MFA取得のため大学院に進むことになりました。
ご無沙汰しております。書いたり書かなかったり、全く続いていないnoteですが、頑張って再開しようと思います。
僕は総合診療医で(家庭医療専門医も取りたいと思っています)2児の父親です。妻も同じ総合診療医で0歳、3歳の息子と4人で悪戦苦闘しながら毎日を過ごしています。
おそらく大変だとは思いますが、こんな僕でもやればできるということと、学習の記録&定期的な振り返りができればと思い月1−2ペースで記載をしていきたいと思っています!!続くことを祈ってください・・・
MFAとは?
MAF=Master of Fine Artsの略で、日本語で言うと“美術修士“や“美術学修士“と言われています。大学院の学位の1つですね。
Artや美術というと絵を描いたり、彫刻を彫ったりと普通に生きているのにはあまり関係なさそうですが、海外では一流企業のビジネスパーソンも取得を目指すことが多くなっています。
ご存知の方も多いとは思いますが、ニューヨークタイムズにも2008年にダニエル・ピンク氏が「MFA is New MBA」という言葉が登場しました。その後、ハーバード・ビジネス・レビューでも「The MFA is the new MBA」というタイトルの記事も発表されています。
とりあえず、なんか凄そうだなぁ〜、と思っているくらいが今の自分の現状です(笑)取得して何が変わるのか?MFAの本質とは一体なんなのか?はこれから勉強し、実践していき、いつか自分の言葉で説明できたらと思います。
なぜ僕がMFAを取ろうと思ったのか?
そもそもMFAというものを1年前までは知りませんでした。自分なりにたくさんの本を読む中でMFAに辿り着きました。その過程もお示しできたらと思います。
医師は教養が欠如している
漠然とですが変な確信があるのがこれです(笑)!!世間一般からは全く逆のイメージかもしれないですが、医学書ばかり読んでいるのが実際ではないでしょうか?少なくとも医学部〜研修医までは医学漬けにされました・・・
実際、僕もビジネス書を読み始めたのが医者になって4年目くらいからで、ここ1年くらいで新書や小説など幅広い分野の本を読み始めました。
教養と一口に言っても難しいですが、僕自身はこれをリベラルアーツと解釈しました。リベラルアーツに関して書くとまた字数が増えるので割愛しますが、僕はここで哲学、美学・美術、文学を勉強することが重要であることに気がつきました。かなり勝手な解釈かもしれませんが・・・
哲学や文学については多少触れてはいましたが美術なんて、ナニコレオイシイノ?状態です。というか、この記事を読んでいる人も同じレベルだと信じます(笑)
アートに辿り着いたわけ
なぜアートに辿り着いたかというと、1つは自分に全く持ち合わせていないもので面白いと感じたから、もう1つはよくわからないものに向き合う力というか、技術はこれからの未来に役に立つと思ったからです。
まぁ単純に憧れたってことですね(笑)
今振り返ってみると、視覚障害者についての本を書かれている伊藤亜沙さんの本がきっかけだったと思います。医療と類似性があるテーマのためとっつきやすかったですが、伊藤さんが本の中で白鳥健二さんという視覚障害者でアート鑑賞をしている方を紹介していました。それがめちゃめちゃ面白くて、そこを入り口にアートについて本を読み出しました。
そして最終的に、大ベストセラーの“世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?経営における「アート」と「サイエンス」著:山口周“に出会いました。ここで初めてMFAについて知ることになりました。
そして、美意識を高めることが今の自分に必要な知識・技術であると思うに至りました。
VUCA時代に必要な力
このMFAを修得する過程でVUCAに対応できる力がつくと思ったのが最も大きな理由です。
VUCAとは
Volatility:不安定性
Uncertainty:不確実性
Complexity:複雑性
Ambiguity:曖昧性
の頭文字をとった言葉でアメリカの軍事用語として用いられていた言葉です。
家庭医療をやっていても、まさに今の問題はこれだ!!という感じで衝撃を受けました。こんな人たちをどうマネジメントして行くかが面白みであり課題であると感じています。病気だけ良くしても、生活は良くならない。これからの医師のあり方について考えされられました。
そんな理由から最終的にMFAを取りたい!!と思うに至りました。
MBAも魅力的だけど・・・
数年前までMBA=Master of Business Administration(経営学修士)に強く憧れていました。セミナーでMBAホルダーの先生の話を聞いて、経営や教育、組織マネジメントに役立つスキルに違いないと思ったのを覚えています。
その当時はオンラインがあまり進んでおらず、取るのが大変そうでした。。。現在はオンラインでも取得可能なところも多いみたいですね。ただ自分が行ってみたい!!と思っていた大学院は通学が必要でした。完全オンラインコースが作られたらいきたいなぁと妄想ばかりしていました。(まだできていなそうです)
Artに対して学んでいく中で、MBAを批判するような内容もありました。全部が全部というわけではありませんでしたが、個人的には論理的に考えることに限界が来ている、論理的に考えようとしすぎて分析麻痺が起こっている、といった内容には同意できる部分がありました。
正直、論理的に考えるのが苦手なタイプの人間なので、MBAは一旦おいておこうと思いました。もし時間的に余裕ができ、自分が必要と感じれば申し込むかもしれません。
あと、MBA持っている人にはちょこちょこ会うことがあるので、物珍しさからMFAに至ったというのも自分の中ではあります。
MBAを取得後にMFAを取りに来る人もいるようなので、どちらが重要というよりもうまく必要な知識を組み合わせていくのが重要なんですかね?
MBAを取得される方の情報も少しずつゲットしていきたいと思います!
京都芸術大学 大学院を選んだ理由
最後に僕がなぜ京都芸術大学大学院にエントリーしたかを記載します。
完全オンライン
まずなんと言っても、大学に行かなくても良いって大事。人と話したりするのは大好きだけど仕事と子育てしながらって結構きついです・・・オンラインで勉強できるノウハウも作り上げてきた実績もあるようなので、質の担保もされていると感じました。
実際出願の際にもポータルサイトを使用するのですが、そのクオリティもすごく高い!!大変そうではありますが、今の時点では楽しみの方が大きいです。
ちなみにゼミ合宿やオフ会などで直接会う機会もあるみたいです!
学費もお手頃
年間授業料が36万円〜という費用で入学できます!職業柄ある程度収入は安定していますが、安いに越したことはないですよね。
学部長のアツい入学説明会
入学説明会は完全オンラインで実施されましたが、オンタイムで拝聴しました。アーカイブ動画もあるので興味がある人はご視聴ください。
僕は学際デザイン研究領域に出願し・合格しました。この領域が一番創作系の美術ができなくてもいけると思ったし、自分に合ってるからここにしました。
学部長の先生がデザインした東京都の交差点のお話や美的センスが欠けている状況についての話には感動しました。そして学部長の先生がかっこいい!!こんな先生に教えてもらいたい!と本気で思いました!!
最後に
2年間、きっと大変だと思います。妻にも負担をかけてしまいそうで、申し訳ない気持ちもあります。ただ、勉強したい!という自分の思いも止められそうにありません。
やるからには自分の身になるように努力していきたいと思います。
こちらのnoteにもMFAを取得するにはどんな過程を辿るのかということを、備忘録と学習の振り返りも兼ねて記載していこうと思います。
過去記事もそうですが、長く続いていませんので期待は裏切りそうですが、今回ばかりはそうならないように努力します!!
ちなみに倍率はおそらく3倍ちょっとくらいでした!勝ち取った権利をものにしていきます!