「飲もうよ」について
twitterにて
「それわかる!アマプラで見たわー。今度その話しようよ!飲も」
facebookにて
「お誕生日おめでとう!今って何やってるの?今度時間あったら飲もうよ!」
instagramにて
「これ美味しそうですね!これで一杯やりたいですねぇ。飲みましょ!」
私の語彙力とコミュニケーション方法はこの「飲もう」に集約されている。
よく合う仲間。最近会っていない仲間。遠方の仲間。いろんな関係性の仲間がいる中で
簡単に、気取らず、会える理由を作ってくれる言葉。
「飲もう」
これが気軽に使えなくなった今日この頃。
なかなか大人数や人の密集しているところに行けなくなった。
みんなも不安で外に出にくい気持ちになっている。
コミュニケーションの取り方が上手ではない私にとってこれほど酷なことはない。
あなたと会って話したい。そんな私の不器用な気持ちを気軽に相手に伝えれくれる言葉。
「飲もうよ」
別に飲まなくたっていいのかもしれない。でもお酒のチカラを借りて、肩の力を抜いて近況報告や思い出話しをしたい。
口下手な私の口を開かせてくれるそんな飲み物。酒。
画面越しの飲み会もやった。声が被ったり、聞こえなくなったり、友達が半目でと固まったりしていた。
家から気軽に会えるそれは素晴らしい。
でも「お疲れ」「久しぶり」なんて言いながら顔を合わせてグラスを軽くぶつけたい。
前にみんなで行ったあのお店で
カンッ
と小気味良い音を立てて。
私なんかにサポートする意味があるのかは不明ですが、 してくれたらあなたの脳内で土下座します。 焼きじゃない方の。