、という基準になります。
惜しいシュートを打てているということは、相手のディフェンスを崩して、質の高いチャンスを作っている、ということになります。

反対に「惜しくないシュート(0.0に近い数字)」を打っているチームは、いい攻撃ができていなくて、惜しくないシュートをたくさん打っていても、相手に「打たされている」ということになります。

つまり、よりたくさん、1.0に「惜しいシュート」を打っているチームは、試合に負けたとしても、質の高い攻撃をしていることになります


ディフェンスについても、同じことが言えます。相手チームに、たくさんの1.0に近い「惜しいシュート」を許している場合は、相手に質の高いチャンスを作らせてしまっているので、質の低いディフェンスをしているということになります。

このように、ただシュート数をみるだけではわからなかった、チームや個人の攻守についての質の高い・低いが、この「ゴール期待値」を通して見えてきます。

例えば、サッカー中継で、そのチームのゴール期待値の平均が表示されたりすれば、リアルタイムで攻撃や守備の良し悪しがわかって、サッカーがはじめての人も、より楽しめるかもしれないですよね!!

それでは今日はこれまで!読んでいただいてありがとうございました!
また土曜日に!



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