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時にはフィジーの話を。

(2020/07/12)

そういえば、私はフィジーという国に3ヶ月ほど滞在していた。
そう俗に言う語学留学である。約4年前。

日本を出た際の私の語学力は中学校をなぜ卒業できたのかわからないレベルであったが、3ヶ月経って

ギリ、カタコトで話せるようになった。
これは完全に私が自己学習を怠ったからである。

人によってはちゃんと伸びた人もいる。

まぁ、そんな話は置いておいて実際にあった出来事を書いていく。
(多分、数回に分けます)


【災難は入国前に】

留学というのが初めてだった私はドキドキしながら成田空港へと向かっていた。
海外旅行なんて人生で2回。どちらもヨーロッパだったので島国は初めてかもしれない。

成田空港に着くと、明らかに「こいつら語学留学だな」という見た目の人が結構いた。

フィジーに行くにはほとんど限られたルートしかなく、大抵、ポートモレスビー経由(パプアニューギニア)で乗り換えてフィジーへ向かう。

事件はここポートモレスビーにて。
この時、関西組、関東組を合わせて50〜60人の生徒がフィジーに向かっていた。

関係ないけどこのポートモレスビー行きにはすしざんまいの社長さんが載っていました。(ただ一人のファーストクラス)
それからというもの、私は海外勢に「日本語教えて」と言われた時は「すしざんまい」をポーズとともに教えています。(本当)


話に戻ります。
空港の乗り換えカウンターで「書類を見せろ」と空港スタッフ言われ、全員が書類の提出を求められた。

我々が持っているのはフィジーの学校に行く際の入学証明書、長期滞在の人は長期のビザ、オーストラリアのワーホリ用ビザなど。

確かフィジーは3ヶ月以内であればビザはいらなかった気がします。その時は知りませんでしたが。

そんなことは知らないまま、一人ずつ書類を出していく。と、一人のギャルが書類不備ということでカウンター横で待たされた。

私はそのすぐ後だったが特に問題なく解放され、ロビーでのんびり知り合ったみんなとしゃべっていた。

20人ほど書類検査を通過した頃、また一人捕まった。またギャルだ。
2人とも英語力は皆無。何を言われているかもわからないし、初めての海外だったらしく、かなり焦っていた。

そして、それ以降の全員が
入国不可と宣言された。

パニックである。

英語が話せる人は抗議をし、喋れないものはただただ狼狽していた。
当たり前である。高い学費を払い時間を作ってきてみればワケもわからないまま入国拒否。

恐ろしいことこの上ない。

すでに通過した我々はコーヒーを飲みながら慌てふためく面々から事情を聴き、一緒にパニック。
やっと友達になったメンバーもいたのに!一緒に行けないなんて!!
と思い、斡旋会社に連絡するも現地は午前7時ごろ。日本に至っては確か午前3時ごろ。

もちろん対応してくれるわけもない。
そんな混乱の中、数十分が過ぎた。

と、突然みんなが解放された。


「全員いけ。問題ない」と。書類も何も見ずに。

は?

である。
ギャル2人と約40名が止められた理由はわからない。

全員が解放されたのち、ギャル二人から話を聞くことができた。
「なんかメールアドレスを教えろ的なことを言われた」と。

は?

事の顛末はなんてことはない、
空港スタッフがギャル好きだったらしく、連絡先を聞くために止めた。ついでにその他の人も。

めちゃくちゃ迷惑である。

本当になんだったのか・・・・

と話をしている時。ギャルの一人がスタッフに呼び出された。

体育館の裏への呼び出し・・・
ではないが、飛行機の見えるラウンジの窓側、みんなからの視線を浴びながら彼女は空港スタッフに呼び出され、スタッフと話しをしていた。

数分して、私はその空港スタッフと目が合い、呼び出された。
理由はギャルの子が英語通じないから「メールアドレスを聞けとのこと」
ギャルにそのことを話すと「マジ教えたくない」とのこと。

片言の英語でごまかし、なんとか諦めてくれた様子。

そのまま2時間ほど過ぎ全員が無事にフィジーに向かった。

まだフィジー生活は始まっていない。

私なんかにサポートする意味があるのかは不明ですが、 してくれたらあなたの脳内で土下座します。 焼きじゃない方の。