
【B'z】年を重ねるごとにPleasureの歌詞が半端なく染みる
誕生日(お母さんが頑張った日)を今年も迎えましたよしきちです。
時が経つのは妙におかしなもので、気が付いたら年を取ってます。
怖い。メンタルが追い付かなくないですか?
そんな私ですが人生の節目節目で聴きたくなる曲があります。
それがこちら。
B'zの名曲Pleasure ’91~人生の快楽~

元々は初のミリオンセラーとなったLADY NAVIGATIONの2nd beatでした。
それが周期的に行われるお祭り的なLIVE GYM【Pleasure】ツアーでタイトルになるだけでなく毎回披露される人気の1曲になっていきます。
このPleasureシリーズ(シリーズなんです)
LIVEの度に歌詞に登場する”あいつ”がどんどん変化していくのが楽しく、曲が始まると皆耳を澄まして聴く曲でもあるのですが。
これがまた歌詞がめちゃくちゃ染みるんです。
初めて聴いた中学生時には既に「良いこと言ってるな~!!好き!!」とか思っていたわけですが。
年を重ねるごとに「わかる……」「そう、そうなんだよ!」の感情が重くなっていくのです。恐ろしい曲!
前振りが長くなりましたが、今回はPleasure’91の歌詞を噛みしめていきたいと思います。
※今回は91年バージョンの歌詞を例に挙げます。
あいつの変化については特に触れませんのでご容赦を。
冒頭の歌詞であの頃を思い出す
一晩中ギターと女の話で盛り上がってたあいつも
そつなく大手に就職決まり ためらいがちの出世街道
重いマーシャル運んでた腰の痛み
まだ覚えてるの
若かったあの頃、この歌詞の主人公とあいつはバンド仲間だったのでしょう。
互いに夢を追いかけ、バンドを続けていたものの、就職という現実を目の当たりにし大手に就職。
こつこつ出世街道をあるいているけど、あの頃のことを覚えてる?と問いかける歌詞です。
はい。既に染みます。この年になると。
楽しかったあの頃をふっと思い出すんですよね。
「こんなことがあったな」「あんなこと言ってたな」なんて。
青春時代のことを懐かしみ、ふと今に戻ると過ぎ去ったことなんだな、としんみりしたりします。
『まだ覚えてるの』の歌詞であいつはどう思ってるかな?と考えてみたりしてるのが解りますね。
サビ1・大人になるとグウっと来る歌詞
いつのまにかこの街に 丸め込まれたのは僕?
居心地いいと笑ってる そんな余裕はいらないのかな…
気が付けば社会の一員となってなんとなくこんなもんか、こんなもんだろうと生きている。
これは老いも若きも共通だと思うのですが、今いる場所・ポジションが『居心地良い』『”自分は”馴染んでるよ』そんな風に周りに見せてしまうのってあるあるだと思うんです。
時々「全部捨てられたらな~」なんて考えたりもするのに。
やーね人間って。
あいつの人生が動きだし、我が身を振り返る
あいつもとうとう親父になった土曜日の夜 電話越しに
おめでとう言いながら 時間の流れに何故か口唇噛んだ
イエス、自分は間違ってない
この先の浮き沈みも歌えば楽し
冒頭で懐かしんでたあいつは父親に。
これも人生のあるあるなんですが、あの頃一緒に遊んでいた、バカやってた友達が人の親になっていくのって、嬉しくもあり寂しくもあり複雑な気持ちなんです。
主人公も時間の流れをリアルに感じとって唇を噛んだのでしょう。
その気持ち、結構皆さん解るんじゃないでしょうか。
「ああ、時は戻らないし進むだけなんだな」それをまざまざと思い知る瞬間。
寂しいですね。ぐわーっときます。
そして自分自身のことを振り返ってみる。
ここでは主人公(おそらく稲葉さん自身がモデル)は、この先も自分は今のスタイルで突き進むことを再確認。
しかし『浮き沈みも歌えば楽し』って凄く良い歌詞。
前向きさをギュッと詰め込んだフレーズ。
サビ2・大人になると「うわーーー!」となる歌詞
いつのまにかこの街に丸め込まれたのは君?
「もし生まれ変わったら」なんて
目を輝かせて言ってたくない
勝手知ったる少ない仲間と 敵だ味方だとさわいでる
止れないこの世界で胸を張って生きるしかない
サビ1では『この街に丸め込まれたのは僕』でしたが、今度は『君』に変化。
きっと君、ことあいつも、主人公と同じように”居心地いいと笑う”ようなことがあったのでしょう。
そしてこの歌詞です。
「もし生まれ変わったら」なんて
目を輝かせて言ってたくない
これはもうガツンと来ます。
わいわいと盛り上がって、ついついこのテーマになったりしませんか?
一人の時にふと考えていたりしませんか?
「もし、生まれ変わったら」話。
考えるのって楽しいですよね。
でもよく考えるとそれって空しいですよね。
だってじゃあ今の人生って何なんだ?そう感じるのです。
この歌詞を聴く度、人生は一度しかないんだよな。好きなことやらないでどうするよ!と自分を戒めます。
更に続いて
勝手知ったる少ない仲間と 敵だ味方だとさわいでる
止れないこの世界で胸を張って生きるしかない
ここの歌詞。集団生活に身を置いている人なら頷くところがあると思うのですが、本当にこの歌詞の通りなんですよね。
狭い世界で派閥とかグループとかできちゃって敵味方が分かれる。なんてアホらしいんだ……と思いつつ、先述の通り居心地良い顔をしてる。
大人って汚いぜ……!
そんな世界に居るけれど、止まれるはずもない。
だから胸を張って生きるしかない。
大人の皆さん!!全員これなんじゃないですか?
規模は違えど子供もですけど!
サビ3・大人になると全員身悶える歌詞
いつのまにかこの街に 丸め込まれるのは誰?
くだらなかったあの頃に 戻りたい 戻りたくない
恐いものはありますか? 守るものはありますか?
止れないこの世界で 胸を張って生きるしかない
ラストのサビ。
この街に丸め込まれるのは誰?そう、もう全員です。
そしてそしてそして!
大人になる度にボディブローのように効いてくる歌詞。
くだらなかったあの頃に 戻りたい 戻りたくない
これなんです。これに尽きるんです。
くだらなかったあの頃。懐かしいし、時々思い出す。
でもあの頃に戻りたいか?と問われると
戻りたい 戻りたくない って感情になるんですよ、大人。
戻りたい気持ちもある、勿論ある。やり直したかったりもする。でもそれはなんか違う。戻りたくない。
いやでも戻りたい。そんなループ。
その後に〆のこのフレーズ。
恐いものはありますか? 守るものはありますか?
止れないこの世界で 胸を張って生きるしかない
皆それぞれ怖いものも、守りたいものもある、それを抱えて生きている。
生きるっていうのは、それぞれに荷物を抱えながら歩くことでもある。
どうしたって止まれないこの世界で胸を張って生きていくしかない。
まとめ
以上、B'zと共に生きる、よしきちのPleasure'91~人生の快楽~語りでした。
この曲を初めて歌詞を見ながら聴いたのは中学生の時でした。
中学生ながらに人間関係やなんやかんやで悩みはあり、この曲を聴いては
「良い曲だな~」と思ってきましたが、年々歌詞がズシリと重く染みこみます。
カラオケで歌う時はこぶしを効かせそうになります。
これからも思い立ったがPleasureと言わんばかりに
聴き返しては「胸張って好きに生きるぞ~!」と自分を鼓舞したいところです。
いいなと思ったら応援しよう!
